飛鳥-歴史と風土を歩く (岩波新書 新赤版 850)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004308508

作品紹介・あらすじ

新宗教・仏教の受容、相次ぐ激しい権力闘争を経て、律令国家の成立へと向かう七世紀日本。その変貌の主要な舞台こそ飛鳥だった。今はのどかな田園風景の中に、古代の宮殿跡や古墳、また謎を秘めた数々の巨大な石造物が点在する-そんな飛鳥の景観を愛し、歴史に想いをはせる人びとのための、古代史の研究成果を充分に踏まえた案内書。

感想・レビュー・書評

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  • 確かに「石の都」の感じがする。それに加えて「水の都」でもあったんだ。漏剋とか昔の人の技術がすごい。
    日本で初めて出家したのが女性だったってことを初めて知った。男女なんてどっちでもいいんだろうけど、なんとなく覚えておきたい。



  • 歴史と風土ということで多方面から飛鳥時代を分析する著書で読み応えがあってとても面白い。著者の文体に情緒があってとても素敵な本だった。
    あと宗教って純粋に信仰としてだけでなく、こんなに早くから政治の道具として使われていたんやなというのを感じた。

  • 本書は、過去の飛鳥時代の歴史的背景や出来事を解説するとともに、現在の明日香村の案内も兼ねています。飛鳥に興味がある人、また古代史の学び直しに最適です。

  • 単なる学者の学術的な視点で書かれた本ではなく、飛鳥、明日香への愛情が感じられる一冊。
    実際に現地を訪れて、読んで、また訪れてもう一度読んで・・と本に記載のある史跡を訪ねながら読みたい。

    明日香の、そして飛鳥の現在の地図、また昔の地図を広げながら、私自身が訪れたお寺や史跡、甘樫の丘や奥明日香、栢森を思い浮かべながら、歴史に思いをはせることができる、想像力を掻き立てる本だった。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00087573

  • 愛媛などを舞台とした作品です。

  • [ 内容 ]
    新宗教・仏教の受容、相次ぐ激しい権力闘争を経て、律令国家の成立へと向かう七世紀日本。
    その変貌の主要な舞台こそ飛鳥だった。
    今はのどかな田園風景の中に、古代の宮殿跡や古墳、また謎を秘めた数々の巨大な石造物が点在する―そんな飛鳥の景観を愛し、歴史に想いをはせる人びとのための、古代史の研究成果を充分に踏まえた案内書。

    [ 目次 ]
    第1章 飛鳥を開いた人々
    第2章 蘇我氏の登場
    第3章 飛鳥の春秋―推古朝から蘇我氏の滅亡へ
    第4章 斉明朝の飛鳥―「興事を好みたまふ」女帝
    第5章 飛鳥浄御原宮の歳月―律令制国家の成立へ
    第6章 故郷“飛鳥”

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著者プロフィール

1944年 満洲国遼陽市生まれ 1972年 京都大学大学院文学研究科(国史学専攻)博士後期課程単位取得退学 京都教育大学名誉教授 ※2014年10月現在【主な編著書】『飛鳥―歴史と風土を歩く―』(岩波書店、2003年)『歴史の旅 古代大和を歩く』(吉川弘文館、2013年)『古代天皇への旅』(吉川弘文館、2013年)

「2014年 『古事記と太安万侶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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