異文化理解 (岩波新書 新赤版 740)

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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004307402

感想・レビュー・書評

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  • 新鮮やったのが、異文化(またはコミュニケーション)には「自然」、「社会的」、「象徴」という3段階に分かられるという考え。
    自然レベルは人間誰もが持っている属性で理解できるもの、例えばハエが飛んできたら反射で身を除けるとか。社会的レベルは、その社会に慣習として存在するもの、例えば車は左側通行とか。人間が普通に育ってきて得た常識で理解できるレベル。そして象徴レベル、ニューカマーにとっては理解しがたいその社会特有の慣習・宗教・行動様式で、例を挙げると、キリスト教信者でない人にとってキリスト教信者が十字架を崇めるのは理解しがたく、ただの十字にしか見えないといった感じでしょうか。

  • 高校生の時に読んで、面白いと思った。

  • 20081115読破。面白い。他の著作も読みたい。含蓄があるが平易でわかりやすい。

  • 1回生のときに「異文化について」英文で3〜4枚書けというレポートの際、
    参考資料として購入した。

    小難しかったので、結局読んだもののレポートには使わなかった。笑

  • 異文化を理解するときの入門書みたいな。

  • ちょい堅苦しいタイトルの割りに、わかりやすい内容!新書のイメージ変わりました。

    「その文化の価値とか象徴を理解するところが異文化理解のひとつの大きな困難であると同時に、大きな課題なのです。」

  • これも大学の授業のテキストだったわけですが、面白かったのでいまだに読み返しています。体験出家エピソードと、そこから感じる国民性とか、現地の人たちの宗教のとらえ方がいいなあ。

  • 入試で、かなり助かった。分かりやすくて、納得しまくった。タイの修行僧の話に、かなり影響受けた。タイ行きたい…。他にもこの人の本を読みたい。

  • タイでの著者の体験談を元に異文化への考えが述べられている。

  • 全部読んだけど普通に内容が難しい。

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著者プロフィール

1938年東京都生まれ。文化人類学者。東京大学大学院修了、大阪大学で博士号取得。東南アジアをはじめ各地でフィールドワークに従事。元文化庁長官、大阪大学名誉教授、前国立新美術館館長。主な著書に、『儀礼の象徴性』(1985年、岩波書店、サントリー学芸賞)、『「日本文化論」の変容』((1999年、中央公論新社、吉野作造賞)などがある。

「2023年 『佐藤太清 水の心象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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