心にとどく英語 (岩波新書)

制作 : Mark Petersen 
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004306047

感想・レビュー・書評

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  • ・英語を勉強していても、ネイティヴスピーカーのようにはなれない。ただ第二言語の学習は文法や単語を掘り下げて学ぶ面白さがあると思う。
    ・この本はその英語の些細な用法の違いを映画のセリフを交えながら丁寧に解説している。
    ・例えばchallenge は「挑戦すること」ではなく「挑戦へ誘いかけること、煽ること」になるので日本語感覚で使うと変になってしまう。
    「I challenged the Tokyo Marathon 私は東京マラソンを煽った」といったことに。
    challenger はチャンピオンに対し、煽ってるから用途は間違っていない、など。
    ・解説のどれも分かりやすく興味深いので、英語を勉強していない人にもおすすめ。合コンで博識ぶりを自慢してもよい。
    ・著者のマーク・ピーターセンは生粋のアメリカ人だが、日本語について日本人よりも深く把握している。本書内で唯一、邦画として小津安二郎を取り上げているが、英訳の
    難しさも取り上げていて興味深い。
    「すみません」「いえ」というやり取りが劇中有るのだが、それを「I'm sorry」「No」ではなく「Thank you 」「You're welcome」に訳す必要がある、など。

  • 例えば,日本人の苦手な時制の違い,ちょっとしたことでニュアンスが全然変ってしまう例をいろいろと挙げてくれる.こういう,「ネイティブなら当たり前だけど,非ネイティブには分かりづらい」ところを映画のせりふを例に解説してくれる.

    プロの翻訳の映画の字幕でもおかしいところが多いということだ.やっぱり英語は難しい.

  • 日本人の英語の方が好きです。

  • マーク・ピーターセンの本。 多分これで全部読破。 どれも6割くらいは似てるけど、他の英語の真面目な文法本に比べて圧倒的に面白い。

    以下少しだけメモ

    I wouldn't go とI won't goでは両方とも行かないのだが、I wouldn't goの方が(そのパーティーに)誘われない可能性が高い(誘われても行かないというい仮定法)という意味が込められている。

    I couldn't agree with you. = I agree with you completely.

    迷惑のon
    Don't give up on me.
    あなたが諦めたら私が困る。

    ひと目をはばからないaway
    snoozing away 授業なので眠りこける
    talk away 授業中なのに生徒が話している様子。

    ~でも(~か何か、のように少し表現を薄める)
    Was she married or something?
    彼女は結婚でもしていたの?

  • 日本人にありがちが細かな英語のニュアンスのミスをマイク・ピーターセンが書いた本。『日本人の英語』の続編だけど、自然な英語を書くにはどうすればいいかというエッセンスが感じられる。

  • 名言っぽい英文が紹介されています。ほとんど映画で言われているセリフですが、座右の銘を探しているならこの本を読んでみてもいいかもしれません。

  • 「日本人の英語」「続〜」に続く著者の3作目。日本人の犯しがちな誤りを題材に英作文を指南する1作目、表現によるニュアンスの違いとその文化的な背景を解説した2作目に続いて、本作ではより微妙なニュアンスの違いを題材に英語表現に投影された感情の機微や、日本語のそれを英文にする難しさを説明している。英文にこめられた微妙なニュアンスを映画の場面を例にとって説明する語り口は分り易く示唆に富んでいて今回も面白い。

  • マーク・ピーターセンの本4冊目。『日本人の英語』と同じくらい非常にためになる本だった。『英語の壁』はエッセイみたいで学べる要素が少なかったが、この本は4冊の中で一番情報量が多く、英語を学ぶにはうってつけだと思う。この著者の本は説明が若干中途半端なまま次に進んでしまうようなところがあるが、その代わり様々なトピックを詰め込んでくれているので勉強になる。『日本人の英語』を読んで感動した人には次にこの本をおすすめする。

  • ネイティブの感覚を教えてもらって凄い勉強になる。細かいニュアンスとかってのは日本語の達者な英語ネイティブに解説してもらうしかないもんね。

  • 前回読んだ『日本人の英語』もそうだったが、映画から具体的な引用があってわかりやすい。ただ英語を学習しているだけではわからない、気付くことのできない微妙なニュアンスやネイティヴの感覚が語られていて楽しめる。こういうのは挙げだしたらきりがないのではないか。

    アメリカ人がいかに日常で洒落や例えを使って話をわかりやすく面白くするかについて述べられているところで思い当たることがあった。日本人作家であるのに、随所で変わった比喩を使っていてしっくりこないなあと思う作品があるけれど、アメリカの感覚で考えたらぴったりくる。だからそういう作品は欧米受けするのだろう。

    そういう文化で育ったらそれが普通で頭のいいことにも何にも見えないのだろうが、日本人からしたらすごいと思ってしまう。普通の会話で日本人がそれしてたら頭のきれる人だなあと考えずにはいられない。出来栄えはその次の問題だろう。

    (20111204)

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