まちづくりの実践 (岩波新書)

著者 : 田村明
  • 岩波書店 (1999年5月20日発売)
3.42
  • (9)
  • (16)
  • (43)
  • (4)
  • (0)
  • 本棚登録 :199
  • レビュー :22
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004306153

まちづくりの実践 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 一つの見方の提供と事例の紹介

  • 「まちづくりの発想」という本の続編だということを最後の章で知った。この本は「都市計画―利権の構図を超えて」と時間軸は同じだが、中身は違ってタイトル通りに実践例を示している。ということで読んだ順序がすごく良かったのだと思う。政府とゼネコンがいらんことやってる間にさまざまな地域で実際に動いていた/動けていた人たちがいる、ということが知れて少し未来が明るくなりました。

  • まちづくりの実践について、具体例を挙げながら説明している良書。価値の創出や市民についてということから始まり、まちづくりの主体は誰か?まちづくりの仕組みとは?など、まちづくりについてのやり方・概論を詳しく説明している。これを読んで、自分でもまちづくりを実践できるのではないかと思えた点が非常に大きい。時代は古いが、日本だけでなく世界のまちづくり実践についても述べているのもよかった。

  • 出版社/著者からの内容紹介

    ちょっとしたアイディアと実行力があれば「まち」は生まれ変わる.自然の豊かな「まち」,歴史と文化の香りあふれる「まち」,高齢者や障害者にやさしい「まち」….過疎の農村も,都市の住宅街も個性的な「まち」になる.全国各地のユニークな「まちづくり」の実例を検証し,住みやすい「まち」をつくるための方法を提案する.
    目次
    序章 市民の「まちづくり」
    第1章 「まちづくり」の実践
    第2章 地域の価値発見
    第3章 価値の創造
    第4章 誰が「まち」をつくるのか
    第5章 「まちづくり」の構造
    第6章 「まちづくり」の実践のヒトとシクミ
    第7章 「まちづくり」の実践の力

  • 地域活性でもなく町おこしでもない「まちづくり」について書かれている本。

    自主的にその土地のよさを再発見して差別化するには?
    ということについて、簡単な事例と共に説明されている。

    まちは変化するもので不変ではない。
    時代時代で変化をし、風土や文化も形を変える。
    いきをながく、継続的にしなければ意味がないモノ。


    ------------------------------------------------------
    「長岡 米百俵」
    疲弊した長岡藩に救援のために届いた米百俵を皆で分けて一時の飢えをしのごうというときに、家老の林寅三郎は断固として拒否をし、これを売って金に替え子弟の教育にあてることを主張した。
    一時の空腹を満たすよりも、将来の人間育成へ投資する政策を選んだ。
    ------------------------------------------------------

    予算がないからと言って、安易にこれからの人材を育てるための投資を惜しんではならない。
    「まち」を愛し、人を愛し、フィロソフィーを持ってチエを働かす人々を育てるべき。

    という言葉に、何においても言える言葉だと感じた。

  • 結局、「まちづくり」のよしあしは、人の「感度」のよしあしに左右されるのかもしれない。このままではいけないという発案者の危機感という「感度」、地域の良い要素を見つけて伸ばす「感度」、その動きを支えるべき周囲の住民や自治体、国等の担当者の、発案者の良い動きを見つけ、その良さに気づく「感度」。われわれ自治体職員に求められているのは、そういった「感度」を日々の生活や仕事の中で磨くことではないだろうか。
    http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20060818

  • 静態的構造と動態的構造の分類がよい。

    静態的構造は、
    風土,歴史,心,人,規則,仕組み,暮し,仕事,街,事からなっている。片仮名表記はわかりにくいのがやや難点かも。

    動態的構造
    市民,企業団体,中央省庁,首長,行政,自治体,議員,市民恊働,協議協力,パートナーシップ
    となっている。議員が自治体の箱の外なのが違和感がある。
    市民恊働と協議協力が別の箱なのも違和感あり。
    この図ではうまく動くかどうかやや不安。

    地域価値の要素13は面白い
    気象
    自然
    人文的自然風景
    構築物
    ストリートファーニチャと移動物
    イベント
    景観
    雰囲気
    人間
    飲食物
    特産品,地域産業
    物語,事件
    独自の方法

  • 様々な事例を交えながらまちづくりの実践方法について述べられています。
    何十年も前の事例ですが、現在でも通用する話題がいくつもあります。

  • 仕事の関係で読んだ。抽象論のところはあまり面白くない。10年前に出た本なので、当然とされる所も多いであろう。しかし、鶴岡八幡宮の裏山が買い取られそうになったので、大佛次郎が全国から資金をつのり、イギリスにならって、ナショナルトラストの第一号を作ったとか、戦後すぐの1947年飯田で「リンゴ並木運動」を興した校長先生の話など、「まちづくり」に情熱を傾けた人たちの物語は面白い。ある山村の(農水省主動の米づくりをやめて)「ウメ・クリ植えてハワイに行こう」というスローガンはおもしろかった。「まちづくり」には、風土火手(風は外から来る人、土は土着の人、火は情熱、手は技術)が必要だというのは面白い。

  • 2010年9月


    まちづくりはどのように行われていくのか。関わり合い、その展開が述べられている。

    まちづくりとは何なのか、おぼろげにわかったような気がする。どんなまちづくりでもスタートは問題点。地域、まち、むらに問題が起きて、住民がそれに気づいて行動する。

    んー、まちづくりは研究するものなのか。机上の空論で終わってしまう。行動を起こさないと意味ないのでは?それでも研究する意義はあるのか。

    「自分が自分以外の者にも役に立つ存在であったと思える時には本当に人生を豊かにするだろう」

全22件中 1 - 10件を表示

田村明の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
中沢 新一
遠藤 周作
レイチェル カー...
ケヴィン リンチ
有効な右矢印 無効な右矢印

まちづくりの実践 (岩波新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする