公益法人: 隠された官の聖域 (岩波新書 新赤版 726)

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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004307266

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    KSD事件を契機に注目を集める公益法人。
    総数は二万六千を超え、官との癒着やその不透明性から天下りと利権の温床とも批判されている。
    はたして公益法人とはどのような組織なのか、どこに問題が潜んでいるのか?
    気鋭のジャーナリストが、肥大化する「見えない政府」の知られざる実態に迫る。

    [ 目次 ]
    1 公益法人問題とは何か(いわゆる「特殊法人改革」の経緯とまやかし;取り残された公益法人改革 ほか)
    2 肥大化する「見えない政府」(電波行政がつくった社団法人;問題公益法人を類型化する ほか)
    3 知られざる実態(奇妙な法人―休眠法人;幽霊法人も一二〇〇近くさまよう ほか)
    4 設立・運営を巡るさまざまな手法(法によらずに「通達」で利権;法によらず「告示」で利権 ほか)
    5 根治のための処方箋(主務官庁制を廃止する;NPOと扱いを同一に)

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著者プロフィール

1942年12月東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。
共同通信経済部記者、ニューヨーク特派員などを経て、フリーのジャーナリスト。
05年4月から08年3月まで東北公益文科大学大学院特任教授。公益法人、国家予算問題などに関し、これまで参議院厚生労働委委員会、同決算委員会、同予算委員会、衆議院内閣委員会で意見を陳述。
07年11月から08年3月まで参議院行政監視委員会で客員調査員。
10年12月「厚生労働省独立行政法人・公益法人等整理合理化委員会」座長として、報告書を取りまとめ。
主な著書に『公益法人 隠された官の聖域』(岩波新書)、『官僚社会主義 日本を食い物にする自己増殖システム』(朝日選書)、『静かな暴走 独立行政法人』(日本評論社)、『亡国予算 闇に消えた「特別会計」』(実業之日本社)、中小企業小説『町工場からの宣戦布告』(産学社),『小説・特定秘密保護法』(産学社)、『小説・非正規』(産学社)。共著に『東日本大震災後の公益をめぐる企業・経営者の責任』(現代公益学会編)。訳書に『リンカーンの3分間—ゲティズバーグ演説の謎』(ゲリー・ウィルズ著・訳、共同通信社)。
日本ペンクラブ会員、現代公益学会理事。

「2018年 『南極メルトダウン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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