フランス家族事情: 男と女と子どもの風景 (岩波新書 新赤版 404)

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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004304043

感想・レビュー・書評

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  • やっぱりフランスは家族形態も色々あるんですね。日本も見習わないとますます人口減少になるような苦笑

  • 今のフランスの家族事情の背景にあるのは、女性の社会進出。子育てが女性だけのものではないということもあるが、潔く別れ、愛情のない生活は送る必要がないという大胆かつ当たり前でもある思考の賜物が、現実のフランス社会を形作る。生き方の自由さもあるが、結婚の意味はなんなんだろう。考えさせられる。

  • (1995.09.12読了)(1995.09.01購入)
    男と女と子どもの風景
    (「BOOK」データベースより)amazon
    男が、女が、自由を手にしたとき、「家族」が揺らぎ始めた。結婚制度を振り切り、恋愛も子づくりも思いどおりになると信じた男女がはまった、深い罠。非婚カップル、シングル・マザー、再婚・再再婚家族、人工授精にすがる女性。試行錯誤する人々の姿を、医師など専門家の分析を織り込んで描く。

    ☆関連図書(既読)
    「フランスの異邦人」林瑞枝著、中公新書、1984.01.25

  • フランスを題材にしているが、現代社会の家族問題をいくつも取り上げている。
    非婚、独身の母親、人工受精、複合家族など。

    フランスに特徴的な事項もあるかもしれないが、
    世界中に広がっているようにも見受けられる。

    日本の家族問題を考えるきっかけにもなる。

    家族に対する異なる価値観を持った人達の集まりとしての社会を考える必要があることが分かった。

  • [ 内容 ]
    男が、女が、自由を手にしたとき、「家族」が揺らぎ始めた。
    結婚制度を振り切り、恋愛も子づくりも思いどおりになると信じた男女がはまった、深い罠。
    非婚カップル、シングル・マザー、再婚・再再婚家族、人工授精にすがる女性。
    試行錯誤する人々の姿を、医師など専門家の分析を織り込んで描く。

    [ 目次 ]
    第1章 非婚の時代
    第2章 誰だってシングル
    第3章 シングル・マザーは泣かない
    第4章 パパ、SOS!
    第5章 人工生殖の問いかけるもの
    第6章 複合家族

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 非婚/事実婚カップル・シングルマザー・人工生殖・複合家族など様々な観点から現代フランスの家族事情をとらえた一冊。

    一時期深刻な少子化に直面してたフランスも出生率1.9に回復して政府の少子化が効果的だったと言われている。

    でも今のフランス社会の家族事情は、日本とはかなりかけ離れているものだと感じた。

    それは善悪の問題でも、どちらかが進んでいるからという問題でもない。
    ただ、フランスの現状は我々が社会で生きていく上でそういった選択を繰り返してきた結果であると考える。

    ありきたりだけど、女性の地位が向上し社会進出をした。
    女性は結婚・出産・育児に最適な時期を自分の力で選べるようになった。
    この本を読んで、今女性が求めているのは「夫」ではなく「パートナー」ではないかと印象を受けた。

    原始的に考えると、男女関係や出産というのは自然の理であるのにそれを「結婚」という社会制度の枠にはめたことから始まったのかもしれない。個人の人権を尊重する現代において、その枠では収まりきれないものが次々と現れ、少子化や離婚率の増加につながったのではないか。

    本書で言ってた「(発達のスピードに)社会のモラルがついていけない」という見解に非常に納得がいく。特に人工生殖の分野において、社会と科学の差が広がりすぎていて様々な混乱を引き起こす。
    だからと言って、科学の進歩が待ってくれる訳でもない。
    このまま社会は変化を拒むべきなのか、それとも適応していくべきなのか。

    フランスは後者の方を選んだと思います。

    ちなみに私の見解では、日本は前者で、目先の問題をだけ見て所謂応急処置のみを取ろうとしている。
    子供手当が支給されるからって少子化改善につながるわけがない。
    社会全体でこの問題に向き合っていかないと、複雑な社会問題なんて解決できるわけがない。

  • 日本でも近年話題になっている結婚届をださない事実婚カップルや人工生殖が主題となっているもの。

  • 発行からすでに10年以上たっているので、情報は若干古いのですが、にもかかわらず日本人の私にはフランスの状況はとても新鮮だった。
    この本を、友達の結婚式の前後に読んだのだが、その結婚は日本的に見ればもっとも理想的で、完璧だったにもかかわらず、
    私には居心地が悪く、大きな違和感を感じていた。
    それは、その友達自身とはまったく別問題であり、日本の形式に違和感を感じていた為だが、
    フランスの実態は理にかなっていて、私だけではないんだ!と安心することができた。

    途中、不妊治療の内容が厚くなっており、本の趣旨がブレている気がしたので、星は5つでなく4つ。

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著者プロフィール

フリージャーナリスト、エッセイスト、指圧施療師。1960年千葉県生まれ。上智大学外国語学部卒。フランス在住35年あまり。著書に『フランス家族事情』(岩波書店)『パリ二十区の素顔』『踊りませんか』(集英社新書)『フランス父親事情』(築地書館)『生きることの先に何かがある』(さくら舎)など。雑誌、新聞、ラジオでフランスの「いま」を伝えるかたわら、40代に指圧と出会い、パリで指圧および東洋医学の免状を取得。パリ郊外で施療を続けている。

「2020年 『〈話す・聴く〉から始まるセルフケア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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