伝わる英語表現法 (岩波新書 新赤版765)

  • 岩波書店 (2001年12月20日発売)
3.83
  • (19)
  • (39)
  • (25)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 644
感想 : 36
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004307655

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

言葉は文化であり、異なる文化背景を理解することが英語表現の鍵となる本書は、通訳や翻訳に関心がある人々にとって非常に有益です。著者の豊富な知識と経験に基づいたレッスンは、英語を「具体的」「説明的」「構造...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ライシャワーの通訳から高校大学の教壇経験まである百戦錬磨の著者による、英語表現のためのエッセンス本。「英語の日本語の共通点はほぼない」という潔い前提から出発し、語レベル(基本語の取り回し)、統語レベル(切る、送る、埋める)、談話レベル(並べる、揃える、つなげる)までさらりと到達。これを実践するのが難しいわけだが、であるがゆえに著者への畏れも深まるというもの。

    ・第4章で取り上げられている入試問題は京大のもの。特にp.102からの例は入試業界では悪名高い(?)ものだが、巷の参考書や過去問集とは段違いの説得力ある翻訳を読むことができる。

    ・予備校の英語講師を中心にTwitterで話題になった一冊だが、pp.81-82の「文頭のand」についての扱いはどうだろうか。場合によっては減点対象として指導されることもあるように聞く。私自身は、本書の記述と同じく、「もう、いいんじゃない?」という相場感だが…。

  • p.2021/9/10

  • 言葉は文化であり、違文化背景を持つ言葉を、翻訳、通訳する著者先生のスキル、知識、経験、洞察力、方法論には頭が下がる。例題問題を解いてみるものの、先生の模範解答は無駄がなく、簡潔で文化背景を知らない人にも分かりやすく、芸術の域に達している。かつて受験勉強でめんどくさい日本語の長文英訳を嫌というほどやったが、本書を読み、なんの役にも立っていない勉強だったことに溜息が出る。それにしても初版2001年の本書の時代から20年余り経過した今もなお、日本の英語教育に大した変化が見られないことには言葉もない。

  • COBUILDを推薦した直後の第2章で、「日本語では名詞になるようなところを、英語ではまずシンプルなフレーズに言い換えてみる」という演習問題を置いた所が啓発的だった。難読英単語には一対一対応で難しい日本語を表せるものもなくはないが、話せる/書ける英語を獲得するためにはむしろ「難しい一単語でも表せそうなものを、敢えてCOBUILDの語釈なみに噛み砕いていつでもパラフレーズできるようなチカラ」に焦点化して訓練した方がよいのだ、と主張しているように自分には読めた。序論で「日本語は単語文化」と言っていたのは、そういうことだったのかと理解した。

  • 日本と英語圏の文化の違いへの深い理解に基づいたレッスンが文章化されている。通訳や翻訳に関わる人の必読書なのはもちろんのこと、英語でコミュニケーションをとる機会のある日本人全員に役立つ内容だと思う。ただ、受験生が読んだら混乱するかもしれない(受験英語との差が大きいから)。

    キーワード
    ・英語は「具体的」「説明的」「構造的」
    ・日本語を英語にするときは「切る」「送る」「埋める」
    ・英語を書くときは「並べる」「揃える」「つなげる」

  • 英会話や英作文の際に単語を単純に置き換えるのではなく、意味を伝えることに主眼を置いて表現を考えることが重要であることを例を示しながら解説している。
    よりわかりやすく実践的な英語表現への意識を高めてくれる本。

  • 日本語直訳でないナチュラルな英語を書きたい、話したいな、と思い拝読しました。なんとなくモヤッと感じていたことが言語化されていて、これらの内容を意識するだけでも自分の英語が改善する予感がしています。いい本だと思います。

  • これを読んで急に上達ということはないが、文章の組み立ての考え方という面でブラッシュアップの一助になるかも。

  • 英語と日本語がどれだけ違うものなのかがよく理解できました。本書の内容を頭に入れておくことで英語の勉強の効果もアップすると思います。

  • 抽象的な日本語を、具体的・構造的な英語にどう置き換えるか、豊富な例で説明されていてわかりやすい。言語そのものの違いに加えて、背景にある文化の違いも説明されている。日本の状況について(もう古くなってるかな)と思う部分はあるけれど、タイトル通り、英語で表現するための基盤を持てるよう、ガイドしてくれる。

  • 英作文が、どうしてもしっくりこなかった学生時代を思い出した。
    日本語の名詞を英語の動詞で表現する/言い換える、は眼から鱗だった。
    またいつか読み返したい。

  • 國學院大學「大学生にこそ読んで欲しい」おすすめ本アンケートより。

    ※國學院大學図書館
     https://opac.kokugakuin.ac.jp/webopac/BB00568143
     

  • 20年前の本だが、全く古くない。英語と日本語のの言語的特性の違いや、日本の古き英語教育の難点を鋭く指摘しながら、平易な英語で、単語調の日本語を訳すのではなく、伝える技術を紹介している。

  • 英語は日本語とは違う。
    単語や文法を覚えただけでは、使える英語は身につかない。
    日本の中学、高校、大学…どこでも教えてくれないが、英語を使うには必要となる考え方・テクニックである。
    私の錆びついた英語をブラッシュアップするために購入して大正解!
    大学生と受験を控えた息子たちも読んでくれないかなぁ…。

    アメリカに留学した時、必要に迫られて覚えた内容ばかり。宿題のペーパーを書く時、テストの記述問題に答える時、授業で発表する時にも必須だった。私は英文のテクニックとして身につけただけなので、この本を読んで、日本語との違い、日本人はどこを、どうして間違ってしまうのかなどがよく理解できた。

  • 評判どおりの良書でした。日本語から英語に、一対一対応に変換しながら「訳す」のではなく、届けたい意味を整理した上で簡潔な英語で「伝える」ことができるよう、その基本的な姿勢や考え方を示してくれます。(高校生以上?で)英作文を本格的に学ぶための最初の一冊に最適ですね。

  • 目から鱗とはこういう本のことを指す言葉だと思う。英語は勉強させられるもので、言われるがまま覚えさせられてきた。しかし、言語は生き物であり、なぜ日本語と違う「英語」という形が生まれたのかを理解することが大切である。そうすることで、英語を勉強する意義がわかり、また学習を効率良くしてくれるのだと思う。

  • 20年前の本…
    もっと前、ぼくが受験生の時に欲しかったー!
    今まで、英語のぼんやりと考えていた勉強の仕方が、間違えでなかったこと、さらに、整理されて、語学の勉強に意欲が出た!

  • 英語は動詞が中心など、既知の内容も含めて納得感のある一貫した説明がされており、英語で表現をするときに感じていた「どうもうまく言えない」理由が理解できた。今後の表現を学ぶ指針が得られたと思う。

  • 漢字の熟語が抽象的という発想はなかった。
    英語の具体性って行動レベルでイメージできることなのか。まだ実感値はないけど、思い当たる節はある。英語でニュースを聞いているとたまに随分と平易な言い方を繰り返すな、と感じる。これは具体的だったからなのか。

全29件中 1 - 20件を表示

長部三郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×