日本の近代思想 (岩波新書)

  • 岩波書店 (2002年1月18日発売)
3.36
  • (2)
  • (4)
  • (16)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 137
感想 : 9
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784004307679

みんなの感想まとめ

現代の中高生にとって、「日本」との関係を見つめ直す契機を提供する内容が魅力です。日本近現代思想の主要なテーマを簡潔に概観し、「日本論」や「民主主義」、「戦争と平和」など多様な視点から構成されています。...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • TikTokやYoutubeを通じて偏屈なナショナリズムにどっぷり浸かりやすい現代の中高生に「日本」(と結び付いた自分)を相対化する重要な契機を与える良著だと思った。

  • 【書誌情報+内容紹介】
    著者:鹿野 政直(1931-)
    通し番号:新赤版 767
    刊行日:2002/01/18
    ISBN:9784004307679
    版型:新書 並製 カバー
    頁数:254
    在庫:品切れ

     軍事大国から,敗戦を経て経済大国へ.そしてその破綻による閉塞感.このような歴史を背負いつつ,百年余にわたる日本の近代は思想において,どのような経験を重ねてきたのだろうか.戦争と平和・民主主義の問題から,いのち・暮らしの問題まで,日本の近代が経験した思想の情景を描きだし,その思想的意味を探る.
    https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b268586.html

    【簡易目次】
    第1章 日本論
    第2章 民主主義
    第3章 戦争と平和
    第4章 沖縄・在日
    第5章 女性の問い
    第6章 暮らしの思想
    第7章 社会主義という経験
    第8章 核時代の思想
    第9章 いのちの現在


    【目次】
    目次 [i-iii]


    はじめに 001

    第1章 日本論 005
    膨張的日本/期待と危惧/日本への回帰/雑種文化論/ヤポネシア論/「国語」の造られ方/「日本」再考

    第2章 民主主義 027
    人民国家の思想/立憲主義と国体/民本主義/女性の権利/言論の受難/民主化と日本/人びとの運動/生存権/坑道のカナリア

    第3章 戦争と平和 055
    義戦論と非戦論/兵士たちの戦場/死に方の実学/女たちの参戦/少国民教育/抗日に生きる/無知の責任>無知

    第4章 沖縄・在日 077
    あま世への願い/差別の痛み/恩讐の日本/反復帰論/日の丸を裁く/「皇国臣民」から/内なる痛み/朝鮮文化を歩く/人さし指の自由/分断を生きる/

    第5章 女性の問い  109
    「産む」性として/人形の家/母性保護論争/母親大会/主婦論争/主婦をみつめる/ウーマン・リブ/女性学

    第6章 暮らしの思想 135
    民間些事/貧乏物語/農村婦人問題/生活綴方/生活学/暮らしの復権/滅公奉私/豊かさを問う

    第7章 社会主義という経験 161
    社会民主党/非権力への夢/婦人部論争/講座派/転向・非転向/社会主義とは何だったのか

    第8章 核時代の思想 181
    原爆文学/屍の街/第五福竜丸/ヒロシマ紀元/核問題の構造/市民の科学者

    第9章 いのちの現在 201
    枯死する風景/人間として/社会医学/乳児をまもる/学校がモノサシ/こころとからだ/施設から地域へ/老いと介護/死の受容

    おわりに 229


    あとがき(二〇〇一年十月十一日 鹿野政直) [233-235]
    索引 [1-13]

  • 東京新聞の連載記事をまとめた本ということで、日本近現代思想の主要なテーマとその担い手たちの思索を簡潔に概観している本です。テーマ別の編成となっており、「日本論」「民主主義」「戦争と平和」「沖縄・在日」「女性の問い」「暮らしの思想」「社会主義という経験」「核時代の思想」「いのちの現在」という章で構成されています。

    タイトルは「日本の近代思想」ですが、戦後の思想についてもとりあげられています。ただし、それぞれの領域で近代的な自由を求める動きとそれにともなってあらわになった諸問題にかんする思想に限定されているという意味では、「日本の近代思想」というタイトルからの逸脱はないといってよいのではないでしょうか。その意味で堅実な内容ではあるものの、もう一歩踏み込んで「近代」に対する問題意識への目配りも示してほしかったという気がしないでもありません。

  • 題名は大袈裟だが、東京新聞連載のエッセイ集に加筆した内容で読みやすい。ただし、左寄り的内容であるのでその辺は割り引いて読む必要はあるかも。

  • [ 内容 ]
    軍事大国から、敗戦を経て経済大国へ。
    そしてその破綻による閉塞感。
    このような歴史を背負いつつ、百余年にわたる日本の近代は思想において、どのような経験を重ねてきたのだろうか。
    戦争と平和・民主主義の問題から、いのち・暮らしの問題まで、日本の近代が経験した思想の情景を描きだし、その思想的意味を探る。
    索引を付す。

    [ 目次 ]
    第1章 日本論
    第2章 民主主義
    第3章 戦争と平和
    第4章 沖縄・在日
    第5章 女性の問い
    第6章 暮らしの思想
    第7章 社会主義という経験
    第8章 核時代の思想
    第9章 いのちの現在

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 近代思想入門の入門といった感じでしょうか。今一つ物足りない感も・・・。個人的には岩波文庫の『近代日本思想案内』の方が読み物としても面白いし、豊富な文献案内など知識を深めたいときの手引きとしても使えると思います。

  • 大学の教科書をせっかくだから流し読んでみたけど、
    自分の興味の範囲ではなく、あまりおもしろくなかった。
    内容も抽象的で難しい。

  • 羅列した感は否めないが、いわゆる「民間学」についての本といっても良いと思います。

全8件中 1 - 8件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

鹿野政直(かの・まさなお)
1931年大阪府生れ。早稲田大学文学部卒業。日本近現代思想史専攻。早稲田大学名誉教授。『鹿野政直思想史論集』全七巻(岩波書店、2007-08年)など。

「2020年 『八重洋一郎を辿る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鹿野政直の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×