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- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004308515
作品紹介・あらすじ
鞍馬天狗は日本人がもっとも親近感をいだくヒーローの一人であろう。生涯に一八一人の人を斬っているが、斬り方や斬る意識が時代によって変わっていく。鞍馬天狗が人を斬る目的は何だったのか、人を斬ることを反省したことはなかったのか。シリーズ四七本の全作品を読みぬいて、これら鞍馬天狗をめぐる謎を解き明かす。
感想・レビュー・書評
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大正時代の鞍馬天狗は、倒幕を正義として「密書を持った者を探している」詮議を拒めば殺してもいい、という腕力勝負/昭和になり少年誌掲載の杉作登場『角兵衛獅子』では、近藤勇が幕府側ながら良い男、新撰組と厳しい規律で忠義を尽くした武士と描かれ/戦争末期に書かれた『鞍馬天狗敗れず』では阿片密輸を告発した天狗は力関係で黙認の政府により刑死…/戦後には探偵役で復活/映画で嵐寛寿郎は浪人髷に頭巾というスタイルを案出して一大ブームとなった40本。嵐の練達の剣術は竹光で六尺棒を斬った。原作者の「人を殺しすぎる」非難で中止と
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http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4004308518
── 川西 政明《鞍馬天狗 20030821 岩波新書》
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