夫と妻 (岩波新書 新赤版 654)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004306542

作品紹介・あらすじ

「もっと粋に生きなくちゃ」-夫婦関係・男女関係の不思議さ、おもしろさをテーマに、ご存じ、六輔辻説法が冴えわたる。辛淑玉さん・中山千夏さんとの対談や、淡谷のり子さんの追悼講演は著者ならではの世界。同時刊行の『親と子』とあわせ、人間関係のタテヨコを縦横に語る紙上バラエティ。西暦二〇〇〇年を期して、六輔ワールド第二幕。

感想・レビュー・書評

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  • <内容紹介より>
    「もっと粋に生きなくちゃ」ー夫婦関係·男女関係の不思議さ、おもしろさをテーマに、ご存知、六輔辻説法が冴えわたる。辛淑玉さん·中山千夏さんとの対談や、淡谷のり子さんの追悼講演は著者ならではの世界。同時刊行の「親と子」とあわせ、人間関係のタテヨコを縦横に語る紙上バラエティ。西暦二千年を期して、六輔ワールド第二幕!

    ーーーー
    男は「女になれなかった」者である、とのこと。
    たしかに、〝サオ〟や〝タマ〟の裏には筋がありますが、もともと胎児はみんな〝ワレメ〟があって女として育つのだとか。成長の過程で割れ目が塞がってとんがって、ナニになる。
    だから、男は「女になりそこなった」者として、「女として生まれた」女性には敬意を払いましょう、ということ。
    女の人がニコニコしていることを「平和」という、ということも非常に印象的でした。
    戦争を始めるのは男で、その時に涙するのは女。

    読み進める中で、「女……まあ、私の場合は妻」を泣かせない、という、〝平和〟に向けた努力を惜しまないようにしよう、と強く思いました。

    ただ、『嫁と姑』に比較して、分析的な部分が少なかったことや、淡谷のり子を中心とした昭和芸能界の話が多く、その分野についての知識が貧弱でいまいち楽しめない部分も少なくなかったです。

  • 2000.11.21 ~ 23 読了

  • 永六輔さんて、すっごい魅力的な人!

  • 本の整理をしていたら出てきた。永さんの直筆サイン入り。多分今は亡き渋谷の旭屋書店(現在はブックファースト)で買ったものだと思う。
    それなりの年になった今読むといろいろ味わいがある文章。若いころ買ってはみたものの読みさしてしまったのもわかる。

  • 本屋で見つけてなんとなく手に取った作品。
    最初の語録にはとても納得した。
    対談の部分は夫と妻というタイトルには少しかけ離れていたと思うところもあったが総じて面白い作品であった。「大往生」も読んでみようと思う。

  • [ 内容 ]
    「もっと粋に生きなくちゃ」―夫婦関係・男女関係の不思議さ、おもしろさをテーマに、ご存じ、六輔辻説法が冴えわたる。
    辛淑玉さん・中山千夏さんとの対談や、淡谷のり子さんの追悼講演は著者ならではの世界。
    同時刊行の『親と子』とあわせ、人間関係のタテヨコを縦横に語る紙上バラエティ。
    西暦二〇〇〇年を期して、六輔ワールド第二幕。

    [ 目次 ]
    1 まずは―「もう、女じゃなくて、人間を演じたいわ」
    2 つまり―「呪文に左右されちゃダメ」
    3 そして―「自然はとてもよくできている」
    4 やはり―「惚れているときの歌は生きてます」
    5 むかし―「相互乗り入れがいちばんいいのよ」
    6 最後に―「淡谷のり子さんはいい女でした」

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「夫と妻」この本を読んで私は夫婦の間でもいい関係を保つためには礼儀やマナーなどが必要だと思います。夫婦というのは楽しいことだけではなく、悲しいことがある時も一緒に乗り越えられるのが夫婦で、その夫婦の感情が長く持つではないでしょうか。子ともの時からお父さんとお母さんのおかげで、あたたかい家庭内で育つことができました。夫婦の関係というのは特に子ともたちに大きな影響を与えるものです。信頼を持って夫婦お互いに気をつけなければなりません。私も結婚したら幸せな家庭を作りたいと思います。

  • 2007.8/14-15
     語録&対談という形式。普通の文章の方が読みやすい。ただ淡谷のり子さんの話は興味深い。戦時中もドレスを着ていたとか、死ぬとき倒れる練習をしたとか。もっと知りたいと思った。

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著者プロフィール

1933年、東京都に生まれる。早稲田大学文学部中退。中学生の頃からNHKラジオに脚本の投稿を始め、大学在学中から放送の世界にかかわる。以降、テレビやラジオ番組の放送作家、作詞家、語り手、歌手などの幅広い方面で活躍中。TBSラジオ「誰かとどこかで」「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」は共に長寿番組として知られる。作詞家として世に送りだした曲には、「上を向いて歩こう」「黒い花びら」「こんにちは赤ちゃん」などの昭和を代表する名曲が多い。著書にはミリオンセラーの『大往生』(岩波新書)をはじめ、『生き方、六輔の。』(飛鳥新社)、『職人』『芸人』『伝言』(以上、岩波新書)、『あの世の妻へのラブレター』(中公文庫)などがある。

「2012年 『上を向いて歩こう 年をとると面白い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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