コンクリートが危ない (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004306160

作品紹介・あらすじ

鉄筋腐食がすすむ高架橋、骨材が溶けていく橋脚、基礎が崩れていくマンション。本来二〇〇年の耐久性をもつはずのコンクリート構造物に、いまあちこちで異変が起きている。高度成長期の骨材資源の枯渇と欠陥セメントの大量供給、さらに手抜き工事が招いた負の遺産である。真に安全な構造物をつくるために何が必要なのだろうか。

感想・レビュー・書評

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  • ふとした瞬間に「そういえばアスファルトって凄くね?」と思って関連本を探したが見つからず、しょうがなく手にしたコンクリート関連本。主題は1999年発行の欠陥コンクリート警鐘。コンクリートについて初心者向けに解説があるわけでもなく、告発内容にしても昔の話も今の話も全く馴染みがないので、なるほどと思って読み進める以外に感想がない。要勉強。

  • コンクリートの危険性の話
    アルカリ骨材反応の話

  • コンクリートの材料特性、施工や維持管理での課題について指摘した、重要な一冊。

  • コンクリートの劣化機構やその診断法が分かりやすく解説されていて参考になった。数年前にコンクリート構造物の崩落が話題になった時、コンクリートの寿命はせいぜい40年と言われていたように記憶しているが、丁寧に作れば150年以上使えるというのは初めて知った。

  • 東大教授おすすめ

    これを知らないで一生を終えるのはきっと貧しい人生になる

  • コンクリートの劣化のメカニズムが化学式が使われるような学問的なめんと、実際の例が出ている。コンクリートは新しいほど質が悪いという言葉が重い。

  • 化学をほとんどやってないので、前半の劣化現象の解説がちんぷんかんぷんでした。もっと勉強しないと。。。そのせいか繰り返し繰り返し出てくる話にはちょっとうんざりしました。
    ただ、どんな問題が生じているかということは良く理解できるので建築関係にかかわろうとしている人にとっては良い本かもしれません。実際九州新幹線が開通する直前くらいから新幹線の高架橋柱がそこら中で補強工事されていたし、事実なんだろうということはすごく実感できました。あと、本書によれば2000年くらいを境に法律とかも変わってきているはずなのでどう変わってきているかの現状も知りたい。

  • コンクリート建造物は2005年から2010年頃にかけて一斉に崩壊する。

    えぇぇぇ、コンクリートってメンテナンス・フリーの丈夫な建物じゃ
    なかったんですかぁ?

    思わず悲鳴を上げるところだった(噓だけど)。でも、思い出すこと
    がある。阪神淡路大震災の時、阪神高速道路の橋脚は綺麗に折れて
    いた。

    阪神高速道路ばかりではない。本書は1999年の発行だが、著者が
    調査した時点で開通から15年目だった山陽新幹線の高架橋からは
    コンクリート片の剥離、落下のみならず、異常な亀裂が数多く発見
    されている。

    では、頑丈であると言われたコンクリートが何故こんな惨状を呈する
    ようになったのか。

    それは高度経済成長期の建設ラッシュで良質なコンクリート素材の
    入手不足からはじまり、海砂を使用したことで塩害が起こり、監督
    官庁の監視不足で手抜き工事が行われ、柔らかいコンクリートの
    方が扱いやすいと現場で違法に水が足されたからetc.

    非情に専門的な事柄なのだが、それを一般にも分かり易く解説して
    いるので読み易い。

    東京オリンピックを境にコンクリート建造物の質は劣化しているそうだ。
    うわぁ、東京の首都高速道路もそうじゃないのか。数年前、開通から
    40年を経過したからと大幅架け替え計画を発表していたが、本当は
    もっと酷いことになっているじゃないの?

    いやん、コワイコワイ。そこらじゅうコンクリートだらけの日本、耐震
    基準がどうたらの前にコンクリートの強度検査の方が必要なのでは
    ないだろうか。ブルブル。

  • 高架橋やビル、マンションを支えるコンクリートの早期劣化が高度経済成長頃に造られた建築物から見つかり、その理由を化学的、行政的な観点から調べて考察した本。作業効率と経済性からコンクリートの強度がないがしろにされている現実が明らかにされている。巻末には、マンションの選び方と入居後の対応法も述べられている。

  • 1970年代のマンションには要注意とのこと。
    僕が気に入っている築30-40年のマンションが当てはまった。
    満足度5

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