書斎のナチュラリスト (岩波新書)

  • 岩波書店 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004305323

みんなの感想まとめ

多様なテーマを織り交ぜたエッセイ集で、著者が自身の経験や文学に対する思考を深く掘り下げています。特に、フランス文学や夏目漱石に関連するエピソードが印象的で、著者の知識と洞察が光ります。中には雑感や日常...

感想・レビュー・書評

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  • 1997年刊。岩波のPR誌『図書』に92年から97年に連載されたエッセイを収める。
    はっきり言って玉石混淆。雑記・雑感めいたものは石ころ。虫ものは中途半端。若い頃からあれこれ考えてきたことについてのエッセイが玉。
    外国語の文学(著者の場合はフランス文学)を生業にするとはどういうことなのか。辰野隆、小林秀雄、夏目漱石、そして自分の先生たちを引き合いに出して、いろいろ考える。この一篇だけでも読む価値あり。

  • ふむ

  • 短編のエッセイ集という形式がとられており、気張らずに日曜の昼下がりにでもつらつらと読むのに丁度良いのがこの『書斎のナチュラリスト』。これといったテーマは定められておらず、自然的な内容から社会的な話題まで幅広く書き綴られている。

    エッセイということで作者の見聞やお気持ちがツラツラと書かれているわけだが、そんな本、有名人でもなければ読む意義なんて特にないだろう、なんて思っていた。しかしそんなことはない。どこか自分に置き換えながらページをめくってしまうし、そんな自分が面白くも思えてくる。

    この本は小説ではないので起承転結の備わったストーリーが繰り広げられているかというとそんなことはないし、実用書・ビジネス書ではないので仕事に役立てられるかというとそんなこともない...... これらに比べたらある意味ムダなのかもしれないが、こういうムダを楽しむのもまた一興なのではないかと思う。

    所在:中央館2F : 文庫・新書コーナー
    OPAC : https://opac.lib.niigata-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA33203084?caller=xc-search

  • 1998年2月26日読了。

  • たまたま手に取った本で、著者も初めて聞くお名前でした。面白かったです。文章がとてもうまい。自然体。あまり、自然だの虫だの意識せずに多くの人に読んでいただければと思います。

  • この著者が羨ましくなった。
    奥本氏自身もいわゆる漱石に代表される「文人」への憧れを記しているが、それと相似な感覚を、私がこの著者に対して感じるのである。
    花や風といったこの人らしい自然科学的なテーマで始まるエッセイ集だが、中盤では社会派で重めの文章も現れる。そしてラストに吐露される漱石に対する礼賛と趣味人としての酔狂加減がなんとも愉快である。
    読了後には「草枕」を読み直したくなった。

  • この人の文章はおもしろいです。昆虫に関する著作が多数あるフランス文学者のエッセイ。

  • 2冊

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著者プロフィール

奥本 大三郎(おくもと だいさぶろう)
フランス文学者、随筆家。昭和19年(1944)大阪生。
東京大学文学部仏文学科卒、同大学院修了。
埼玉大学教授、大阪芸術大学教授などを歴任、埼玉大学名誉教授。
1991年より2010年まで日本昆虫協会会長。
現在NPO日本アンリ・ファーブル会理事長、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」館長。
著書に『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、
訳書に『完訳版 ファーブル昆虫記』(全10巻)など多数。

「2022年 『スリナム産昆虫変態図譜1726年版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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