生命と地球の歴史 (岩波新書 新赤版543)

  • 岩波書店 (1998年1月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (282ページ) / ISBN・EAN: 9784004305439

みんなの感想まとめ

地球と生命の壮大な歴史を、さまざまなテーマに分けて探求する内容は、読者に深い感動を与えます。46億年の地球の歩みをざっくりと知ることができる一方で、地学的な要素が強く、専門用語が多く登場するため、基礎...

感想・レビュー・書評

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  • 放送大学を受講している友人が、過去の講義で丸山茂徳先生の「地球史を読み解く」という講義が非常に良かったと、そのテキストを勧めてくれたのだが、放送大学のテキストというのはブックオフでも結構高かった(苦笑)。

    なので、まずは著者のこちらの本を読んで見ようと考え、図書館で予約し読んで見ることにした。

    1998年の発刊でちょっと古いが、地球誕生以来の45.5億年をテーマとして扱っているので、20年程度の古さは問題ないだろうと思ったが、本書の中でもX線CT技術の誕生で、地球内部構造の研究が劇的に進んだなどと書かれているので、きっと最近のテクノロジーの進展で、さらに解明されたことがかなりあるんだろうと想像する。

    もっとも、地質学の本など読むのが初めてで(専門用語や概念の知識もないため読むのに苦労した)、細かな部分の理解は時間をかけずにすっ飛ばしてしまった。多分著者の期待を裏切って、ざっくりとしか理解できていないだろう。

    それでも新たな分野へちょこっと足を突っ込めたのでよかった。第一印象を一言でいうと、「地球は生きている」・・だろうか。

    プレートテクトニクスを始め、地球内部で、こんなに活発な動きがあるんだということを改めて知り、それらが生命の誕生や進化に影響を及ぼしているんだということを今回知った。

    それにしても地質学というのは、何億年もの地球や生命誕生などの歴史やメカニズムを、地質の調査や分析、化石の発見など地味と思える作業で解明していく、なんと根気のいる分野なのかと思った。しかし、言ってみれば従事者の人生数十年が、何億年分かの解明につながることもあるわけですね。

    地球史が、冥王代、始生代、原生代、顕生代と大別され、顕生代がまた古生代、中生代、新生代と中分類されること、さらに古生代が「カンブリア紀」「オルドビス紀」~「ペルム紀」に、中生代が「三畳紀」「ジュラ紀」「白亜紀」に、新生代が「第四紀」「新第三紀」「古第三紀」などと小分類され、それぞれにおいて特徴的な出来事が起こっている事などの、地質学の基礎知識は、今後の興味を含まらせるのに役立った。

    特に、これらのいくつかの「紀」において、生命絶滅の危機というのが何度もあり、その都度、絶滅の危機に耐えて生き延びた種もあれば、滅んだ種もあり、また新たに出現した新たな生命体があったということは非常に興味深かった。

    しかし昨今では、人類が出現してから、それが要因で、数百に渡る生命種が絶滅してしまったということも述べられていた。

    絶滅の危機に瀕しても、なお環境に適応しようとする生命の力強さに感動する一方、自らも地球環境から生み出された存在である人類が、その地球環境を破壊したり、他の種を絶滅へと追い込んでいるとしたら、それは人類の傲慢と感じざるを得ない。

    幾つもの奇跡的な条件をクリアして、いま人類が存在できているのであり、長い長い地球における生命誕生の歴史からみれば、まだぽっと出の若造が、無節操をしてはいけないなと感じるのである。

  • ざっくりと46億年の地球と生命の歩みが知れる名著です。感動したぜ。ただ少し昔の本だから、最近になって解明された事もきっと多いんだろうね。
    どっちかというと地学的要素が強いと思います。
    注意点として、全体的にはかなりざっくりとしてくれているんだと思いますが、後半になると地学について何もわからん人にとっては何を言っているか分からなくなると思います。専門用語が説明もされずにドーンと出てきます。
    文系の人や地学を全く履修したことのない人は、基本的な地学は他の本で身につけてから読んだらもっと面白く読めるかな?

  • この書籍は、地球誕生から現在までの地球史です。

  • 地球科学と生命誌の関係が能く判り面白い。生命と地球が一体であると云うことは、人間と地球も一体なのだ。

  • 面白すぎます!

  • 読みにくい。

  • 固体地球の進化史という視点から
    地球生命の進化史をとらえなおし,
    その起源から現在までを概観している。

    地学の要素が強い。

  • 『大学新入生に薦める101冊の本 新版』の55番目の本。
    タイトル通りである。地球が生まれた時から現代までの、地球と生命の歴史を詳しく述べている本。プレートテクトニクスの発見から50年も経っていないので、割と新しい研究であり、本文においても「まだまだ未解明である」という記述が散見される。

  • 地球誕生からそのダイナミズムと生物誕生・進化の過程を解説。
    10年以上前のものなので情報としてやや古い部分も見受けられたが、非常に濃い一冊。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00124285

  • 地球の成り立ち、生命の進化

    地球はどのようにして成立し、生命はいつ生まれ、どのような進化を遂げてきたのか。
    これらの疑問にはまだ明確な解答は出ず、例え出たとしてもその再現性を取ることは不可能であろう。
    けれども、その謎は興味を引き、心を動かされずにはいられない。
    著者らはまず地球の物理的な活動から環境変化を仮定し、生命の生い立ちの仮説を立てている。
    生命進化の章は何とか理解できたものの、マントルらの動きについては理解が追いつかなかった。
    おそらく最初の章で説明されていた説に追いつけなかったためだ。
    もう少し図があればなぁ・・・と理解力不足な読者は思うわけです。

    だが、それ以外の生物誕生とその発展は面白かった。
    特に、超大陸の出現、河川の出現→海水の塩分濃度上昇(浸透圧上昇)→汽水、淡水域への生物の移動
    という件は興味深い。
    また、真核生物の誕生に際しても、酸素(紫外線も?)からDNAを守り、それにより酸素をエネルギー賛成に利用できるようになった。その結果、生物の大型化が起こった。
    という件も面白い。
    生物は強者や賢者が生き残るのではなく、環境に適合しやすいものが生き残ると聞いたことがあるが、
    まさしくその通りだと思った。
    上記のように、自分にとって望まない環境変化を、上手く利用出来た生物が生き残っている。

  • [ 内容 ]
    巨大隕石の落下が相つぎ、大気、核、マントル、海洋がつくられていった初期地球。
    中央海嶺上で熱水から栄養をもらって誕生した生命。
    変動する地球と生命とは、密接な関係をもちながら現在まで歴史を刻んできた。
    プルーム、プレートの両テクトニクスと古生物学などの学際的な最新研究が描き出す、地球46億年、生命40億年の新たな変遷像。

    [ 目次 ]
    1 地球史七大事件
    2 地球の変動原理
    3 初期生命の歴史
    4 生命の発展
    5 大量絶滅の功罪
    6 大気・海洋・地殻の歴史
    7 地球のテクトニクス
    8 マントルと核の歴史
    9 生命と地球の共進化

    [ POP ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 地球の表層から内部へ、プレートテクトニクスの領域、プルームテクトニクスの領域、個体中心核とそれを囲む流体核の領域

    原始スープ、RNA、DNA、原核生物、真核生物、多細胞生物、エディアカラ、カンブリア

    シアノバクテリア

  • 本の全体を通して時代を追う形ではなく、「地球史7大事件」「初期生命の歴史〜生命の発展」「大量絶滅の功罪」「地球のテクトニクス」「マントルと核の歴史」などのテーマで章立てし、それぞれの章で歴史を追う形になっています。テーマごとに学ぶにはわかりやすいのですが、歴史の全体像が頭の中に入っていないと、何度も時代を前後するので混乱するかもしれません。その意味では、入門者向けではないかもしれません。

    新書版のわりに情報量が多く、この壮大なテーマについて、広範囲の視点から取り上げているという意味では、価値の高い内容です。 1998年の発行ですが、当時の最新情報を盛り込んだようで、今でも十分に読む価値はあると思います。

  • この本は生命とはそのように生まれたのかや地球の誕生についてかかれた本です。なかなかおもしろいので読んでみてください

  • 生命の重みを知った!

  • 地球と生命の歴史にかなりの興味を持ちました。今から何億年も前に地球ができてからいろいろな歴史が生まれて来た。今でも生命と地球の歴史が生まれている。この本を読んで地球と生命の歴史の深さや関係、面白さがわかりました。今までには、壮絶な歴史が地球と生命にはあった。そんな歴史があったからこそ今があるのかもしれないと思いました。みなさんもこの本を読んで歴史を知って下さい。この本は、読んでいて飽きませんでした。

  • 巨大隕石の落下が相つぎ、大気、核、マントル、海洋がつくられていった初期地球。中央海嶺上で熱水から栄養をもらって誕生した生命。変動する地球と生命とは、密接な関係をもちながら現在まで歴史を刻んできた。プルーム、プレートの両テクトニクスと古生物学などの学際的な最新研究が描き出す、地球46億年、生命40億年の新たな変遷像。

  • 地球と生物は関わり合ってここまで進化したという事実はまったくエキサイティングだ! 専門的なことは僕も知らないが、「すごいなぁ」の連発。

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著者プロフィール

丸山 茂徳(まるやま・しげのり)
1949年徳島県生まれ。スタンフォード大学、東京大学などを経て、1993年から2019年まで東京工業大学教授および特命教授・特任教授。地質学、地球惑星科学を専門とし、地質学会賞、アメリカ科学振興会フェロー、紫綬褒章、トムソンサイエンティフィックリサーチフロントアワード、アメリカ地質学会名誉フェロー、瑞宝中綬章ほか受賞・受章、著書多数。

「2024年 『TEN vol.5 科学教育の現在と未来』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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