心臓外科医 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004306177

作品紹介・あらすじ

心筋梗塞、弁膜症、小児の複雑心奇形…。心臓外科の対象となる症例は多岐にわたる。日本でも新しい治療法として移植の道が拓かれようとしている今、アメリカで心臓移植手術を数多く手がけ、その可能性と限界をまのあたりにしてきた著者が、出会った医師や患者たちの話も交えて自らの体験を語り、真の医療のあるべき姿を問う。

感想・レビュー・書評

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  • 発売されて既に14年ほど経っていますが、いろいろ興味をかきたてる本でした。
    プロフェッショナルへいたるための過酷といえる修練・環境の整備、
    それを通過したものが身につけるべきプロフェッショナルとしての考え方、立ち振る舞いをいかに次の世代へと受け渡すのか。
    世の中の変化とともに要求される、自身の変化・深化と堅持のバランス。
    より良き、より高きものを目指すための、厳しくも建設的な批判と成熟の要求。
    自らの仕事に誇りを持つために、自身に課す、より高き理想をしっかり見据えて日々の仕事を積み上げていく。
    現象に振り回されない冷静さは、日々の場数を地道に積み上げることと、常に自身で問題を提起し、自身で解決策を探すこと。自身の意思で選択を積み上げることだと。

    身が引き締まる思い。

  • 4004306175  195p 1999・7・14 2刷

  • 05.9.14

  • 医学を志す人間ではありませんがとても面白いです。
    心臓移植を専門とする医師として、自信の経験と考えを述べている著書です。
    アメリカでの留学経験で、日本とアメリカの医学界を医学生の視線から見た比較とても印象的でした。
    日本は体育会系と似るような後継者の育て方に対し、アメリカは褒めて伸ばすという育て方をしている。
    その二つを比べると、アメリカの方が優秀な後継者が育っているという現実があることから、アメリカの方がこれからの伸びしろがあると読み手も理解できます。
    動物実験の残酷さは、読んでいて心痛いところもありますが、実験している方々はもっと心痛い思いをしていると感じさせてくれます。
    もう少し早く出会いたかったというところが正直なところです。

  • 医学生必読、と言われている本のひとつです

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