- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004305644
作品紹介・あらすじ
イギリス中世のバラッドに登場したロビン・フッドは、やがて演劇や音楽劇の主人公となり、そして詩や小説、童話や映画のヒーローとなって、時代のなかを生きてきた。ロビン像はどう展開・変容してきたのか。人びとの心を捉え続けてきた魅力とは何なのか。イギリス民衆文化の伝統を体現するヒーロー像が鮮やかに浮かび上がる。
感想・レビュー・書評
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2010/12/15 借りる。 2011/1/5 読み終わる
2010年12月10日公開の URLはこちら http://www.robinhood-movie.jp/ 『映画「ロビン・フッド」』 : を見たので、その頃のことを知りたくて、読む。
⇒ URLはこちら http://sea.ap.teacup.com/pasobo/1021.html 『「映画「ロビン・フッド」を見る」』 : 〜 Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」
ロビンフッドの物語ができたイギリス中世のころから現代まで、詳しい調査を元にわかりやすく解説した本です。
ロビンフッドやその仲間に謎が多いことが かえって可塑性をもち、
民衆のヒーローとして時代に合わせて人気を持ち続けているようです。
内容は
出版社/著者からの内容紹介
イギリス中世のバラッドに登場したロビン・フッドは,やがて演劇や音楽劇の主人公となり,
そして詩や小説,童話や映画のヒーローとなって,時代のなかを生きてきた。
ロビン像はどう展開・変容してきたのか,人びとの心を捉え続けてきた魅力とは何なのか。
イギリス民衆文化の伝統を体現するヒーロー像が鮮やかに浮かび上がる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロビン・フッドのこと、ほぼ知らないので読んでみた。
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読了日は判らないので古い日付で適当に。定金伸治『ジ・ハード』にロビン・フッドが出てきた辺りから急に気になってきたので、どこぞの古書店にて200円で購入。先に読んだホウルトの『ロビン・フッド―中世のアウトロー』は専門書然とした重厚な内容だったが、こちらも新書サイズの一般書にしては内容も多岐に亘り、図版が多くて読みやすかった。
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歴史物かと思いきや、物語の成立やストーリーの変化など文学としての変遷が主題。伝説が生まれた史実の解説が少ないのは残念だけど、著者の専門は歴史ではなく演劇なので仕方ないところ。専門書の堅苦しさはなく、ケビン・コスナーの映画やパロディまで取り上げるなど、親しみやすい内容で読みやすい。ロビンフッド伝説史に興味があればおすすめ。