能力主義と企業社会 (岩波新書)

著者 : 熊沢誠
  • 岩波書店 (1997年2月20日発売)
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  • 10レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004304869

能力主義と企業社会 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • フォトリーディング&高速リーディング。
    20年前の本。年功序列への批判。実はこれがバブル崩壊後の企業負担を軽くするための提唱であったことは、時間をおいて想像できる話。当時読めば数字や行く末の不安から、仕事もせずに高級を受け取っている年長者を攻撃するように動かされていたかも。

    新書の古本を読む危うさは、時代の流れから離れてしまうことにあるが、離れているからこそ感じることもあるのだなと思わされた。

  • 大きな組織になればなるほど、いろいろな能力を持った人の強力が必要になる。
    能力主義といっても、「何の能力」を持った人が必要かを見誤ると、組織が弱体化していく。
    年功序列に対する能力主義の意味がわかったとして、何の能力見ていくのかが課題かもしれない。
    個々の組織によって違うので、一般論に正解はないのかもしれない。

  • [ 内容 ]
    「能力主義管理」が声高に叫ばれ、また、リストラや賃金体系の変更、雇用の複線化など、新たな動きが活発化している。
    この状況をどう考えるべきなのか。
    現場に精通する労働問題研究の第一人者が、「日本的能力主義」の論理と実態、そして問題点を鋭く抉り出し、企業の動向や労働と職場の実情を検討しながら、あるべき労使関係を提言する。

    [ 目次 ]
    序章 能力と賃金(本書のテーマ 能力評価と賃金システムのヴァラエティ)
    1章 日本企業の能力主義管理(能力主義管理の第一期 能力主義管理の第二期 ほか)
    2章 職場と労働はどう変わるか(個人間にひろがる賃金格差 高まる仕事量のハードル ほか)
    3章 能力主義管理をどうみるか(労働者意識の諸相 受容の背景 ほか)
    4章 能力主義管理とのつきあいかた(ゆとり・なかま・決定権 企業の枠を超える連帯 ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 1997年に書かれた著書。この当時にすでに終身雇用の問題点が指摘されていることを初めて知る。
    会社の命令が絶対となることから、50歳を超えてからの転勤や早期退職の勧告などが印象に残っている。
    そのため、個の自己発展の必要性が、若い世代から芽生えてきたとのこと。
    当時は変化が始まり始めた時。変化に伴うしわ寄せが、労働者に来たことは事実として書かれている。

    印象に残った一説。
    「これからは日本の労働者も終身雇用に安住することはできない、その幻想を持たず、社外でも通用する人間としての技能の獲得に努めなければならない―私は個人的なアドヴァイスとして、そう勧めることに異議を唱えるものではない。また、これからは、‘会社人間’ではない、個性豊かに自らの価値観を大切にする‘二十一世紀型サラリーマン’たれという主張にも賛成である。しかしながら、このような〈価値意識としての個人主義〉は〈生活を守る手段としての個人主義〉によって多くの労働者のものになるだろうか?」最後の問いに自分はまだ解を出せない。

  • 授業で

  • うんうん、古いよこの本。

  • 卒論用の本、これで何冊目だろうか…;;文章は読みやすい感じですが、あんまり表とかは少なかったです。取りあえず、現状(1997年)を説明して、これからはどういう風にしていかなければと言うのの説明が大半です。どちらかと言えば、大手企業がメインでしょうか、中小企業はこの時に注目されてないはずはないのに…。後は何か、女性と言う括りで話をしている箇所が見られましたね。女性労働がメインの方なのかと思うけど、やっぱりその本も書いてらしたし…。難しくはないけど、簡単でも無いって感じです。

  • 1997年出版
    むしろ能力主義が強かった60〜70年代の日本:アメリカに比べて「人」を評価する職務+職能システム
    80年代に急激に過剰労働時間化

    歴史を追うには『日本の雇用』よりも面白い。

  • 安易な能力主義導入に警鐘を。

  • 「日本型能力主義」の論理と実態と問題点。

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