- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004307419
感想・レビュー・書評
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【由来】
・「インターネット術後集?」で知った。
【期待したもの】
・「エコになった」ってのは、大きな視点で見ないと欺瞞だと思ってるんだが、それについての参考になるかと。
【要約】
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【ノート】
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PCの部品製造過程でどれだけ汚染物質が出ているかという話。
クリーンで最先端と思いきや、かつての重工業と同じような問題がある。
個人的には自作PCパーツをリサイクルに乗せられる公的なルートが必要だと思った。 -
(2003.12.11読了)(2002.04.01購入)
パソコンやOA機器の製造、廃棄に伴って発生する環境汚染についての本である。
半導体を洗浄するための有機溶剤が地下に漏出して地下水を汚染している例がいっぱい挙げてある。シリコンバレーは、半導体関連の工場も多かったので、IBMの工場、フェアチャイルドの工場、等が地下水の汚染をしていた。現在は土壌と、地下水の浄化を進めている。
半導体の製造工程や使われる化学物質は、24頁、27頁に挙げてある。塵やゴミが製品に付着すると半導体の性能が損なわれるので、洗浄を繰り返し行う。洗浄には、超純水、各種有機溶剤、フロンが使われる。これらの物質が環境汚染を引き起こす。
最新の半導体工場は台湾が多くなってきている。それに伴って閑居問題も発生している。
韓国も半導体では頑張っているので、汚染問題を起こしている。
日本での汚染問題は、携帯電話に不可欠の積層セラミックコンデンサーの生産を行っている「村田製作所」の工場、福井県武生市で1989年に地下水汚染が発見されている。
積層セラミックコンデンサーの生産では世界のシェアの半分を占めている。携帯電話使用者は、汚染の片棒を担いでいることになるのでは?
キヤノンでは、栃木県鹿沼市で1990年に地下水汚染が見つかっている。レンズの研磨後の洗浄に使った有機溶剤が原因だった。
その他、東芝、NEC等の名前も挙げられている。
生産だけでなく、IT機器の廃棄やリサイクルでも有害物質の問題が挙げられている。
環境経営についてのランキングが日経新聞に掲載されていたりするけれど、上位に来ている会社はかつて環境汚染問題を起こしている会社が多いのでは? と思ってしまう。
(内容紹介) amazon
すでに生活の一部になったIT機器.その製造の陰では,流産やガンを引き起こす恐るべき環境汚染が進行している.毎日大量に捨てられる携帯電話やパソコンのゴミ問題も深刻だ.半導体生産が急成長しているアジア諸国や日本各地の実態を報告し,環境に負荷を与えないハイテクIT産業のあり方,リサイクルのしくみを考える. -
それにしてもIT社会の到来でパソコン、ケータイの中古品とそれらのゴミによる汚染が酷い。環境問題とはこれだね。
ケータイなんて使えるのにみんな買い換えてくれるから。