異文化理解 (岩波新書)

著者 : 青木保
  • 岩波書店 (2001年7月19日発売)
3.25
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004307402

作品紹介

IT化、グローバリゼーションが進み、日常的に接触・交流が増大した「異文化」を私たちは理解しているだろうか。異文化間の衝突はなお激しく、ステレオタイプの危険性や文化の画一化がもたらす影響も無視できない。文化人類学者としての体験や知見を平易に展開しながら、混成化する文化を見据え、真の相互理解の手掛かりを探る。

異文化理解 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • なんとなく理解、何回も読む必要ある。
    文化と言語が繋がった1つの文化である。

  • みんな違って みんないい
    ではなく
    みんな違って 大変だ
    (平田オリザさん)
    を 強く実感させてもらえる一冊

    誰しもあるところだけれど
    自分がいるところ、場所、やり方
    がついつい当たり前だと思ってしまう
    ところが、ちょっと考えればわかることだけれど
    そんなことって めったにありませんよね

    ついこの間も
    アメリカから初めて日本に来た友達が
    日本の路上に乱立する自動販売機の数に
    ものすごく驚いていました
    そんな身近な例もさることながら
    その国の文化とはまさにその国に身を置いて
    初めて見えてくることがほとんど
    私たちは周囲を海に取り囲まれ
    陸地続きの異国が隣にはない
    この日本という特別な国に暮らしていることを
    改めて実感させてもらえた一冊です

  • Ⅰ 異文化へ向かう
    Ⅱ 異文化を体験する
    Ⅲ 異文化の警告
    Ⅳ 異文化との対話

  • 著者は文化人類学者で、現在は国立新美術館の館長さんである。NHK番組での講義録を土台にした本で、学術書というよりは啓蒙書だ。発行された時代がちょっと古いので、事例などは、いまの時代に合わない部分もあるが、異文化を理解する心得として、概ね普遍性のある内容と読んだ。特に「異文化理解のために、自文化を発見する」とは、深く共感する。本書が記された頃より、さらにICTが進み、他所の文化にまつわる情報は増えた。こうした異文化理解(?)をネタにマネタイズにつなげる動きも盛んになる一方で、それでも宗教間の戦争がなくならず、文化の衝突は続き、様々なすれ違いが起きている現実は、どう理解すればよいのだろう?

  • 留学や旅行で海外に行ったとき、そして大学の中ででも、異文化に触れる機会はあります。異文化と自分の文化について考え直すきっかけになる一冊です。

  • 課題図書難しかったけど勉強になった。難しかったけど

  • JMOOC OpenLearning, Japan「グローバルマネジメント(入門)」Week3参考文献。

  • グローバル化が進みつつあることで、異文化と接触する機会がますます増えている現在にあって、異文化を理解することの重要性は高まっています。本書は、そうした現状の解説と、異文化を理解するに当たって生じる問題を、多くの例をあげながら分かりやすく説明した本です。

    文化摩擦やオリエンタリズムの問題なども取り上げられていますが、もう少し突っ込んだ議論を展開してほしかったという気がします。

  • 備忘録的にメモ。
    それまで西対東のイデオロギー対決が何より優先され、その他の疑問や不満は抑えつけられていた状態だった。この「タガ」が外れたことが、昨今世界各地で頻発する紛争や内戦のきっかけである。ヒトやモノの移動が容易になり、情報の流通も飛躍的に増大している一方で、固有の文化・宗教・民族による対立が先鋭化の傾向がある

    日本は第二次大戦後、西側の一員として資本主義、自由主義で運営されてきたが、一方で、最も成功した社会主義国家と評価されることもある。言葉や宗教、生活習慣など、異文化を取り入れ同化させる許容性がある一方、共同体の閉鎖性、境界外のものへの警戒心が小さくない。

    「王の身体説」王(日本では天皇)の生命と社会活動で最も重要な時間(時代)が一体化している。王が無くなると国力が弱まると信じられており、実際に経済活動が自粛停滞するなどの現象が見られる。

    日本では宗教活動でよく見られるような「境界の時間」の考え方が薄れている。お祈りの時間、ラマダン、日曜礼拝など。毎日の中でゆっくりお茶を飲む習慣やランチ〜シエスタなどの境界の時間もない。緊張した状態が継続することや区切りが無いことで意識変化の機会を失うなどの弊害が。成人の日(儀式)が形骸化していることなどに良く現れている。これに代わって新人研修などがこの役割を担っているが、これで良いのか。

  • 目次:はじめに、I 異文化へ向かう、II 異文化を体験する、III 異文化の警告、IV 異文化との対話、あとがき

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