カラー版 幽霊画談 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004303428

作品紹介・あらすじ

人は死後、成仏できないと幽霊となってこの世に姿を現し、現世の人々にさまざまな崇りをもたらす。崇徳院の怨霊や牡丹灯篭などの古典的な幽霊、現代の小学校に出没する幽霊、西洋やアジア地域の幽霊や動植物の精霊など古今東西の幽霊を、精緻なタッチと華麗な色彩で想像力豊かに表現し、現代人の心に訴える。大好評の画談シリーズ第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • 水木しげるの画集を、全ページカラーの新書で味わう贅沢!
    水木しげるさんの幽霊本です。水木さんの妖怪の画は、現在放映中の「ゲゲゲの鬼太郎」に子どもが夢中になっていることもあり、見る機会が多いのですが、幽霊というのが珍しい。

    見開き2ページに1幽霊(?なんと数えるのか?)。精密に書き込まれた水木さんの絵と幽霊に関する短かい文章が、なんとも味わいぶかい。

    幽霊の説明になっている絵もあれば、「なぜこの幽霊でこの画!?」と首をひねりながらも、見入ってしまう絵もあり、水木さんの見ている豊かな世界を覗いているような気分になります。水木さんの場合、”想像力が豊か”というよりも、こんな光景とともに生きてきたんだろう、、、と朝ドラ「ゲゲゲの女房」の1シーンを思い出しました。
    ちなみに、この本の前に、もちろん妖怪ばかり集めた「妖怪画談」が2冊あるそうです。

    ブログも更新中
    https://hana-87.jp/2018/09/03/書評「幽霊画談」/

  • ゆうれい は いる
    と かんがえるほうが
    じんせいは
    ゆたかに なる
    と おもいます

  • 2017/07/28

  • (2016.03.16読了)(2016.03.13借入)
    「妖怪画談」「続妖怪画談」を読んだので、ついでにこの本にも手を出しました。
    幽霊や霊と言われるものたちが絵になっています。説明と絵がいま一つかみ合わないように思えるのもありますが、想像力には、敬意を表したいと思います。
    「誰もが知っている幽霊たち」には、菅原道真の怨霊、平家一族の怨霊、崇徳院、卒塔婆小町、等が登場します。

    【目次】
    Ⅰ 誰もが知っている幽霊たち
    Ⅱ むかしむかしの幽霊
    Ⅲ いま出没する幽霊
    Ⅳ ひとだまたち
    Ⅴ 精霊といわれるもの
    Ⅵ 動物の霊たち
    Ⅶ 外国の不思議な幽霊
    霊を視る楽しみ
    参考文献
    登場幽霊一覧

    ●夢霊(43頁)
    寝ている間に魂が脱け出して散歩していた

    ☆関連図書(既読)
    「妖怪画談」水木しげる著、岩波新書、1992.07.20
    「続妖怪画談」水木しげる著、岩波新書、1993.06.21
    「総員玉砕せよ!」水木しげる著、講談社文庫、1995.06.15
    「カランコロン漂泊記」水木しげる著、小学館、2010.04.11
    「ゲゲゲの女房」武良布枝著、実業之日本社、2008.03.11
    「日本人と異界」小松和彦著、NHK人間大学、1993.10.01
    「百鬼夜行絵巻の謎」小松和彦著、集英社新書、2008.12.21
    (2016年3月17日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    人は死後、成仏できないと幽霊となってこの世に姿を現し、現世の人々にさまざまな崇りをもたらす。崇徳院の怨霊や牡丹灯篭などの古典的な幽霊、現代の小学校に出没する幽霊、西洋やアジア地域の幽霊や動植物の精霊など古今東西の幽霊を、精緻なタッチと華麗な色彩で想像力豊かに表現し、現代人の心に訴える。大好評の画談シリーズ第三弾。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    人は死後,成仏できないと幽霊となってこの世に姿を現す.この世への恨みが,生きている人への祟りとなる.幽霊は,洋の東西を問わず現世の人々を悩ませたらしい.多くの文学作品や絵画作品に描かれてきた古今の幽霊を,想像力を駆使し,精緻なタッチと豊かな色彩のなかに描く.大好評の「妖怪画談(正・続)」に続く画談シリーズ第三弾!

    【キーワード】
    新書・幽霊・水木しげる・イラスト・絵


    ++1

  • 怖いはずの幽霊が水木しげるのイラストで全く怖くなくなってしまった・・。

    文章が少なめでフルカラーのイラストだからサクッと読めた。

    アフリカやニューギニアにも幽霊が出るって初めて知ったよ・・

  • 古本で購入。

    「妖怪も神々も精霊も幽霊も、みな同じ霊」
    という水木サンの自論から生まれたというこの本。
    菅原道真の怨霊から人魂、トイレの花子さんにポルターガイストまで、古今東西の霊画が楽しめる1冊になってます。

    何と言っても水木しげるの描く闇がいい。
    中退とは言え美術学校で学んだ水木サン。彼の絵のうまさを堪能できるのも画談シリーズのよさなんだけど、この闇・暗がりの深さ。いいね。

    タマセという、千葉県印旛郡に出る人魂の絵がある。
    青い尾を引く黄色い光球の姿をしたタマセが暗闇の中、畳の上に浮かんでいる。その幽けき光が淡く畳を照らす様が何ともいい。

    各章扉の、筆タッチで描かれた付喪神のような妖怪の絵も、愛嬌たっぷりでまた楽しい。
    漫画調・劇画調・絵画調、色んな水木しげるが味わえる本。シリーズでオススメ。

  • 「妖精画談」は、かわいさがないのでいまいちだと思いましたが、
    「幽霊画談」は、水木しげるの不思議さと、怖さがにじみ出ていて面白い。

    日本の幽霊、妖怪を中心に水木しげるの絵で説明がある。
    一部ヨーロッパの幽霊も登場する。
    「妖精画談」とはちがって、こちらは奇怪なものなので、水木しげるの絵にぴったり。

  • 資料ID:C0017607
    配架場所:本館2F文庫・新書書架2

  • 幽霊だけでなく精霊や妖怪も少し紹介された本です。

    全ての幽霊達にカラー挿絵付きでかなりお得感満載です。
    こぅいった幽霊の紹介なんかには絵がある方がやっぱり面白いし、
    読んでても飽きません。

    ご当地の幽霊も結構載っているので
    自分の知っている幽霊も居てるカモしれませんよ。

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著者プロフィール

本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。
2015年11月30日、逝去。享年93。

「2018年 『ゲゲゲの鬼太郎(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

水木しげるの作品

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