インターネット II 次世代への扉 (岩波新書)

  • 岩波書店 (1998年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784004305712

みんなの感想まとめ

インターネットの本質や可能性について深く考察する内容が魅力的で、特にそのテーマは現代にも通じる重要な示唆を提供しています。約20年前に書かれた本作は、技術の進展を踏まえつつ、インターネットのメリットと...

感想・レビュー・書評

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  • 約20年前に書かれていることが、現在、ほぼ現実になっている。インターネットのメリット、デメリット、様々であるが、どちらも共通して言えることは、管理するのでは無く、利用者みんなで改良して良いものを作っていく、という流れである。これは現在の暗号通貨の仕組みにつながっている。

  • インターネット2―次世代への扉 (岩波新書)

  • 「日本インターネットの父」こと村井純氏によるインターネット論2冊目。
    非常に分かり易く、興味深い内容は前作と同じ。
    本作は、前作からの技術発展を踏まえた内容となっている。

    「インターネット」は、まだその性能を存分に発揮し切れていないと感じる。
    黎明期には、それほど多くの枷を嵌められていなかったインターネットだが、その後の発展を受け、社会的な制約が多くなってきた。
    また、利用者の増加につれて、その本質的な意義というものも薄れはじめてきている。
    そのような時流のなかで、インターネットの可能性は、花開く前に萎れてしまうのかもしれない。
    そうさせないために、インターネットに関わる人は本書を読むべきだと思う。
    1998年の出版なので、技術的な部分には古さも垣間見えるが、重要なのはそこではない。
    「インターネット」というものが目指しているものや、その為にどのような方策が必要なのかと言うこと。
    考え方のベースとなる様々な示唆が、平易な言葉で分かり易く説明されている。

    インフラストラクチャとしてのインターネットが、その地位を不動のものにしつつある現在。
    技術的な進歩や発展も、ここに来て一段落している感を受ける。
    このタイミングだからこそ、もう一度改めて、その本質を捉えなおし、方向を定めなおすべきなのではないかと思う。

  • 【由来】
    ・新書がベスト

    【ノート】
    ・おさらいにはなるが、いかんせん、古いな。佐藤優の「普通の速読」でサッと読んだ。

  • 前作の方が新鮮だったな。
    最近の話題に入ってきて、自分の知っている話が増えたからだと思う。
    にしても、ダイヤルアップ接続が半数を超えていた時代だけど。

  • 1998年に出版されたインターネットの本。20年近く前の本ではあるが、日本のインターネットの父が書いているだけあって今読んでも感心する。

    一番興味を轢かれたのは坂本龍一のコンサートで行った演出。コンサートをネットで配信するにあたって、ネットの向こう側の反応をフィードバックできないかと考えた。そしてやったのが、視聴者が"F"キーを押すとそれが舞台のバックに文字として表示されるというもの。ニコニコ動画の10年以上前にこんなことをやっていた。

  • 『インターネット』(岩波新書)の続編です。

    前書は、インターネットの歴史と、上手く働けば良いというインターネットの基本哲学に多くの説明が当てられていましたが、本書はインターネットの普及を踏まえて、その後生じたインターネットにまつわるさまざまな社会的問題についての言及もあります。ただ、かなり古い本ということもあって、個々の問題に対する具体的な対策が提出されているわけではありません。あくまで、インターネットの原点に立ち返りながら、問題の本質を見極めようとする姿勢で書かれている本だと言えるのではないでしょうか。

  • (1998.09.22読了)(1998.08.03購入)
    次世代への扉
    (「BOOK」データベースより)amazon
    地球全体を包むコミュニケーションのインフラストラクチャーとして急速に普及してきたインターネット。だが一方で、不正侵入、詐欺、情報流出などの問題が起こってきている。誰もが安心して使えるようにするために、技術は、社会は、教育は、何をどのように準備すればよいのか。インターネットの牽引車として、今後進むべき方向を示す。

  • 1998年から見たこれからのインターネット。当時の状況を思えばよくまとまっているし先見の明もあるのだが、さすがに10年以上経過した今ではやや陳腐化の感あり。ただ、もう10年経てば、"当時"のインターネットの状況を振り返るにこれだけ適した本もないだろう。要熟成の一冊。

  • インターネットでライブを見て拍手コメントを送るという、今でいうニコニコ動画のような試みが1990年代後半に既に行われていたことに驚いた。
    インターネットの強みを再認識出来る良書。

  • インターネットで現在でも問題となっていることが、既に1998年の段階で言及されているんですね。インターネットの技術、環境の移り変わりが激しい中で、10年以上も経っているのに、古くさくなく、的外れがないってすごいことだと思いました。

  • [ 内容 ]
    地球全体を包むコミュニケーションのインフラストラクチャーとして急速に普及してきたインターネット。
    だが一方で、不正侵入、詐欺、情報流出などの問題が起こってきている。
    誰もが安心して使えるようにするために、技術は、社会は、教育は、何をどのように準備すればよいのか。
    インターネットの牽引車として、今後進むべき方向を示す。

    [ 目次 ]
    第1章 何ができたのか
    第2章 どのようにできているのか
    第3章 ビジネスとインターネット
    第4章 何がいけないのか
    第5章 何を守るのか
    第6章 新しい展開
    第7章 すべての人のために

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • インターネットにおける標準規格の決め方について、常々不思議に思っていたのだが、本書でその理由が初めて分かった。広まったものを規格にする、という姿勢は、とても健全だ。

    また、随所に鋭い指摘が光る。
    ・クリエイティブな仕事の分野でバッファー機能がなくなってきている面がある。…事実、個人にとっての市場は広がったが、仕事単価は下がっている。
    ・メディアの補完的な利用という考え方がきわめて重要です。…ネット至上主義ではいけない。
    ・インターネットと(日本の)教育(P165~166)…これはいまだに旧態依然としている。

  • 『インターネット』の続編。98年初版。
    今話題のIPv4枯渇問題から、ニコニコ動画やUstreamの原点とも言えるような坂本龍一のコンサートの実験など2011年の現在に読んでも全く遜色ない内容。
    また、インターネットにまつわる、コミュニケーションやプライバシー、著作権、安全性の考え方など、インターネット創成期に著者やそのグループが考え仕組みを作ってきた経緯がよく解説されている。まだまだよく理解できていない部分が多いので勉強したいと思う。

    第1章 何ができたのか
    第2章 どのようにできているのか
    第3章 ビジネスとインターネット
    第4章 何がいけないのか
    第5章 何を守るのか
    第6章 新しい展開
    第7章 すべての人のために

  • 村井純すごい。

    インターネットが哲学である理由の一部は、彼のおかげなんだろうね。
    98年より前に、これだけの予測や認識があったことが驚き。
    google検索のリコメンドなんて、認識としてあるなんて。。

    ゲームとネットも先にいってるよねー。

    哲学で語ることにより、人々を動かすんだね。
    参考にすべき。

    ちまたの詐欺と比較して、知識が流通することで安全性があがるとはなかなか語れないよね。
    100%の技術はないから、上記で話すのはうけがいいんだろうなぁ。

  • ▼メモ
    ・インターネットのマルチキャストは、大学の教室など、会場が比較的明るく、スペースが限られている場所での講義にたとえられる(8)
    ・情報が広がって、みんなに風通しがよくなるということは、いままで隠れていたことが出てくる面もあるため抵抗はあるでしょうが、いろいろなところでゆがみや誤りなどが訂正されるチャンスがでてくる(32)
    ・地球をつつむインターネットの、規模面での可能性実現のカギとなるのは、インフラストラクチャーの仕組みに対して、非常に弱い要求を与えて行くこと(41)
    ・インターネットでは、個人化したデータベースをつくりやすいため、お得意様のためだけにしていたようなサービスを、たくさんの人に提供できる(65)
    ・インターネットは、わたしたちの世界の中の新しいコミュニケーションの方法の一つであり、別の世界をつくっているわけではない(76)
    ・インターネットだけに流して、「見ない人が悪い」というようなやり方は、あってはならない。メディアの補完的な利用j(88)
    ・地上線が切断されてしまうことを想定して、衛生でバックアップ。実は災害時に一番信頼性のある通信システムである(134)
    ・次世代インターネットの最大の特徴は、現行のインターネットを革命的に変えるものではない。改善であって、いままでの技術や継続性を捨てるものではない(149)
    ・いまインターネット上にある情報は、いろいろな人間のさまざまな活動のスナップショット(180)
    ・目の見えない人のアクセシビリティが重要(187)
    ・インターネットが提供する環境は、デジタル情報を交換したり共有するための空間である(201)
    ・インターネットは「エーテル」。空間全体を満たしていて、あらゆるコミュニケーションを支援するもの。この環境がすべての人のために公平に、自由に提供されなければならない(202)

    ▼読むきっかけ
     『インターネット』の続きで一気読み。

    ▼読んだ感想
     インターネットの本質のキーワードが見えてきた。
     デジタル、コミュニケーション、ネットワーク、ベストエフォート、オープン、オンデマンド、プラットフォーム、インタラクティブ、ハイブリッド、アップデート、マッチング、パーソナライズ、エンパワーメント

  • 2008.12.23買取

  • 実家へ

  • 次世代の話だから前著『インターネット』(岩波新書)にくらべて内容が薄くなったような感じが否めないが、『インターネット』を読んでいない人にもネットの最低限のシステムが分かるように書いてある点などは、著者が再三指摘する「だれにでも利用できる/出遅れた人を作らない」というネットの特性と課題をかれ自身が実行していることが感じられて好感が持てた。

  • 結構前の本だけど、本質的なことは変わらない。

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著者プロフィール

慶應義塾大学環境情報学部長、同教授。
工学博士。1984年国内のインターネットの祖となった日本の大学間ネットワーク「JUNET」を設立。1988年インターネットに関する研究プロジェクト「WIDEプロジェクト」を設立し、今日までその代表として指導にあたる。内閣官房情報セキュリティセンター 情報セキュリティ政策会議委員、社団法人情報処理学会フェロー、日本学術会議第20期会員、現在は連携会員。2000年~2009年7月まで内閣高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)有識者本部員。その他、各省庁委員会の主査や委員などを多数務め、国際学会などでも活動する。著書に『インターネット』(岩波書店、1995年)、『インターネット新世代』(岩波書店、2010年)など多数。

「2016年 『価値創造の健康情報プラットフォーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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