本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004305491
作品紹介・あらすじ
1997年、四大証券会社や大手都市銀行など、日本の有名大企業による総会屋への利益供与が次々に発覚した。最高の意思決定機関とされる株主総会。その形骸化に巣くう総会屋の問題から株式会社の病いの原因を突き止め、株式相互持合いの下でも喧伝される「株主主権説」の幻想を批判して、企業改革のヴィジョンを提起する問題作。
感想・レビュー・書評
-
法人資本主義論で有名な著者の株式会社論。事業会社による株式の相互持合いが本来の株式会社という制度とくに株主というものの存在意義を骨抜きにする点を指摘しています。十年近く前の著作なので、内容が古くなっている点も見受けられますが、既存の法制度を所与のものとした解釈論ではなく、立法論を含めた今後の新しい「株式会社」制度を考えるのに有用な一冊です。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示