新地方自治法 (岩波新書)

  • 岩波書店 (1999年9月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004306337

みんなの感想まとめ

地方自治の本質とその法的変遷を深く掘り下げる内容が特徴です。1999年の地方自治法改正を背景に、国と自治体の関係が対等になったことや、権限委譲の進展が具体的に解説されています。法律の解説書でありながら...

感想・レビュー・書評

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  • 新書版ならわかりやすく記述してくれているかなと期待して買ってみたが、普通の基本書と同じでした。それが内容を大幅に薄くしただけ。

  • 1999年に行われた地方自治法の改正は、地方分権推進法とそれに基づく地方分権推進委員会の考え方がもりこまれて、戦後憲法に規定された地方自治の考え方を大きく転換したな内容となったことをうけ、本書は旧著を大幅に書き換えられた。
    この改正によって憲法理念とは別に、国と自治体、都道府県と市町村は、それぞれ従属すると位置づけられていた実態から対等になったと解され、市町村は先端自治体として権限委譲がすすんだ。
    市民生活と深い関係があるだけではなく、都道府県や市町村の職員にとって自治体と自治体行政にたずさわるうえで、理解を必要とする点は拡充している。法律の解説書でありながら逐条解説に終始すせず、地方分権と直接民主主義にかかわる領域を中心に、具体的な施策や判例をもとに法の論理性から解釈論を展開する。

  • 1999年におこなわれた地方自治にかんする法律の大幅な改正を、その根幹にある「地方自治の本旨」を解き明かしつつ、解説している本です。

    地方自治の根本的な理念について論じられているのではないかと予想していたのですが、法改正のじっさいの内容についての説明が思いのほか多かったように感じました。地方自治にかんして一通り学んだあとで読みなおすと、頭のなかを整理するのに役立つのではないかと思うのですが、入門書として用いるには、若干無味乾燥でとっつきにくいかもしれません。

  • 何かを勉強する時にまず新書から入るクセがあります。
    今回は地方自治法を学び始めるにあたって最初に手に取った本が本書なわけです。

    1999年初版ということで、2000年4月1日の「改正地方自治法」施行前夜のタイミング。
    基本的には、改正によって地方自治は法的にこう変わりますよ、という紹介と、散りばめられた考察・問題提起によって構成されています。

    基本的な読者層としては一般住民を想定しているそうですが、法律の仕組みに関する「Ⅲ 住民自治のしくみと展開」は濃密で難解と思います(私はかなり飛ばし読みしました。。。)

    地方自治の大枠について、中学の教科書くらいの知識がある方(「地方自治の本旨」とかの言葉に怯まない方)にとっては、
    その知識・考えを昇華させるネタとして適しているかと思います。

    反面、個人的ではありますが、体系的な話題提供・論理展開というよりは、箇条書き的・脈絡に欠けた進行という印象もあり、読みやすいものではなかったと言えると思います。

  • 地方自治論を大学の授業でとっている際に購入。小難しかったけどなるほど、おもしろかった。

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著者プロフィール

東京都立大学名誉教授 行政法学専攻
1935年:東京生まれ
1957年:東京大学法学部卒業、助手就任
1960年:東京都立大学講師
1965年:東京大学法学博士(新制論文)
1975年:東京都立大学法学部教授
1994~7年:日本学術会議会員
1998年:東京都立大学定年退職、名誉教授
2000~4年:行政書士試験委員長
2001~7年:川崎市市民オンブズマン就任
主著:自治体行政法入門〈法務研修・学習テキスト〉(2011年改訂版、北樹出版)地方公務員法〈同上〉(2006年初刷、北樹出版)、自治体・住民の法律入門(岩波新書、2001年初刷)、変革期の地方自治(岩波新書、2012年初刷)、政策法務の新しい実務Q&A(2017年、第一法規)、地域自治の行政法(2017年、北樹出版)他

「2023年 『行政書士法コンメンタール 新13版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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