ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書)

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  • 岩波書店
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レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004307716

感想・レビュー・書評

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  • 「ダルタニャン氏の覚え書」にはじまり、
    三銃士の活躍した時代の文献を振り返る。

    歴史と小説の話が交錯し,当時の人間模様が分かる。
    三銃士が二倍に面白く読み直せる。

    ガスコーニュが,フランス側のバスク地方だということを知りました。

    話はダルタニャンの末裔に及ぶ。

  • 実在の自称伯爵ダルタニアン。三銃士の話しよりずっと面白い。最近、ダルタニアンの生涯を綴ったダルタニアン物語が再刊行されたので比較しても面白いかも(^^) 子供ころは岩波文庫でダルタニアンがアラミスの名前をよびながら戦死するまでシリーズ化されてたのに、いつから上下巻の二冊になったんだろう。

  • 高校~社会人ルーキーの頃に読んだ「ダルタニャン物語」。デュマによれば、この作品は「○○」という書物をもとに書いた…という能書きがあり、「本当なんだろうか、嘘なんだろうか…」と思っているうちに大人になってしまいました。そのもやもやを解消してくれる本です。

    佐藤さんの解説が非常に丁寧です。シャルル・ダルタニャンなる人物(この人は実在の人物)の偽回想録が出回っていたこと、それをデュマがパクッて広げていったことをざっと説明し、当のダルタニャン氏の足跡を追っていきます。アトス、アラミス、ポルトスの三銃士もモデルの人物が実在していたらしく、そちらも解説されています。

    実際のダルタニャンがどういう生涯を送ったのかということと「ダルタニャン物語」の波乱万丈さ加減とは全く別の話ですが、当時の出世話のひとつを活写してくれるこの本の面白さにこの☆の数とします。

  • 内容紹介
    小説,そして映画や演劇を通して,世界文学中もっとも有名な主人公は実在の人物だった.絶頂期のフランス王朝の都パリに上ったダルタニャンを迎えた,波瀾の史実とは.出仕,陰謀,栄達,確執….小説よりも奇なる,人生という冒険に挑んだ男の足跡を生き生きと再現し,歴史の醍醐味を伝える.直木賞作家初のノンフィクション.

  • 小説,そして映画や演劇を通して,世界文学中もっとも有名な主人公は実在の人物だった.絶頂期のフランス王朝の都パリに上ったダルタニャンを迎えた,波瀾の史実とは.出仕,陰謀,栄達,確執….小説よりも奇なる,人生という冒険に挑んだ男の足跡を生き生きと再現し,歴史の醍醐味を伝えるノンフィクション。

    アレクサンドル・デュマの「三銃士」および
    佐藤賢一氏の「二人のガスコン」と合わせて読むと面白いかもしれない。
    「三銃士」の中でのダルタニャンは何かと強気なイメージ。
    「二人のガスコン」でのダルタニャンは少し弱気なイメージ。
    そして本書のダルタニャンは地味なイメージ。

  • 2011/10/28公開の映画 『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』 にあわせて読みたいな。
    アレクサンドル・デュマの原作より面白い!ということで、これから楽しみ。

    確かに面白い本です。が、途中で、休止。

    2011/10/5 予約  10/10 借りる。12/1 途中でやめる。

    内容と著者は

    内容 :
    小説,そして映画や演劇を通して,世界文学中もっとも有名な主人公は実在の人物だった.
    絶頂期のフランス王朝の都パリに上ったダルタニャンを迎えた,波瀾の史実とは.
    出仕,陰謀,栄達,確執….
    小説よりも奇なる,人生という冒険に挑んだ男の足跡を生き生きと再現し,歴史の醍醐味を伝える.直木賞作家初のノンフィクション.

    著者 :佐藤 賢一
    1968年山形県鶴岡市に生まれる。東北大学大学院博士課程単位取得退学。
    現在、作家。
    著書に『王妃の離婚』(直木賞受賞作)など

  • 三銃士(デュマの銃士;クールティル・ドゥ・サンドラスの銃士;史実の銃士)
    パリに出る(偽らざる素性;ガスコンの気風;なぜダルタニャンか)
    出世街道(マザラン枢機卿;フロンドの乱;足場を固める;フーケ事件;銃士隊;パトロンとして;栄達と苦悩;最後の戦争)
    ダルタニャンの末裔(ダルタニャンの遺産;息子たち;歴史小説の主人公)

    著者:佐藤賢一(1968-、鶴岡市、小説家)

  • デュマの『三銃士』主人公であるダルタニャンのモデルとなった実在の人物を解説。国王や枢機卿など上司に対して忠実に仕事をこなす姿は小説のガスコン人そのもの。私生活はなかなか恵まれなかったようで、職についても色々乗り越えてようやく銃士隊長になるなど波乱に満ちた人生を送った様子がよくわかる。

  • 『三銃士』の主人公・ダルタニャンのモデルとなった実在のダルタニャンの伝記です。
    こちらもなかなか魅力のある人物だったようです。

    銃士の社会的な位置付けとか、貴族の慣習など物語からだけではわからない部分の説明があってよかったです。

  • 世界でもっとも有名なフランス人かもしれない、と著者をして言わしめる人物、ダルタニャン。児童向けにリライトされた『三銃士』にわくわくし、それが全十巻の大作の一部だったことを知った時の興奮は忘れない。実在の歴史上の人物が「人の顔」をして生き生きと描写され、ダルタニャンとアトス、ポルトス、アラミスたちはその合間を素晴らしくしなやかに動き回っていた。著者の名は知ってはいたものの、日本人の書く仏蘭西ものにはやや眉唾もの、という先入観を持っていたことは否めない(トロワイヤのロシアものは読んでるくせに)、自戒!

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著者プロフィール

佐藤賢一

一九六八年山形県鶴岡市生まれ。九三年「ジャガーになった男」で第六回小説すばる新人賞を受賞。九八年東北大学大学院文学研究科を満期単位取得し、作家業に専念。九九年『王妃の離婚』(集英社)で第一二一回直木賞を受賞。『小説フランス革命』(集英社、全一二巻)で第六八回毎日出版文化賞特別賞を受賞。他の著書に『カエサルを撃て』『剣闘士スパルタクス』『ハンニバル戦争』の古代ローマ三部作、モハメド・アリを主人公にした『ファイト』(以上、中央公論新社刊)などがある。

「2020年 『ファイト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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