続 日本の地名 動物地名をたずねて (続) (岩波新書)

  • 岩波書店 (1998年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (238ページ) / ISBN・EAN: 9784004305590

みんなの感想まとめ

地名にまつわる動植物の背景を探求する本書は、古き良き日本の風景や文化を感じさせる内容です。著者は昭和の民俗学者で、彼の視点を通じて、地名の由来やその変遷について深く掘り下げています。特に、地名に含まれ...

感想・レビュー・書評

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  • とても面白かった。
    背表紙が”続日本の地名”だが、
    古本屋の100均コーナーで目について何となく抜いてみたら
    副題が「動物地名をたずねて」と
    妙に心惹かれるものだったので、気にする値段でもなし
    即回収してみた。
    著者は1921年(大正10年)生まれの民俗学者、
    私の祖父のちょい上世代
    大変昭和香漂う、そこかしこドキドキする文章ではある。

    P144「村人たちが野良犬という地名を一時期、
    平気で使用していたというのは、昔の人が大らかで、
    他人から笑われるようなことも苦にしなかったことを示す
    好例である。」

    いや、それはかなり主観すぎるのでは?
    昭和の民俗学の闇?
    言い方、書き方、考え方が現在令和8年感覚ではヒヤヒヤする。
    著者の”感覚”が入る部分はともかく、
    取材された客観部分はとても読み応えがあり、興味がつきない。
    戦後、1962年の住居表示法で行われた未曾有の地名改悪で
    元がわからなくなった地名を憂いているが、
    地名というのは、とにかく改変されることも時代時代であり
    現代も進む合併で改変どころか消える地名とか、
    変なカタカナ文字の地名改悪を知ったら
    墓の下でゴロゴロと転げ回るだろうと思う。

    日本各地に見られる生物の地名は
    そこに人が進出した時代の環境を想像できるところが
    とても面白い。
    私の故郷和歌山では有名な白崎海岸
    学校の遠足で何度も行った(今はしらんが)
    その名の通り白い石灰岩が美しい地質萌スポットではあるが
    その先っちょから先の海に海鹿島という島が見える
    海鹿となのある通り、江戸時代まではアシカがいっぱい
    上陸がってた、和歌山には珍しいひらべっちゃい島である。
    明治時代にはすっかりいなくなってしまったアシカ。
    私の子供の頃でも、お年寄りがその親や祖父母から
    アシカがおったと聞かされた、ぐらいのノリである。
    歴史の文献を見ないと、なんでアシカって名前か
    今の若い子はわからんと思う。
    アシカやツル、和歌山では見なくなった生き物ではある。
    いろんな生き物が直接人間に負けたり、
    環境変化でその生息地を変えた。
    これから先、また気候や人間影響がなくなったら
    戻ってきたりするんだろうか。
    と、いうようなことを
    色々考えたのだった。

  • ふむ

  • 自分の住所に、動物を表す漢字は入っていませんか?その地名と動物との、深くてありがたい(ちょっぴり怖い?)お話をご覧下さい。
    (有機・高分子物質専攻 M1)

  • [ 内容 ]
    地名はいつも私たちに不思議な興趣を呼び起こす。
    とりわけ狼森、犬卒塔婆、狐塚、磯鶏、猫魔ヶ岳といった動物地名が鮮やかな記憶を焼き付けるのは、これらの地名が古くからの伝承や信仰、人々の暮らしと深く結び付いていて心の奥底の思いをかきたてるからに違いない。
    アイヌ地名から南島地名まで日本全国のさまざまな動物地名を訪ねての旅。

    [ 目次 ]
    第1章 海彼の来訪者
    第2章 先祖としての動物
    第3章 冥界の案内者
    第4章 畏きもの
    第5章 ヨモノ
    第6章 人の暮らしとともに
    第7章 狩の幸
    第8章 翼あるもの
    第9章 河海の生き物

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • アイヌ地名から南島地名まで日本全国のさまざまな動物地名をたずねる。

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著者プロフィール

1921年、熊本県水俣市生まれ。東京大学文学部卒業。 「風土記日本」「日本残酷物語」、雑誌「太陽」の初代編集長を経て、文筆活動に入る。「南島文学発生論」で芸術選奨文部大臣賞・第2回南方熊楠賞受賞。「海霊・水の女」で短歌研究賞受賞。 1981年以来、日本地名研究所所長として現在に至る。文化功労者。 冨山房インターナショナルより「谷川健一全集」(全24巻)を刊行した。

「2013年 『谷川健一全集 全二十四巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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