ワークショップ 新しい学びと創造の場 (岩波新書 新赤版710)
- 岩波書店 (2001年1月19日発売)
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感想 : 46件
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784004307105
感想・レビュー・書評
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2001年刊行。
歴史的な価値がある本なのかな、と思う。
アメリカでのワークショップの潮流が分かる。
今でももしかしたらあるかもしれないけれど、環境問題の団体とか、まちづくりなどのワークショップに漂うスピリチュアル臭。
それはその団体の問題という以上に、ワークショップという方法論からもたらされているのかも、という新しいとらえ方ができるようになった。
実践的には第4部「ワークショップの応用」が、構成の仕方、進行の仕方などの参考になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ワークショップのまとめとして世の中に出た第1冊目の位置づけ。
各種ワークショップの分類は頭の整理に良い。
ワークショップの定義は、講義など一方的な伝達のスタイルではなく、参加者が自ら参加・体験して共同で何かを学び合ったり作り出したりする学びと創造のスタイル。 -
ワークショップの喜びに満ちている本である。
2001年に書かれている本なので、10年以上も前である。
まだまだ、ワークショップがここまで社会に広まっていなかった時期ともいえる。
ワークショップに参加したことがある人なら、その進め方や手法、効果などは実感済みであろうし、できることとできないことも何となくつかめていることだろう。
本書では、基本的な部分の説明や今となってはほとんどの人が知っていることの説明が多くなっているが、それだけこの10年の変遷と普及は大きかったということだろう。
しかし、だからこそ、導入された初期の頃のシンプルな形でワークショップの本質的な意義やはたらきをつかむことができる。
ワークショップの本質は、10年たっても変わらず、むしろ今読み返しても響いてくる。
輪になって座って、対話する。
シンプルな中に力があります。
“途方に暮れていた私は、あまりに直接的な質問だとは思いながらも、「戦争を止めるためには、私たちになにができるでしょうか?」という問いをぶつけた。
すると彼女は、即座に「その質問こそが出発点です。孤立せず、集いあって、問いあうことが力です。問うことほど強力なことはありません。自分自身に、友人たちに、繰り返し繰り返し問うことです」と返してきた。” -
ワークショップ研究のはしり。ワークショップの定義を述べ、教育以外にも、まちづくりや演劇などのワークショップの事例を挙げ、分類している。
ワークショップの歴史、ワークショップの良さ、そして活動を促すファシリテーターの役割について等が述べられている。
当時はまだ、ワークショップが流行り始めた頃だという。ワークショップ研究の最近の動向を知るには本書以外のほうが良い。本書はワークショップがどのような背景のもとで、何を期待されて輸入されたのかを知ることができる。
最新の研究でも引用されているので流し読みした。 -
自分がワークショップのファシリテーターになった時、もう一度読みたい本。
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図書館。さらっと読みました。12年前の本というのにびっくりしました。スピリチュアルな例が多かったけど、展開・応用ができる基本をおさえた印象です。
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思ったよりもスピリチュアルな内容に重きを置いた本だった。
それでも参考になる部分はあったし、もしかするとワークショップってこういうスピリチュアルな体験をするためのものだったのかなぁと気づかせてくれただけでも価値はあった。 -
ワークショップっつっても時と場合と制約によって随分と異なりますよねぇ、、、「ワークショップ」ってカタカナが含む範囲が広すぎるような気もしますが
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ワークショップって、「自分の言動は社会に影響を与えることができる」っていう自覚を目覚めさせ、市民社会の一員としての主体性を呼び起こすものだったんだ。
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ワークショップを定義する。
2001年著。輪になって座って話す。聴くがそのまま結論といえる。
まずは体験して、一人で考えてグループで話し合って、みんなで形にする。
笑いもあって体を動かしてと原点を探れる。
ワークショップを開く身として参考に。 -
到底20年以上前の本とは思えないぐらいに今も必要とされる内容でした。電子書籍化して欲しいものです。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705412 -
ワークショップ主宰メンバーの1人になったので勉強しなければと、間接的になじみのある中野先生の本を読んでみた。ワークショップ実施のノウハウを知りたくて手に取ったんだけど、ちょっと様子が違ってた。
実はこの本、20年以上も前のもの。20年といえばほんのこないだのようにも思えるが、その間にワークショップの日本での立ち位置、位置づけはだいぶ変わったのだということを思わせる。いわば隔世の感ありといったところ。ワークショップはごく一般的になり、ツールになったという感じかな。実際のところ、多様なもの・形式がワークショップといえばいえそうだもの。
かといって、この本が古いかというとそういうものでもないと思う。ワークショップが世のなかをよい方向へ変えていく思想をたたえた希望とともにある取り組みとして紹介されている。ツールとしてでなく、こうしたワークショップのあり方、ワークショップが内包する哲学を認識しておくことも大切。その意味でやっぱりこの本は、(日本における)ワークショップに関する古典的名著だ。 -
だいぶ前に読み終わったのに、感想を書き洩らしてしまった。そのため、詳細はもう忘れた。
ただ、ワークショップを実施するうえでのポイントが実践的に書かれているので、やるときに見返すべき本だという記憶と、そのために付箋をいくつか貼ったことは覚えている。というわけで、バイブル的な位置づけなのは間違いないだろう。 -
古典ともいえるバイブル的な1冊。中野さんが体験し、実践してきたことが丁寧に書かれています。特にワークショップの効果や可能性をしみじみと語りかけています。本質を問う1冊です。
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1.この本をひと言でまとめると
ワークショップにほれ込んだ人による、ワークショップご紹介
2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度
・トーキングスティック(p4)
⇒持ってる人以外しゃべらさない強制的な方法がおもしろい。ただ会社では無理?
・グループの相互作用(p140)
⇒深く傾聴すること、学びあうことが自分のためになるということ。
・ファシリテーターの条件(p147)
⇒読書会主催者として参考になりました。表現力の豊かさ、自己開示の率先が足りない点。
・創造的な会議への応用(p179)
⇒会社で使えそうな内容。特に4つのプロセスは司会者の時に意識したい。
3.突っ込みどころ
・著者がいう目的「持続可能で真に豊かな社会と個人の実現」がよくわからない
・現代社会を批判的、反戦思想、精神世界・自然環境の話が多く、なんとなく思想的偏りを感じる
・怪しい宗教とは違うと言っているが、似たようなものと思ってしまった。 -
ビジネス
コミュニティ -
包括的な「ワークショップ」のテキスト。大変よくまとまっている。
http://naokis.doorblog.jp/archives/workshop.html なおきのブログ : 【書評】『ワークショップ』〜集いあい問いあうことが力。だから輪になって座ろう。〜
<目次>
序 輪になって座る
第1部 ワークショップとは何か
一 「ワークショップ」の定義
二 ワークショップの歴史と背景
三 ワークショップの分類
四 各分野の概要
第2部 ワークショップの実際
一 ジョアンナ・メイシーの「つながりを取り戻す」ワークショップ
二 「自分という自然に出会う」連続ワークショップ
第3部 ワークショップの意義
一 ワークショップの特徴
二 ワークそっぷの現代的意義
三 ワークショップの可能性
四 ワークショップの限界と注意点
第4部 ワークショップの応用
一 創造的な会議への応用
二 講演会・シンポジウムへの応用
三 ワークショップの応用例
結び
<定義>
本書における「ワークショップ」の定義
「講義など一方的な知識伝達のスタイルではなく、参加者が自ら参加・体験して共同で何かを学びあったり創り出したりする学びと創造のスタイル」
<ワークショップの分類>
1 アート系:演劇、ダンス、美術、音楽、工芸、自己表現など
2 まちづくり系:住民参加のまちづくり、コミュニティづくり、政策づくりなど
3 社会変革系:開発教育、国際理解教育、平和・人権教育など
4 自然・環境系:環境教育、野外教育、自然体験学習など
5 教育・学習系:学校教育、社会教育、企業研修、国際会議など
6 精神世界系:自己成長・自己変容、こころとからだ、人間関係、心理学、癒しなど
7 統合系:精神世界と社会変革の統合
<ワークショップの特徴>
「受け身型」から「参加型」へ
「体験」
「グループ」(相互作用)
<ファシリテーターであるために望ましい条件>
?主体的にその場に存在している。
?柔軟性と決断する勇気がある。
?他社の枠組みで把握する努力ができる。
?表現力の豊かさ、参加者への反応の明確さがある。
?評価的な言動はつつしむべきとわきまえている。
?プロセスへの介入を理解し、必要に際して実行できる。
?相互理解のための自己開示を率先できる、開放性がある
?親密性、楽天性がある。
?自己の間違いや知らないことを認めることに素直である。
?参加者を信頼し、尊重する。
<全体的な学び>
ボディ=身体
マインド=知性
スピリット=直観・霊性
エモーション=感情
<ワークショップの現代的意義>
1 「豊かさ」の再検討
モノの所有から「関係」の豊かさへ
生の充溢と歓喜
2 自分らしく生きる
3 知恵も力も「関係」の中に生じる
4 「市民」意識の醸成
ワークショップの限界と注意点
1 「非日常」の限界
2 自己啓発セミナー、カルト的宗教などとの違い
3 独善的にならないために
<交響する瞬間><blockquote>100人近いオーケストラと200人近いコーラスのどこにいる人でも、他のすべてのパートの音が完璧に聞こえる、と感じられる時がしばしばあったというのだ。完璧なハーモニーの一部になりきるような体験で、なんとも言えない至福の瞬間。普段は音の小さな楽器や遠くの人の演奏はなかなか聞こえないのに、その時はすべての音がはっきりと聞こえていると感じられた。それはもう特別な恍惚の時であり覚醒の時だった。
お互いが自分でありかつ全体である瞬間。個と全体の調和。お互いに他をよく聴くことで完成する完璧なハーモニー。
お互いの違いを聴きあい、自分は自分でありきる中で、豊かなハーモニーが生まれる。そんな「交響する瞬間」を生み出す「交響する場づくり」を様々な局面で重ねていきたいと思う。</blockquote>
2014.03.04 企業間フューチャーセンターで話題になった本
著者プロフィール
中野民夫の作品
