地球温暖化を防ぐ: 20世紀型経済システムの転換 (岩波新書 新赤版 529)
- 岩波書店 (1997年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004305293
感想・レビュー・書評
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学生時代
この頃の方が環境問題への意識は高かったかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
約15年前の本なので内容として古い部分はあるものの,炭素税など地球温暖化への経済学的なアプローチについてはわかりやすく説明してあり,とても参考になった.
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https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00104745 -
[ 内容 ]
地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出は二十世紀型工業文明と表裏一体の関係にある。
その排出削減のためには、二十世紀型工業文明を見直すと同時に、炭素税、排出権取り引き等の措置を適宜活用しなければならない。
これらの措置の有効性と経済影響を吟味し、今後の温暖化対策の方向を提示するとともに、二十一世紀型文明の輪郭を描く。
[ 目次 ]
第1章 地球温暖化問題とは何か(地球温暖化のメカニズム;なぜいま地球温暖化問題なのか;環境と文化;問い直される二十世紀型工業文明)
第2章 エネルギー需給と地球温暖化(経済成長とエネルギー消費の増大;新エネルギーと原子力)
第3章 温暖化防止対策を考える(温暖化対策にまつわる利害;炭素税の有効性と経済影響;早期の対策か対策の先送りか;排出権取り引きと共同実施)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
京都議定書ができた1997年の本ですが、当時からこういう考え方を書いていたのかと思うとスゴイとしか言いようがない。二酸化炭素排出削減策を採用することが必ずしも経済的にマイナスになるとは言えない。そのことが明快に解説されていて目からウロコです。少し古い本だけど、ぜひ多くの人に読んでもらいたい一冊。
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地球温暖化に対する経済的観点からの詳細な分析は、非常に明快でわかりやすかったです。ただ、私自身の経済的知識のなさを痛感させられたので、経済的知識を身につけてからもう一度読み直してみたいと思います。オススメ。