無限のなかの数学 (岩波新書 新赤版 405)

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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004304050

作品紹介・あらすじ

数学は無限を考えることによって、つぎつぎに新しい領域を切りひらいてきた。三角関数を無限級数であらわすことによるπの値の算出、オイラーの公式、フーリエ級数、ルベーグ積分などがその成果である。現実世界に姿を見せない無限にどのように接近し、思考の世界へもちだし、展開してきたか。数学的思考のおもしろさあふれる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代

    無限にはいまだに囚われてる。

  • 無限級数から無限に近付く。三角関数を無限級数で表してπに近づく。半径1の円の面積がπ。円周の半分がπ。二つの方向からπに近づく。実数は無限に近付くことで存在する。

  • 3章までは、素晴らしかった。証明が丁寧で、無限の深遠が楽しめた。4章の集合論、位相空間は駆け足感が否めず、残念。しかし、数学が無限とどう向き合ってきたか、十二分に味わった。誤植が何箇所かあった。

  • 数学の読み物でよくでてくる円周率やオイラーの式の話にとどまらず,カントールやルベークについても語られ,さらに20世紀の数学にまで「無限」の観点から話が進められる.一般向けのわかりやすい書物なので,ここでイメージを身につけて専門書にあたるのも良さそうだ.

  • 高校のとき読みたかった本だ。

  • マンションで読む。再読です。ただし、何の記憶もない。多分、読んだつもりだったのでしょう。

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著者プロフィール

1930年,新潟市生まれ。東京大学大学院数学系修士課程修了。東京工業大学名誉教授。著書に『無限のなかの数学』,『数の大航海』,『現代数学への招待』,『数学30講シリーズ』(全10巻),『数学が生まれる物語』(全6巻),『大人のための数学』(全7巻)など多数。

「2022年 『数学史入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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