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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004303725
みんなの感想まとめ
演劇の歴史とその背後にある思想を深く掘り下げた本書は、1960年代の小劇場運動から90年代までの日本の現代演劇の流れを概観します。特に、安保闘争や学生紛争といった激動の時代における演劇人たちの情熱や、...
感想・レビュー・書評
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児玉先生の授業で。
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この本では1960年代に始まった小劇場運動からバブル経済を経た90年代の演劇までその歴史の流れを概観することができます。
特に思想の吹き荒れた安保闘争、学生紛争時代における演劇界には強い関心があったのでこのことについて詳しく知ることができたのは非常にありがたいものがありました。
そしてこの本を読んでいてとにかく感じたのは演劇人たちの熱気です。しかも並大抵の熱気ではなく、それこそ「すべてを賭けて戦う」という恐るべき本気さ・・・
時代の空気感と演劇の関係を重ねながら学べる本書は非常に興味深い作品でした。 -
扇田昭彦(1940年生まれ)
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安保闘争の熱を受けた60年代から、バブル崩壊後の90年代までの様々な劇団や劇作家、演出家の特徴や観客との関係、思想などを描く。60年代の「第一世代」に対しては思い入れが強く主観的で詳細、その後の世代については若干客観的に描写されている印象。
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日本の現代演劇の流れを知るのにうってつけです
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60年代の小劇場運動(状況劇場、早稲田小劇場、自由劇場、現代人劇場、転形劇場、天井桟敷 etc.)を中心に扱いつつ、70年代のつかこうへいや、80年代の野田秀樹まで、日本の現代演劇の主な成果を綴る。やはり60年代の、社会に於ける革命的状況と並行して演劇という表現空間に於いても革命を突き詰めようとする重苦しい情熱には、興奮を覚える。現代を生きる僕はそこに人間の在り方として何か真実めいたものを見出してしまう(しかし演劇の流れも、革命への熱情→敗北の屈折→屈託無き個体主義or差異の戯れ、と続くようだ)。嗚呼僕は演劇というものに何も触れていない。早くこの表現に触れなくてはと気が逸ってくる。
「つまり、肯定して未来を謳歌できない感情のほうからしか芝居は組立てない」(鈴木忠志)
「我々は、自分たちが否応なく位置づけられてしまうブルジョワジーの劇場、近代演劇(新劇)の秩序を承認することができず、そこではもう何ひとつできやしないと感じ、自分たちを決定的にひき剥がしてしまいたいと思う。・・・われわれは演劇とそれを構成する諸関係を変革するために、石化した運動をよみがえらせ、これに新しい意味と方法を与えざるをえなくなった」
「今の日本は機嫌のいい芸能の文化ばかりが栄える芸術の壊滅状態にある。この文化の中で生きていて本当におもしろいか。僕はおもしろくない」(太田省吾) -
2010/1/5図書館で借りる
2010/1/10返却
この本は1960年代から90年代まで、三十数年間にわたる日本の現代演劇の軌跡を「小劇場演劇」を中心にして、コンパクトな同時代得劇史としてまとめたものである。
寺山修司門下から出発した劇作家・岸田理生も「女性の演劇」を語るうえで欠かすことができない。如月小春や渡辺えり子と違い、はじめから「女性」の視点に重心をおいて劇作活動をつづけている書き手である。 -
これ探してた。辞書的に使える。何かと唐十郎に言及してるのが、ちょっと嬉しい。
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