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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784004307846
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多様な問題が交錯するパレスチナについて、著者は自身の経験をもとに現地の実情を描写し、歴史的背景を解説しています。富と貧困、占領と支配、宗教や民族の対立といったテーマが織り交ぜられ、特に第1次世界大戦以...
感想・レビュー・書評
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著者、広河隆一さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
---引用開始
広河 隆一(ひろかわ りゅういち、1943年9月5日 - )は、日本のフォトジャーナリスト、戦場カメラマン、市民活動家。フォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPANの元編集長、同誌発行の株式会社デイズジャパンの前代表取締役および前取締役。
---引用終了
で、本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
富と貧困、占領と支配、宗教や民族の対立など様々な問題が凝縮するパレスチナ。本書は中東を何度も訪ね歩いた著者が、現地で見聞したことを織り込みながら、パレスチナ問題の輪郭を描く。1987年に発刊した『パレスチナ』と94年に発刊した『中東共存への道』を再構成し、加筆した。
「パレスチナ問題もレバノン内戦も湾岸戦争も、ヨーロッパの大国が支配圏をはっきりさせようと国境線を引いたことに由来する」との見方から、第1次世界大戦以降のパレスチナ現代史に焦点を当てる。第1次大戦後、パレスチナを支配した英国が、あえて内部に撹乱要因を作ろうとユダヤ人の入植を支援したこと、第2次世界大戦後、ナチスによるユダヤ人虐殺が明らかになるにつれ、パレスチナのユダヤ人が力を増したこと、抵抗勢力としてパレスチナ解放機構(PLO)が台頭したことなどを簡潔にまとめる。
---引用終了
それから、本作とは無関係ですが、岩波新書の色が以前より気になっていたので、ここで解決しておきます。
私の若い頃は、青版しかなかったと記憶しますが、今は数種類ありますね。
その辺のことを、岩波書店では、次のように言及しています。
---引用開始
岩波新書には、赤版、青版、黄版、新赤版の四種類があります。
赤版は1938年の創刊以来46年まで101点、青版は戦後1949年から1000点、黄版は1977年から396点刊行されました。そして1988年からは新赤版として新たにスタートしました。2006年4月に、色はそのまま、全体をツヤ消しにし、現在に至っています。
---引用終了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
そもそも何でここまでこじれたのか理解し難い中東問題。
お勉強のつもりで読み始めた。しっかりとではないが、アウトラインは分かった。
本書は、パレスチナよりの視点で書かれてるが、この問題については、完全なる中立はあり得ない。
そもそも、大国による国境線の勝手な線引きに問題を発するいじょう、ゆ本来はその国々が責任を持つべきだと思う。
また、テロには武力をのアメリカの姿勢はイスラエルを正当化するのに利するだけというのも、よく理解できた。
喧嘩には、お互いに理屈があるだろうから、今度は、イスラエルの立場で書かれたものを読みたい。
とりあえず、同じ新書の「イスラエル」を読んでみる。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705446 -
パレスチナと言うこの本。物事は2つの方向から読み解かなければいけないということを改めて考えさせられた1冊です。ユダヤ人が、自らがされていたことと同じ事をパレスチナの人たちに行っている。。しかしその真実は報道では殆ど流さることがないのです。。。
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(後で書きます。実際に自身が目撃したエピソードが豊富だが、全体像の把握はやや粗雑で曖昧。参考文献なし)
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パレスチナ寄りの記述であるとしても、非常に大切な視点であることは確か。これでもかというほど和平への失望の繰り返し。そしていま、ハマス掃討の名目で、これほど民間人の犠牲を出しても攻撃を止めないのは、こういうことであるのかと知る。
著者の性暴力問題で揉めているらしく、この時期に重版がないのはそれのせいか。 -
イスラエルではアウシュビッツコンプレックスとも呼ばれる民族絶滅の危機感が今でも行き続kている。
やがて再び起きるに違いない迫害と大虐殺に備えてこの国が必要だというのがイスラエルの建国思想。
パレスチナに送り込まれたのがいつも東欧のユダヤ人で、送り込んだのが西欧諸国だった。
イスラエルは戦争する理由があった。西ドイツからの巨額の賠償金支払いが終わって、景気が後退し失業が増えてイスラエルに来る移民よりも出ていく人の方が多くなってしまった。 -
…重い。いまさらだが。いくらページをめくっても絶望感しかない。
イスラエル建国時から今に至るまで、パレスチナの地で何が起こったか。
ニュースの裏側で、イスラエルの歴史には決して書かれることのない「本当のこと」とは何なのか。いずれにしてもパレスチナの地で実際に血で血をぬぐうようなテロ、報復、報復の報復が今まで繰り返されてきたことに変わりはない。
ナチスの迫害よりユダヤ人への同情があつまりイスラエルの建国が国連で承認された。(実際のところは欧米諸国が自国の利益を計るため、というのが大きいのだろうけれど)
イスラエルは法律によって公然とパレスチナ人の土地を没収、迫害を加える。彼らの言い分はこうだ。
「私たちが「安全」を考えなかったとき、誰かが私たちの身体から石けんをつくったのだ」
歴史が証明しているように、当然これからも起きるであろうユダヤ人迫害のときに備えて団結したユダヤ人国家を作ること…。
しかしイスラエルとパレスチナの武力の圧倒的な差にくわえて、ここに書かれている「報復」はいかにもやりすぎだった。
「自爆テロ」そうニュースで聞くたびに馬鹿なことだと思ってきた。
しかし近代的な武器で武装し(同時にアメリカはこの地を過去のブラジルのように兵器試用に利用した)、土地隔離政策・検閲によって自由に移動すらできないパレスチナ人にとってはもはや捨て身の自爆しか抵抗の余地は残されていないのだった。それほどまでに追いつめられた結果だということを、ぼくは知らなかった。
ひとつの選択の誤りがボタンの掛け違えのように後でどんどん大きくなって、もはや取り返しのつかないことになる…そういう恐ろしさをとても感じる。
「占領は外国勢力による支配を意味する。
外国勢力による支配は、抵抗運動を生む。
抵抗運動は、それへの弾圧を生む。
弾圧はテロを生み出す。
テロの犠牲者は、ほとんど罪のない人々だ。
占領地を抱えることは、私たちを殺人者の国民に変える。
ただちに占領地から撤退せよ!」 -
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・12/20 読了.それにしても長い歴史と複雑さから、永遠にすっきりとは解決できない問題だと思う.あとは時が解決してくれればこれからの世代はしこりを覚えることなく平和に暮らして行けるようになるかどうかだ.今まで流した血があまりにも多すぎる.この問題に比べたら日本が直面している隣国との軋轢なんてとても簡単な問題に見えてくる、それぐらい大きな人類の課題だと思う.
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ナチスから酷い迫害を受けたユダヤ人が同じことをパレスチナ人に対して行っている。
衝撃的だったのはユダヤ人に遺伝子的な特徴は無く、明確なユダヤ人の定義も緒論あるということ。ユダヤ人を束ねているのは旧約聖書に基づくシオニズムが根本である。 -
パレスチナ問題についてよく分かる本。入門書としておすすめである。パレスチナ問題ほど難解で複雑な問題はない。客観的に見て、パレスチナ寄りになってしまうのは仕方ないと感じた。ユダヤ人の定義(民族的、宗教的)のところは疑問に思っていた部分だったので、そこにも言及してあったし、とてもいい本だと感じた。2002年出版ということなので、パレスチナが国連加盟申請したこのタイミングで、2002年から現在までの様子を記す続編にも期待したい。
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広河さんの本は弱者へのまなざしがとてもやさしく好感を持てる。内容は、著者が実際にイスラエルのキブツに入ってからパレスチナ問題について知って、パレスチナの人にあって、その中に入り体験したこと、調べたことが中心で、今、福島に入っている著者の原点がここにある。読んでいて、こんなひどいことがあっていいのか!正義はどこにあるんだ!と怒りが込み上げてくる。何か行動しようと思わせてくれる1冊だ。わたしは何かあると広河さんの本を読んで、闘志を燃やすことにしている。
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中東問題ほど複雑で難解な問題はない。
パレスチナは弱いものの最後の手段による抵抗を試みる。イスラエルはこれを「テロ」として非難し、武力による合法的な(?)殺人を行う。この泥沼の連鎖を断ち切るすべはないものか?
最近のイスラエルでは、若者が軍務に就くことを拒否することで、この連鎖を断つきっかけになろうとしている。そんなやさき、イスラエルは、パレスチナ人を排除するための「壁」を作りはじめた。さらに、すべての「テロ」には武力行使を認める米国が、イスラエルを支持する。わが国も、米国を支持する路線そのままに、間接的にイスラエルの武力行使を認める。まるで、有事立法の後押しにでもするかのように。
2001.9.11 の「テロ」後、世界は相手を「テロ」と決め付けることで、武力行使を正当化する論理を手に入れてしまった。かつて、ナチスが、すべての軍事行動を「平和のため」と言っていたのを思い出す。
私たち日本人は、この問題の背景をあまりにも知らない。しかし、その歴史を丹念に追えば、問題の原因は容易に理解できるはずである。
本書の「旧版」で私はそのことを学んだ。また、同じ著者の『中東共存への道』では湾岸戦争についてメディアが伝える「嘘」を知った。
著者は、自らの足で現地を歩き、自らの目で見たものを伝える。
日本人は中東問題を知らない、と書いた。そして、米国や日本政府の言うことをそのまま受け入れている。そんな日本人が、本書を通じて、この問題を理解して「自分の意見」を持つきっかけになってくれれば、と切に願う。 -
パレスチナの情勢を全く理解していなかったことを痛感。
読んでてキツくなるときもあるが、世界の実態を知るには重要な本。 -
普段聴いている音楽や学んできた学問
そしてtwitterなど様々な媒体の中で
たびたび遭遇するパレスチナ問題。
複雑で理解しがたい問題であることは分かっていたので
なかなか踏み込まずにいました。
ただそれもどうかと思い、とりあえずの一冊目に選んだのが
この書。
最後まで読んでもなかなか分かりにくいところも在り
まだまだ勉強が必要だと感じましたが
大まかな流れやこの問題の様々な要因を知ることができたと
感じています。
やはり中東内部だけの問題ではなく
米英を始めとした様々な国々の利権が絡み合って
意図的に引き起こされた問題なのだと再認識できました。
とりあえず…もう1冊読もう。 -
再読。
他でも書かれている通り入門書として良い本。それでも複雑で分かりにくいのはパレスチナの置かれている状況がそうだから。
出版から8年も経っているので、その後の経過を分かりやすく追補したものが出ると嬉しい。
以下メモ
リクード:右派、労働党:左派
ユダヤ人:母がユダヤ人orユダヤ教徒
パレスチナ人:パレスチナにある時以前から住んでる人(ユダヤ教徒含む)
or父がパレスチナ人 -
パレスチナ問題の入門書の鉄板。
広河隆一の作品
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