二度目の大往生 (岩波新書 新赤版 410)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004304104

感想・レビュー・書評

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  • 大往生を読んだ。

    人間の死亡率は100%です。
    うん。そうだ。


    私も病院で生まれたのではなく、畳の上で生まれた。死に方もスパゲッティに絡まれず、家族友人に囲まれて畳で死にたい。

  • 『大往生』(岩波新書)の続編。前巻と同様に本書でも、「無名人名語録」から生命、病気、死についての言葉を集めています。そのほか、『大往生』のヒットを著者自身が振り返る架空の対談や、御巣鷹山のジャンボ機事故から10年目におこなわれた追悼の集いで著者がおこなった講演などが収められています。

    「続編」にはありがちなことですが、第一作に比べると、少し密度が薄いかな、という印象です。

  • H28年7月11日永六輔永眠。3度目の大往生!

  • 永六輔氏の朗読の条件は棒読みだとの事。

    うまい朗読は読者の想像力を妨げるからとのこと。

    なるほど。

    一人一人の声は,皆違うのだから,
    棒読みこそが,民主的なのかもしれない。

    永六輔氏のこだわりの一端を垣間みたようだ。

    大往生を退屈だと思った人は,本書も退屈だろう。

  • 「生・老・病・死」をテーマにした永さんのショーを活字にしたもの。
    洞察が流石やなあと思いつつ、全体が思ったより重かった。
    まあタイトルからして、なんだけど。

  • [ 内容 ]
    「人間は病気で死ぬんじゃない。
    寿命で死ぬんだよ」「がんばってくたびれちゃいけません。
    くたびれないようにがんばらなきゃ」―生きる知恵に満ちた庶民の言葉の数々、そして、「一人対談」や講演ドキュメントで構成する紙上バラエティ。
    思わず笑い、やがてしんみり考えさせられる。
    『大往生』二百万読者におくる待望の第二弾。

    [ 目次 ]
    1 生命―「くたびれないようにがんばらなきゃ」
    2 病気―「人間は寿命で死ぬんだよ」
    3 死―「散る桜残る桜も散る桜」
    4宗教 ―「ありがたいことはみんないただこう」

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著者プロフィール

1933年、東京都に生まれる。早稲田大学文学部中退。中学生の頃からNHKラジオに脚本の投稿を始め、大学在学中から放送の世界にかかわる。以降、テレビやラジオ番組の放送作家、作詞家、語り手、歌手などの幅広い方面で活躍中。TBSラジオ「誰かとどこかで」「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」は共に長寿番組として知られる。作詞家として世に送りだした曲には、「上を向いて歩こう」「黒い花びら」「こんにちは赤ちゃん」などの昭和を代表する名曲が多い。著書にはミリオンセラーの『大往生』(岩波新書)をはじめ、『生き方、六輔の。』(飛鳥新社)、『職人』『芸人』『伝言』(以上、岩波新書)、『あの世の妻へのラブレター』(中公文庫)などがある。

「2012年 『上を向いて歩こう 年をとると面白い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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