活字博物誌 (岩波新書 新赤版 586)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004305866

感想・レビュー・書評

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  • シーナの読書から派生した四方山話。良い具合に酔ってきて、話があっち行ったり戻ってきたりするのを、楽しく聞いている感じで読めるエッセイ。
    男女のヘソ出し、ケツ出しルックに疑問を呈したり、カメムシに七転八倒してみたり、今回もシーナはシーナだった。面白い。

  • いろんな分野の本が紹介されていて、それなりに面白いが、手に入りにくい本まで紹介しているのはどうか。入手可能なものに限定してほしいものだ。

  • 自分の本棚にほとんどないジャンルの本について書かれてあって、いい刺激になる。最近海外旅行は帰ってきてからの疲れを先に考えてしまったり、言葉の通じない旅先ですごく緊張したり面倒くさく思ったりするのが嫌なので、めっきり欲がなくなった。そんな人たちのためにツアー(グループ旅行)があるんだろうが、それでは現地を本当に旅したことにならないと本書を読んで思う。

  • 本を読みたくなる本で、日常と思考と本について連想的に、あるいは妄想的に語られている。軽妙洒脱な文章で読みやすく、内容も多彩でおもしろかった。

    読書の楽しみってこの本に書かれているように、得た知識を日常や思考と結びつける作業をやることかもしれない。

  • 1999年4月29日読了。

  • [ 内容 ]
    陸海空の超怪物乗物、山の高さのヒミツ、生物界のトイレ事情…。
    「面白本」を小脇に抱え、日本全国津々浦々、はたまた宇宙的空想世界を軽妙自在に飛びまわる。
    読書名人シーナが感動をこめて拾う、活字の海からの贈り物。

    [ 目次 ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • あいかわらずの軽い文体で、気持ちよく読めました。

  • シーナ氏2冊目。

    どんなけキャンプするねん!とあのモジャモジャモジャモジャした髪の毛を、エイヤ!とむしりとってやりいのだ。

    というのは冗談で、やはりこの人は文体とか構成とかよりも、着眼点と、実体験、そして圧倒的な読書量に裏付けされた、確固たる自分の価値観が強固ちゃんであるというのが、魅力なのではないかと思う。

    人の中には自分の出来ていない行動が出来る人を、その人が恵まれているから出来ているとか、ただ調子にのっていると罵る人がいるが、それは大きなオカド違いだと思う。

    そういうコトをしっかり念頭に置いて、シーナ氏の世界にどっこいしょと腰を据えてつかれば必ず、むむむっと脇腹のあたりからこみ上げるようなユーモアと知識の波に、天を仰ぐことになるでしょう。

  • 2冊

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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