戦後を読む 50冊のフィクション (岩波新書)

  • 岩波書店 (1995年6月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784004303930

みんなの感想まとめ

戦後の影響とその複雑な社会構造をフィクションを通じて探求する一冊で、戦争の影響を受けた人々の生き様や社会問題を取り上げています。徴兵忌避者や戦犯、女性たちの視点を通じて、戦後の責任や変化する社会の課題...

感想・レビュー・書評

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  • #894「戦後を読む―50冊のフィクション」
     「現代を読む―100冊のノンフィクション」の姉妹篇と云ふべき一冊。取り上げる本の数を半分にして、一冊当たりの解説が長くなつてゐます。「週刊金曜日」での連載が中心。
     フィクションといふ事で、「どうせ作り事だ」などと侮つては不可ません。小説と云ふ形式にする事で、より問題点が鮮明になり読者にも考へる余地が与へられる可能性も高まると思ひます。
     松本清張も梶山季之も、ノンフィクションだけ書いてゐたら、その作品はあれほど耳目を集めなかつたに相違ないでせう。
     などと云ひながら、50冊のうちわたくしが読んだものは11冊だけですが。

  • ノンフィクションの100冊に対し、フィクションの50冊。どっちかっていうとフィクション中心に読む身としては、寧ろこっちの方が期待は大。目次を見てみたところ、実際に読んだことがあったのはほんの数冊。そういう意味で、新しい発見もありそうな予感。結果的に、10冊まではいかんかったけど、是非読んでみたいと思えるものがありました。力の入れようのせいか、前の方に気になる作品が比較的集まっていた印象。自分の好みの問題かもしらんけど。こうして、どんどん読みたい本が増えていくのです…(嬉しい悲鳴)。

  • 辛口評論家の佐高氏が推薦する書籍だ。一番目に円地文子氏の『食卓のない家』だった。映画も観たが、連合赤軍の父親の生き様に感動した事を思い出した。当時は若かったが、彼よりも歳をとったが父親のように毅然とできるか?残念ながらできそうにない。

  • 私は,佐高 信という人は,筆禍を飯の種にしているケンカ屋,あるいは,変にアジ的で上品ならざる表題の本を沢山出している人という個人的印象があって好んではいないのだが,本書で紹介されている様々なフィクション小説は,私の読書傾向とは全然違い,普段なら全く手に取らないだろう作品ばかりで,しかしどれも面白そうに書かれているので最後まで興味深く読めた.

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著者プロフィール

1945年山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、郷里の高校教師、経済誌の編集長を経て、評論家となる。憲法行脚の会呼びかけ人。
近著に『新しい世界観を求めて』[寺島実郎との共著]『小沢一郎の功罪』(以上、毎日新聞社}、『平民宰相原敬伝説』(角川学芸出版)、『佐高信の俳論風発』(七つ森書館)ほか多数。

「2010年 『竹中平蔵こそ証人喚問を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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