イスラーム巡礼 (岩波新書)

  • 岩波書店 (2000年6月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004306771

みんなの感想まとめ

巡礼の重要性とその背景を深く掘り下げた本書は、イスラームの世界観や歴史的文脈を理解する手助けとなります。メッカを目指す巡礼の過程は、広範なヒト・モノ・情報のネットワークによって支えられており、商業活動...

感想・レビュー・書評

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  • 岩波新書の赤本。絶版しそうな煽りで手に取った。元々うすらぼんやり興味があったが、これを読んで理解ができたかというと、そこはうすらぼんやりとした理解だ。そう簡単には理解できるものではないと思ってはいるが、とっかかりとしてはあり。思いのほかムスリムが世界に点在して、そりゃ複雑さに磨きがかかるだろう。

  • メッカの聖域を目指した巡礼は、イスラーム世界全域に渡るヒト・モノ・情報のネットワークにより支えられてきたとされている。市場や宿場、キャラバンなどの商業ネットワーク、ヨーロッパによるヘゲモニーやワッハーブの出現による原点回帰など多岐にわたっており読み応えのある一冊。

    後半にアブデュルレシト・イブラヒムが描かれており、インドのチャンドラ・ボースのような人物であったことを初めて知った。それぞれの立場や思惑で動いていたとしても、あの時代にこういった行動を取った人物がまだまだいるということ。それを知る機会を失してはいけないし、興味を持って学んでいかなければとあらためて思った次第である。

  • 『イブン・ジュバイルの旅行記』の副読本に

  • イスラームが巡礼する意味とは?巡礼を通してどのようなアプローチがあるのか?などなど分かりやすく書かれています。

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著者プロフィール

慶應義塾大学名誉教授
専攻:近代イスラーム社会史・経済史、トルコ民族史。
略歴:1945年生まれ。1969年慶應義塾大学文学部東洋史専攻卒業。1975年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。慶應義塾大学文学部助手、助教授、教授を経て2011年より名誉教授。1976-78年テヘラン大学・ケンブリッジ大学中東センターに留学、1987-89日本学術振興会西アジア地域センター派遣研究員およびアンカラ大学言語・歴史・地理学部講師としてトルコに滞在、1999-2000年ボアジチ大学(イスタンブル)文理学部訪問教授。
主要著作:『イスタンブル交易圏とイラン』慶應義塾大学出版会、2015年、『日中戦争とイスラーム』(編著)慶應義塾大学出版会、2008年、『ペルシア絨毯の道』山川出版社、2003年、『イスラーム巡礼』岩波書店、2000年、『イスラーム復興はなるか』(共編著)講談社、1993年、『近代日本とトルコ世界』(共編著)勁草書房、1999年、『井筒俊彦とイスラーム』(共編著)慶應義塾大学出版会、2012年など。

「2022年 『新版 トルコ民族の世界史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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