中央アジア歴史群像 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004304197

作品紹介・あらすじ

「神の作った世界のなかで最も美しい国」と呼ばれ古代ソグド人の時代から現代まで、二千数百年にわたって幾多の民族や文明が栄え、様々な文化や宗教が交錯してきた中央アジア。この地を舞台に戦ったアレクサンドロス、チンギス・ハン、チムールら征服者とその抵抗者たち、さらにはイブン・シーナら学者、詩人たちの生涯を生きいきと描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 20年ほど前に父親が買ったと思われる本。数日前に読み始め、本日読了。あとがきの一言、「本書は中央アジアのロシア語に対するレクイエムと言えるかもしれない」が印象的。そして、偶然にも本日付の日経新聞に著者がウズベクで亡くなられたとの記事がでていた。謹んでお悔やみ申し上げます。
    (Quote)
     シルクロードの研究などに尽力した国立民族学博物館名誉教授の加藤九祚(かとう・きゅうぞう)氏が、仏教遺跡の発掘調査のため訪れていたウズベキスタン南部テルメズの病院で現地時間11日午後、死去した。94歳だった。
     名誉会長を務めるNPO法人ユーラシアンクラブ(東京)によると、テルメズには研究のため長年通っており、数日前に現地で倒れ、入院中だったという。
     出征し中国東北部で終戦を迎え、シベリアに抑留された。帰国後に平凡社の勤務などを経て、1975年に民博教授。著書にアイヌ民族の研究者として知られるニコライ・ネフスキーの生涯を書いた「天の蛇」や「ユーラシア文明の旅」など。
    (Unquote)

  • <a href="http://www.bk1.co.jp/product/01222464"><B>中央アジア歴史群像</B></a><br>(岩波新書 新赤版419)<br><br> 1995.11<br><br><br>アレクサンドロス大王に抵抗したソグド人 スピタメネス<br>ペルシア詩人の父と言われるルダキー<br>医学者としても有名なイブン・シーナ<br>モンゴル軍に抵抗したオトラル城主 イナルチク<br>中央アジアの覇者 チムール<br>ムガール帝国の創始者 バーブル<br>ウズベク文学の祖 アリシェール・ナウイー<br>トルクメニスタンの民衆詩人 マハトゥム・クリ<br><br>中央アジアの歴史に大いなる足跡を残した人々の物語。<br>付録として「中央アジア住民のことわざ・格言」も収録されている。<br> でも入手難しそう…{04.12.7}

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著者プロフィール

加藤九祚(かとう・きゅうぞう)
1922年、韓国慶尚北道生まれ。人類学者。創価大学、国立民族学博物館名誉教授。山口県宇部市立上宇部小学校、私立長門工業学校を卒業後、宇部鉄工所工員や小学校代用教員をつとめ、高等学校入学者検定試験を経て、1943年に上智大学予科を仮卒業。翌年入隊、派遣先の旧満州東南部の敦化で敗戦を迎え、ソ連軍の捕虜となる。抑留中は東部シベリアの収容所を転々とし、1950年、引揚船で帰国。1953年、上智大学文学部ドイツ文学科を卒業、平凡社に入社。その後、上智大学の非常勤講師などを経て、1975年から86年まで国立民族学博物館教授。1998年以降、ウズベキスタン科学アカデミー考古学研究所と共同で、テルメズ郊外でクシャン時代の仏教遺跡の発掘を開始、2002年秋には出土品を日本で展示した。2016年、ウズベキスタンで発掘調査中に倒れ、搬送されたテルメズの病院で逝去。
著書に『天の蛇――ニコライ・ネフスキーの生涯』 (河出書房新社)、『シルクロードの古代都市 アムダリヤ遺跡の旅』(岩波新書)、2001年より年に一度刊行した『アイハヌム――加藤九祚一人雑誌』ほかがある。

「2018年 『シベリアの歴史 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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