ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
3.56
  • (16)
  • (17)
  • (41)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 191
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004307716

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「ダルタニャン氏の覚え書」にはじまり、
    三銃士の活躍した時代の文献を振り返る。

    歴史と小説の話が交錯し,当時の人間模様が分かる。
    三銃士が二倍に面白く読み直せる。

    ガスコーニュが,フランス側のバスク地方だということを知りました。

    話はダルタニャンの末裔に及ぶ。

  • 実在の自称伯爵ダルタニアン。三銃士の話しよりずっと面白い。最近、ダルタニアンの生涯を綴ったダルタニアン物語が再刊行されたので比較しても面白いかも(^^) 子供ころは岩波文庫でダルタニアンがアラミスの名前をよびながら戦死するまでシリーズ化されてたのに、いつから上下巻の二冊になったんだろう。

  • 高校~社会人ルーキーの頃に読んだ「ダルタニャン物語」。デュマによれば、この作品は「○○」という書物をもとに書いた…という能書きがあり、「本当なんだろうか、嘘なんだろうか…」と思っているうちに大人になってしまいました。そのもやもやを解消してくれる本です。

    佐藤さんの解説が非常に丁寧です。シャルル・ダルタニャンなる人物(この人は実在の人物)の偽回想録が出回っていたこと、それをデュマがパクッて広げていったことをざっと説明し、当のダルタニャン氏の足跡を追っていきます。アトス、アラミス、ポルトスの三銃士もモデルの人物が実在していたらしく、そちらも解説されています。

    実際のダルタニャンがどういう生涯を送ったのかということと「ダルタニャン物語」の波乱万丈さ加減とは全く別の話ですが、当時の出世話のひとつを活写してくれるこの本の面白さにこの☆の数とします。

  • 『三銃士』の主人公・ダルタニャンのモデルとなった実在のダルタニャンの伝記です。
    こちらもなかなか魅力のある人物だったようです。

    銃士の社会的な位置付けとか、貴族の慣習など物語からだけではわからない部分の説明があってよかったです。

  • 世界でもっとも有名なフランス人かもしれない、と著者をして言わしめる人物、ダルタニャン。児童向けにリライトされた『三銃士』にわくわくし、それが全十巻の大作の一部だったことを知った時の興奮は忘れない。実在の歴史上の人物が「人の顔」をして生き生きと描写され、ダルタニャンとアトス、ポルトス、アラミスたちはその合間を素晴らしくしなやかに動き回っていた。著者の名は知ってはいたものの、日本人の書く仏蘭西ものにはやや眉唾もの、という先入観を持っていたことは否めない(トロワイヤのロシアものは読んでるくせに)、自戒!

  • PDF

  • カルチェ・ラタンの書き出しのところで、擬似回顧録みたいな話が出てきたのでどんなのだろうなと思っていたら、まさか三銃士の主人公がそれだとは。興味津々。
    読んだ感想としては、この人の場合は事実は小説より奇なり、とまではいえないなと。あんなに有名に仕立て上げられちゃったのだから期待度が高すぎるのかもしれない。ただ、間違いなく時代のサクセスストーリーを体現するような人生で、軍人としてはすばらしい軌跡だったのだと思う。
    この著者の文章は読みやすかったり読みにくかったり差が激しい。この本はさくさく読めるかなと思いきやそうでもなかった。なんでだろう。いたるところでガスコンにひきつけていたからかな。

  • デュマの「三銃士」には種本があった、ということで史実、種本、デュマの「三銃士」とそれぞれのダルタニヤンがいるのですけど、それでは他の銃士たちアトス、ポルトス、アラミス。そしてトレヴィル隊長やミラディはどうかといいますと・・・それはこの本で確かめてみてください。

  • 史実を詳しく考察していて、とても興味深かったです。三銃士をすぐにでも再読したくなりました!やはりダルタニャンはかっこいい。

  • 日本ではデュマの小説以外でも,アニメや映画で知らない人はいないのではないかという「三銃士」ですが,その登場人物ダルタニャンが実在した!?直木賞作家が描く,小説より奇なるノンフィクション!

全23件中 1 - 10件を表示

佐藤賢一の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐藤 賢一
佐藤 賢一
アレクサンドル・...
有効な右矢印 無効な右矢印

ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書)に関連するまとめ

ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする