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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004306900
感想・レビュー・書評
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理図書 519.22||Sa13 11619292
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初版が2000年ですので,必ずしも最新の情報が書かれている訳ではないのですが,中国の環境問題を考える上で参考になる1冊です.岩波新書には,環境問題を学ぶのに適した著書が数多くあるように思われます.発行年が新しいものが少ないので購入をためらったものが多かったのですが,あえてそういうものもそろえていこうと考えるようになりました.
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いろいろ感じることが多かった本である。
著者である定方先生は、科学者というよりきわめてヒューマンタイプの人間で、人とのつながりを大切にしている。
中国に技術移転をするというか、中国で環境問題に取り組むということで、その具体的な実践がきわめておもしろい。
「環境問題は実践だ。」と本の帯に書いているが、
まさにその表現がそのまんまになっている気がする。
沢山のキーワードがあって、頭の中がかなりクリアーになりました。
中国の環境問題に取り組む方向性というのが、見えたような気がする。
人口の爆発、そして農業の崩壊が、中国の僻地の砂漠化を進めていく。
中国の酸性雨をどう見るのか?
その原因は・・それは、CO2問題にも、関係していく。
酸性雨と砂漠化という二つの問題を、
中国にあった脱硫技術を開発すること。
そこからえられる副産物の石膏を友好的に使い、
農業さえも蘇生させるという画期的な話。
●「トンネルルート」という言葉は、ホントにおもしろいです。
定方先生はいう
「途上国に適合する環境技術は、途上国の経済成長に役たつものでなくてはならない。私は、これを生産型環境技術とよんでおり、これこそがトンネルルートを実現できる本命の技術ではないかと考えている。この生産環境技術は、利益を生むことを想定していない従来の環境技術の延長線上にはあり得ない技術であり、新しい発想に基づいた新原理技術である。」
中国という国にあった必要な技術を、中国の人と一緒につくる。
遅れているが故に、最新の技術を組み合わせて初めて、確立する。
私もいま中国に出稼ぎにきているので、
中国人の特有の「メンツと個人主義」に直面しているところがあり、
よけいよくわかる部分があります。
定方先生の目指しているものが、ホントに真摯だと思った。
途上国だからといって、手を抜いていいというわけでなく、
また、水準が低いといって見下すわけでもない。
工業から、農業へアプローチしていく作業は、重要だと思う。
逆に、農業から、工業を無視しているのは、よくないことだともいえる。
大規模な土壌改良は、現在あるさまざまな技術の組み合わせによってできるに違いない。
農業と工業が分離したかたちですすまないこと、つまり、
融合が重要なテーマだと思う。 -
最初の方だけ読んで、「なんや、この本・・・」ってなって、ずっと放置してた本。
ちょっと期間を置いてから読み直してみたら、なかなかおもろい本やった!!
ちょっと古い本やから、『中国=途上国』って表現されてるけど、中国だけでなく、今の多くの途上国で環境問題に取り組むことを想定して読んでみた。
トンネルルートで経済発展していく必要があるって考え方には共感できる部分が多い。生産型環境技術は、今の世界に必要不可欠な技術開発やろな。
抽象的に言うと、途上国で環境問題に取り組むにはどういった課題があって、その課題を乗り越えるためにどういった手段があるのか。そして、その一つ一つの手段にどんなメリットデメリットがあり、どう組み合わせればいいのかということを、筆者の経験に基づいて書かれてた。
この本では、脱硫装置を用いて、砂漠化と酸性雨の両方を解決するっていう、たまたまうまいこと当てはまる手段がみつかった成功例が書かれてたけど、環境問題に本気で取り組む人たちが集まれば、こういったアイデアも浮かびやすいんやろな、って思う。
途中、かなりテクニカルな話になって、化学記号とか出てきたけど、そこらへんも結構わかりやすく説明してくれてたと思う。
最後の共同研究した中国人の紹介みたいなんは、明らかにページ数稼ぎやと思う(笑) -
中国って、国の法律<地方の法律 だったりします。環境汚染は日本にやってきます...
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