フランス恋愛小説論 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 78
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004305736

作品紹介・あらすじ

恋愛はいかに書かれてきたのか。「明晰な心理描写」を伝統とする名作群から、『クレーヴの奥方』『危険な関係』『カルメン』『感情教育』『シェリ』をとりあげ、サロン、手紙、寝室の機能、プライヴァシーやジェンダーの成り立ちなど、作品の背後に広がる時代と、そこを源泉とする感情やふるまいの描写の妙を教える、新鮮な古典案内。

感想・レビュー・書評

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  • クレーヴの奥方、危険な関係、カルメン、感情教育、シェリ。

  • カルメン、に惹かれて。
    カルメンって不思議な恋愛小説だと思うので。運命をさけるために、男を突き放すという部分が。結局その謎は解き明かされなかったけれど。

    「クレーヴの奥方」これはフランスの宮廷恋愛ものとして、すごそう!日本の平安文学のようで、興味あり。秘めた恋、というのも気になる。

    「危険な関係」書簡文学。夫人は策略家で、ミレディー的な悪女っぽさがあり、ゾクゾクする感じ。こういう書簡を通して秘密を暴いていく構成は、そうとう賢くないと書けないだろうなあと思いつつ。

    「感情教育」と「シェリ」は未読だけど、ずーっと置いておいてもよまないので、お友達に譲ります。
    恋愛小説の解説というか、一作一作の作品論だったのが、期待と違ったし、学者さんの文章だからか話が難しくて……。

    恋愛を書く参考になればと思ったのですが、自分独自に考察頑張ります。

  • 読みやすい

  • フランス恋愛小説という特定分野に絞って、小説の技巧や時代考察などについて詳しく解説しています。本書を読むまで恋愛小説というジャンルにあまり縁がなかったのですが、こういう人間の心理に対する表現手法を通して、小説の技巧を見極めるのに恋愛小説というスタイルは恰好のモチーフだなと再認識し、恋愛小説を読みたくなりました。

  • [ 内容 ]
    恋愛はいかに書かれてきたのか。
    「明晰な心理描写」を伝統とする名作群から、『クレーヴの奥方』『危険な関係』『カルメン』『感情教育』『シェリ』をとりあげ、サロン、手紙、寝室の機能、プライヴァシーやジェンダーの成り立ちなど、作品の背後に広がる時代と、そこを源泉とする感情やふるまいの描写の妙を教える、新鮮な古典案内。

    [ 目次 ]
    1 『クレーヴの奥方』―ラファイエット夫人
    2 『危険な関係』―ショデルロ・ド・ラクロ
    3 『カルメン』―プロスペール・メリメ
    4 『感情教育』―ギュスターヴ・フローベール
    5 『シェリ』―コレット

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    [ 参考となる書評 ]

  • ラクロ「危険な関係」のレジュメとしてはうってつけ。
    ・・・無粋ものの私にはよく分からない本でした。いずれまた読もう。

  • 「クレーヴの奥方」のプレゼンの際に購入。小説論というより「カルメン」「感情教育」などの概要みたいな本。

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著者プロフィール

フランス文学、ヨーロッパ地域文化研究。東京大学名誉教授。1944年生まれ。著書に、『ヨーロッパ文明批判序説──植民地・共和国・オリエンタリズム』、『近代ヨーロッパ宗教文化論──姦通小説・ナポレオン法典・政教分離』、『評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ──フランス革命とナポレオン独裁を生きぬいた自由主義の母』(ともに東京大学出版会)など。

「2017年 『〈淫靡さ〉について』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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