摩擦の世界 (岩波新書 新赤版 362)

著者 : 角田和雄

• 岩波書店 (1994年11月21日発売)

感想・レビュー・書評

[tezoookaさんの感想 · 2011年5月6日]

普段、何げなく使っている「摩擦」という概念は、工業製品やモノづくりに関しての、極めてプリミティブなテーマだということを再認識させられる。特にベアリングの話題は面白い。この部品は、リング状のものしかイメージできなかったが、それ以外にもいろいろあるらしいし、このベアリングという呼称が、bear = 耐える・我慢する という意味に由来することにびっくり。重い軸と摩擦に耐えるパーツということだ。