雇用不安 (岩波新書 新赤版 567)

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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004305675

作品紹介・あらすじ

あいつぐ大型倒産。戦後最悪の失業率。大失業時代の到来が言われるが、欧米に比較して低い失業率はなぜなのか。就業を希望しても求職しない「求職意欲喪失者」の存在に着目し、「全部雇用」概念を復活させて日本の雇用構造の特質に迫る。日本的雇用システムの解体を加速させる規制緩和が進行するなか、日本の雇用はどうなるのか。

感想・レビュー・書評

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  • (~2004大学時代の本@202012棚卸)

  • 1998年刊行。男女雇用機会均等、専業主婦、非正規労働。

  • 全部雇用という概念を通して労働社会を整理する。日本型福祉社会崩壊までの社会の変化がわかる。女性を縁辺労働者とした全部雇用の継続という処方箋は、もう古くなってしまってる。

  • [ 内容 ]
    あいつぐ大型倒産。戦後最悪の失業率。
    大失業時代の到来が言われるが、欧米に比較して低い失業率はなぜなのか。
    就業を希望しても求職しない「求職意欲喪失者」の存在に着目し、「全部雇用」概念を復活させて日本の雇用構造の特質に迫る。
    日本的雇用システムの解体を加速させる規制緩和が進行するなか、日本の雇用はどうなるのか。

    [ 目次 ]
    序章 雇用不安の時代
    第1章 日本の失業率の特異性
    第2章 低失業率をめぐる理論
    第3章 「全部雇用」成立の論理
    第4章 「全部雇用」の衰退とその影響
    終章 「全部雇用」を維持して改革を

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    [ 参考となる書評 ]

  • 1998年に出た本。でも、まだまだ通用する。<br>
    <br>
    日本特有の「全部雇用」に関して色々検証してくれている。主軸がぶれず、下手に話題を広げないので一貫性があり、読みやすい。<br>
    こういった一つの視点から色々見る、みたいな本は良いですね。

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著者プロフィール

1948年 静岡県小笠郡横須賀町生まれ
1971年 横浜国立大学経済学部卒業
1976年 東京大学大学院経済学研究科単位取得退学
1977年 岡山大学講師、後に助教授、教授
1995年 東北大学経済学部 教授
2012~2015年 明治大学特別招聘教授
2016~2018年 国士舘大学経営学部教授

「2019年 『戦後史を生きる 労働問題研究私史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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