土石流災害 (岩波新書)

  • 岩波書店 (1999年10月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (228ページ) / ISBN・EAN: 9784004306405

みんなの感想まとめ

土石流災害の実態とその対策について深く掘り下げた内容は、日本の地理的特性や自然環境に根ざした重要なテーマです。毎年1000件以上発生する土石流は、身近な災害として多くの犠牲者を出しており、その原因や発...

感想・レビュー・書評

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  • 毎年1000件以上も発生している土石流.国土の大半を山岳地が占める日本はその宿命として河川は急峻となる.土石流災害,実は毎年のように発生し,多くの犠牲者を出している身近な災害なのである.

  • 川の上流の崩れ対策・荒れ地対策から始まったというのは、木曽川などでのデレーケの指導を想起させる。

    土石流自体の性格や発生源、誘因にもさまざまあるということ(地すべり・山腹崩壊起因、堆積物起因)、そして運動エネルギーや速度が大きいことに加え現象未解明な部分が多く自然災害のなかでも被害が大きいこと。また、地震が誘因の場合にも、すぐに土石流となる場合のほか、天然ダムを作ること、後に降雨が注ぐことといった原因があること。ーーようやく基礎的なことがわかってきた。

    発生予測には、有効雨量・有効雨量強度との相関をみるとか、ポテンシャルとして(勾配、堆積物などから)「土石流危険渓流」を指定しているとか、流出土砂量のオーダー感や地質との関係(河砂基準!)とかも面白い。
    また、衝撃力には巨石衝突によるものと段波によるものがあるとかも。

    砂防ダムの効果も、土石流に対しては(満杯であっても)勾配変化点ができることで有効というのも納得感があったし、満砂が有効なのかも設置目的によって違うというのも、なるほどと思った(はじめて納得いく説明をきけた)。
    雲仙以来の無人化施工のことも勉強になった。

  • 【配架場所】 図・3F文庫新書(岩波新書 新赤版 640) 
    【請求記号】 080||IS||NR-640

    【OPACへのリンク】
     https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/book/79869

  • 400430640x 1999・10・20 1刷

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著者プロフィール

池谷 浩
政策研究大学院大学特任教授

「2014年 『土砂災害から命を守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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