一葉の四季 (岩波新書 新赤版 715)

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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004307150

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    身長五尺足らず、髪はうすく、美人ではないが目に輝きがあった―。
    二四年という短い生涯の間に、「たけくらべ」「にごりえ」などの名作を遺した樋口一葉とは、どんな人だったのか。
    明治の東京、わずか半径数キロの「ささやかなる天地」に生きた一葉を、自身の日記や周囲の人々の回想を素材に、鮮やかに浮かび上がらせる。

    [ 目次 ]
    1 樋口一葉―ささやかなる天地(東京の人;甲斐国中萩原村;桜木の宿 ほか)
    2 明治の東京歳時記(元旦;薮入り;火事 ほか)
    3 一葉をめぐる人びと(その後の半井桃水;平田禿木;星野天知 ほか)

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著者プロフィール

1954年生まれ。中学生の時に大杉栄や伊藤野枝、林芙美子を知り、アナキズムに関心を持つ。大学卒業後、PR会社、出版社を経て、84年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。聞き書きから、記憶を記録に替えてきた。
その中から『谷中スケッチブック』『不思議の町 根津』(ちくま文庫)が生まれ、その後『鷗外の坂』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『彰義隊遺聞』(集英社文庫)、『「青鞜」の冒険』(集英社文庫、紫式部文学賞受賞)、『暗い時代の人々』『谷根千のイロハ』『聖子』(亜紀書房)、『子規の音』(新潮文庫)などを送り出している。
近著に『路上のポルトレ』(羽鳥書店)、『しごと放浪記』(集英社インターナショナル)、『京都府案内』(世界思想社)がある。数々の震災復興建築の保存にもかかわってきた。

「2023年 『聞き書き・関東大震災』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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