感染症とたたかう -インフルエンザとSARS- (岩波新書)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004308706

感想・レビュー・書評

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  • 副題の示すとおり、インフルエンザについて分かりやすく説明されている。
    専門用語はなく、一般向き。本書を読んで実践することで、罹患者は減るだろう。
    刊行は10年前だが、内容に古さは感じない。大規模感染症を理解するための、基礎編として良いだろう。
    治療薬(予防薬)は、新しい商品が出ており、対策方法は以前より確立している。しかし、感染症は、予防と疫学が重要である。
    また、麻疹、風疹といった数年前に流行した感染症の解説もある。予防接種のあり方を考える、良い機会と思う。(インフルエンザ予防接種も含めて)。
    人獣共通感染症については、呼吸器以外では感染性を持たないということであるが。

  • 世はコロナだけどSARSもめっちゃ怖かったなと思い出した。

  • 2021年7月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00207708

  • (特集:「感染症」)
    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00018495

  • 2003年刊行。新型インフルエンザが猛威を振るうのではないか、と恐れられた時期、テレビでの解説に引っ張りだこだった著者。彼女らが、①新型インフルエンザ、②SARS、③成人麻疹、④風疹と先天性風疹症候群について実像を解説する。どれも決して油断できないが、成人麻疹はかなり恐ろしい感染症ではないか、との気が…。

  • 三葛館新書 493.87||OK

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=43356

  • [ 内容 ]
    世界中を震撼させたSARS感染症。
    輸送や通信がグローバル化した今日、もはや感染症対策は個人でも一国の問題でもない。その中で、スペイン風邪など歴史上猛威をふるった、いわゆる新型インフルエンザの再出現が不幸にも確実視されている。
    感染症対策の最前線で働く著者らが、その影響予測と対策について提言をおこなう。

    [ 目次 ]
    1 インフルエンザは「かぜ」とはちがう
    2 新型インフルエンザの脅威
    3 インフルエンザワクチン
    4 SARSの流行と対応――新たな感染症に挑む国際社会
    5 成人麻疹
    6 風疹と先天性風疹症候群
    あとがき

    [ POP ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 4004308704  258p 2005・11・25 3刷

  • 今、インフルエンザがはやっているので、みんな気をつけましょう

  • インフルエンザをはじめとする感染症について丁寧に解説している。新型のウイルスがすべて鳥が持っているウイルスに由来することや、過去の新型インフルエンザウイルスのほとんどが中国南部から始まっていることなど、一般にあまり知られていないことも多い。
     その上で、インフルエンザウイルスでは突然変異が高い割合で起こるので、鳥からヒトへの感染が繰り返されるうちにヒトからヒトに感染する突然変異ウイルスが出現することなどを警告している。アジアを中心に鳥インフルエンザが大きな問題になっているだけに心配だ。
     さらに、今、「スペインかぜ」と同程度の感染力と病原性を持つ新型インフルエンザが出現すれば、全世界の人口の25%〜40%が感染・発病し、600万人以上が死亡するという推定には恐ろしさを感じる。

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著者プロフィール

白鷗大学教育学部教授。専門は、感染免疫学、公衆衛生学。共立薬科大学(現慶應義塾大学薬学部)大学院修士課程修了、順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退。ドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所に留学、国立感染症研究所研究員、日本経団連21世紀政策研究所シニア・アソシエイトなどを経て、現職。NHKラジオ「室井滋の感染症劇場」作・脚本・監修。著書に『正しく怖がる感染症』(ちくまプリマ―新書)、『どうする!? 新型コロナ』(岩波ブックレット)、『人類vs感染症』(岩波ジュニア新書)、『キャラでわかる! はじめての感染症図鑑』(日本図書センター)、『病いと癒しの人間史』(日本評論社)、『学校の感染症対策』(東山書房)などがある。

「2020年 『知っておきたい感染症【新版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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