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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004305057
みんなの感想まとめ
詩人陶淵明を「虚構の詩人」という新しい視点から掘り下げることで、彼の作品や人生に対する理解が深まる一冊です。著者は、陶淵明の独創性や自伝的要素を明らかにしつつ、彼の作品がどのように現実を逆照射するのか...
感想・レビュー・書評
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陶淵明という詩人について虚構という視点から読み解いた本です。陶淵明はなんとなく好きな詩人であり、虚構ということについては大層興味があることでした。1997年の第1刷を購入していました。栞が第1章の後に挟まれている状態で積読に変わって何年が過ぎたのでしょうか。読み直し終えたところです
何故、購入当時、積読にまわったのか。虚構はこの詩人にとっては新しい視点でした。私はこの新しい視点でこの詩人を読み解くには、この詩人の理解が浅過ぎた。理解が浅いところで新しい視点で読もうと思うと、あまりに難しかった。と思うのです。
読み直した現在も、まだ、理解は浅いままでした。ただじっくりと付き合う余裕ができていました。じっくりと読み込むと、なかなかに面白い。
日本の遁世者を見ると、彼らにとっては実社会はおそらく、虚構、あるいは虚栄。しかし、そこを離れること自体も自分の人生にとっては一つの虚構なのではないか。そんな気分でいましたが、本書を読んで、虚構において自己を語るということを理解するための糸口を得たように思います。
それでも、やはり、陶淵明についての理解がまだ浅かったなあ。もっと、知識を持って読み直せば星はどんどん増えるでしょう。つまりは、読者のせいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
超俗の詩人や酒の詩人として知られる陶淵明を「虚構の詩人」という観点から読み解く。伝統や先例を踏まえつつ、陶淵明の作品のどこが独創なのかを示すとともに、自伝的作品として読まれてきた作品の虚構性を明らかにすることにより、逆に詩人の人生の現実を逆照射する。肉体と影と精神の対話、山海経を扱った詩、フェチ的な閑情の賦など深掘りしてみたい。
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おまけを一つ。これも刺激的な書です。
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隠者になりとうござる
一海知義の作品
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