日本の美林 (岩波新書 新赤版 516)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004305163

作品紹介・あらすじ

森が荒廃している。「資源」と「環境」の二極間で揺れる価値観の振り子にゆさぶられた結果である。では、国土の70%をしめる森を「生きた森」に再生するための方策はあるのか。現在の森に実例はあるか。北海道・富良野から沖縄・ヤンバルまで全国24カ所の森を訪ね、資源・環境の二条件を満たす「美林」への営みを追求する。

感想・レビュー・書評

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  • 1997年刊。著者は雑誌「グリーン・パワー」編集長。


     日本全国の美林(勿論、木曽の檜、秋田の杉、青森の檜葉の三大美林に限らない)を網羅的に。
     正直、写真があった方がよりよく楽しめるようだが、新書でこれほど細かく解説しているのも多くはないだろう。
     この書で感得できそうな点は、江戸後期(1750年代以降)の幕藩制度下での林政・森林再生に学ぶべき点が多いこと。これを現代科学で裏付けられれば、政策的抽象化が可能になるかも。また、生態系維持に資するべくコンクリートで固めない林道、小規模なゴンドラの活用も。

  • 森が荒廃している.〈資源〉と〈環境〉の2極間で揺れる価値観の振り子に揺さぶられた結果である.では,国土の70%をしめる森を「生きた森」に再生するための方策はあるのか.現在の森に実例はあるのか.北海道・富良野から沖縄・ヤンバルまで全国24ヵ所の森を訪ね,資源・環境の2条件を満たす「美林」の像をさぐる.

  • 30年間にわたって森を訪ねてきた経験をもとに、24か所の森を紹介している。各地の森と人間との関わりに関する歴史が説明されているのが興味深かった。

  • これも古本屋さんでゲットもの。1997発行の書籍なので、それから考えても10年以上経過している。
    ここに掲載されている日本の美林をちょっと追ってみたいし、できるのなら訪れてみたいなぁーと思う。

    でもどこも、ちぃーと遠いのだ。

  • 2冊

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