日本社会の歴史〈上〉 (岩波新書)

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  • / ISBN・EAN: 9784004305002

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  • (2003.08.26読了)(1999.05.15購入)
    <日本列島の形成から9世紀までの通史>
    1万年前 漁撈の開始
    8千年前 瀬戸内海の形成、日本列島の完成
    紀元前3世紀まで 縄文時代
    239年 卑弥呼、魏の皇帝より「親魏倭王」の称号を授けられる
    247年 狗奴国の反乱
    367年 百済、倭に使いを送る
    402年 新羅、倭と通交
    5世紀末 大王「ワカタケル」
    587年 蘇我馬子と物部守屋武力衝突
    603年 冠位12階制定
    604年 憲法17条
    646年 大化の改新
    672年 壬申の乱
    701年 大宝律令
    712年 「古事記」完成
    718年 養老律令
    743年 墾田永年私財法
    752年 大仏完成、開眼供養
    797年 坂上田村麻呂、征夷大将軍に任命
    804年 遣唐使に最澄・空海ら随行
    816年 空海、高野山に道場(金剛峰寺)を創設

    通史なので、教科書と同じ程度のことしか書いてありません。残念ながら網野先生の独自性の発揮はあまり望めません。
    歴史の面白さを味わいたい人は、
    「日本の歴史をよみなおす」網野善彦著、ちくまプリマーブックス、1991年
    「続・日本の歴史をよみなおす」網野善彦著、ちくまプリマーブックス、1996年
    この2冊がお薦めです。

    各時代を個別に楽しみたい人には、
    古代
    「吉野ヶ里の秘密」古田武彦著、光文社、1989年
    聖徳太子の頃
    「神々の体系」上山春平著、中公新書、1972年
    「続・神々の体系」上山春平著、中公新書、1975年
    「聖徳太子」全7巻、池田理代子著、創隆社、1991-1994年
    大化の改新
    「天上の虹 持統天皇物語」19巻まで、里中満智子著、講談社、2003年
    9世紀はまだ読んでいないなあ!

    レビューというよりは、覚書になってしまいました。

    ☆関連図書(既読)
    「日本の歴史をよみなおす」網野善彦著、筑摩書房、1991.01.30
    「続・日本の歴史をよみなおす」網野善彦著、筑摩書房、1996.01.20
    「蒙古襲来(上)」網野善彦著、小学館ライブラリー、1992.06.20
    「蒙古襲来(下)」網野善彦著、小学館ライブラリー、1992.06.20
    「歴史を考えるヒント」網野善彦著、新潮選書、2001/01
    (「BOOK」データベースより)amazon
    現代の日本人・日本国は、いかなる経緯をへて形成されたのか―。周辺諸地域との海を通じた切り離しがたい関係のなかで、列島に展開した地域性豊かな社会と「国家」とのせめぎあいの歴史を、社会の側からとらえなおす。十数年にわたる学問的営為の結実した本格的通史。上巻は列島の形成から九世紀(平安時代初期)まで。

  • 日本人でも日本国でもなく、“日本社会“に関する通史。上巻は9世紀末、宇多天皇の治世まで。文化や技術、制度がどのよう変遷してきたかがよくわかる。

  • ☆☆☆☆
    この程度の深さで、日本の成り立ちから平安時代初期までを振り返れたこの一週間は貴重な時間だった。
    「日本」という国の成り立ち、大陸(中国)や半島(朝鮮)との関係やその力関係による緊張感に影響される日本のありようは、昔に学んだ学校での歴史とは違った種類の知識を与えてくれた。

    また、国の型ができ、その組織が作られ、複雑になっていく過程では、権力闘争が繰り返されていく。穏やかな時代の印象持っていた平城、平安時代においても、どの時代、どの国の歴史同様の血生臭い権力欲をみせられた。

    この本が優れているのは「日本社会」の歴史を描いているところで、歴史のメインストリームに主眼が置かれているわけではなく、読んでいると「社会」の動き、そのそれぞれの時代を暮らす人々の姿が想像できるところが良い。(これはゆっくりと時間をかけて読んだために得られたのかもしれない)

    でも、次に『日本社会の歴史』(中)・(下)を読むのはいつになるかはわからないなぁ。
    網野善彦氏は、この膨大な歴史のなかから、よく社会を見つめるための筋を提供してくれている。
    2017/04/22

  • 20170215読了。そちら地方の出身だが「浜北人」については知らなかった。「三カ日人」は知っていたが。その時代から平安京までが上巻。だーっと時が進む印象の本だが、歴史を前にすると自身の人生は無いに等しいと感じ、そこがトリガーとなって中・下巻へと読み進めたくなる。が、手元にはまだない。

  • 戦国

  • 2016.10.13 読了

  • 平易な文章だが内容が難しくて1回読んだだけでは頭に入ってこない。大好きな持統天皇のことについても少し書いてあった。天武は持統天皇(鸕野讚良)以外の女性との間に十数人の王子がいたこと。後継者は持統天皇との子草壁王子に決まっていたものの、天武は(持統天皇の姉との間にもうけた)大津王子を高くかっていたこと。持統天皇と草壁王子は天武の葬儀の最中に大津王子を自殺に追いやったこと。その翌年には草壁も亡くなっていること、など。 いや、もっと高尚な話がたくさんたくさん書いてあったのだが、知識を自分のものにできなかった。

  • これまでの一般向けの歴史の記述は政治や権力機構が中心になっていたが、この著書の視点はこれまであまり目配りされなかった周辺地域や庶民、非差別民にも及んでいる。従来歴史という物は政治の道具であった。政治というのは日の当たる部分である。しかしその背後には必ず陰の部分がある。そして中心機構としての政権はもれなく周縁の力を利用してきた。この事はオフィシャルな歴史には登録されない。また一方でそういった周縁の種々雑多な物というのはわかりやすい歴史の構図には向かないものでもある。それにもかかわらずこれまでに記録の端々に姿をちらちら表してきた不思議なものをつなぎ合わせると何かしら新しく面白い像が浮かんでくるのではないだろうか。そしてその存在を知ったとき「今」の世の中のしくみへの理解が一段と深い物になるような気がする。

  • 上巻は、古代から平安中期まで駆け足で一気に進む。やや読みにくい。稲作に従事する所謂百姓のみならず、海人、山人、職能民等の平民全般の役割に触れられている点が特徴。平民によって織物、製鉄、木器生産、製塩、漁撈等の多様な生業が行われており、分業化が進み、市庭での交易、海上ルートでの輸送等も盛んに行われていたようだ。

  • 出口さんお薦め

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