アメリカ外交とは何か 歴史の中の自画像 (岩波新書 新赤版898)
- 岩波書店 (2004年7月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784004308980
みんなの感想まとめ
アメリカの外交政策を深く掘り下げた本書は、戦争が持つ軍事的および経済的影響、そしてその歴史的背景を探求しています。アメリカの過去の過ちや孤立主義、植民地政策、そして民主主義の名の下に行われた戦争の意義...
感想・レビュー・書評
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アメリカ外交とは何か
歴史の中の自画像
著:西崎 文子
岩波新書 新赤版898
アメリカ本土が攻撃されたのは2度
1度目は1941年の真珠湾、そしてもう1度は2001年同時テロだ
同時テロがアメリカにもたらしたものは、2つの断絶、日常的・具体的な断絶と、政治的文脈で捉えられた断絶だ。
アメリカが選択したのは、アメリカにはむかうものは容赦しないというものである
アメリカの歴史は、絶え間ない論争の歴史であった。アメリカの強靭さの根源には、社会の分断を賭してでも論争を繰り広げ続けるエネルギーがあった。
ブッシュ大統領の時代は、アメリカに抗う少数と、沈黙する大多数という構図になっている。アメリカはなぜこのような隘路に追い込まれたのは、本書はその歴史的経緯を考察するのが目的である。
気になったのは、以下です。
■アメリカ建国、西漸運動
アメリカは20世紀後半を迎える頃までには、圧倒的な軍事力を保持する超大国へとのし上がっていた。
自分たちこそが神に選ばれた国民であるとの自負をもっていたからこそ、国づくりに邁進すると同時に、やがて世界をも自分のイメージに沿って作り替えようとしたのである。
その原点にあったのは、イギリス国教会への不服従から新天地を求めて渡ってきたピューリタンたちの理想であった。
アメリカでは、自分たちが神に選ばれた特別な存在であり、世界が追うべき模範であるという認識が広く行き渡るようになった
プロタンティズムの倫理と資本主義の精神の中で、マックス・ウェーバは、「利潤の追求」が物質的のみならず、道徳的にも賞賛すべきものであるとしたことである。
「利潤の追求」は金銭への貪欲さによってではなく、むしろ、徹底的な禁欲の精神に裏打ちされたものであった。
アメリカが植民地時代から培われた3つの特性、①ヨーロッパとの隔絶、②進歩と発展の称揚、③多様性の包摂、こそが、20世紀の初頭、国際舞台に躍り出たアメリカにとって自身の源となったものであった。
「自由かつ独立の立場を維持してきた南北アメリカ大陸は、今後、ヨーロッパのいかなる国によっても植民地化の対象と見なされてはならない」
ジェファーソン大統領は、その就任演説で、「すべての国と平和、通商、そして、正直な友情を求めるが、どの国とも錯綜した同盟を結ぶべきではない」。これはモンロー教書、孤立主義と呼ばれる
19世紀は、アメリカは、領土を購入によって拡大していくという状況は、戦争を通して領土を獲得するのが一般的であったヨーロッパ大陸の状況と際立った対象を見せていた
西への膨張、いわゆる西漸運動は、明白な運命がさだめる権利であり、だれもが否定することができない道理として描かれていた。
アメリカの膨張は、明らかに、自由の領域の拡大を意味していた
■モンロー・ドクトリンと孤立主義
20世紀には、西海岸に達し、大陸の征服を終え、急速な産業化を経験したアメリカはついに、海外へとその拡大の目を向けることとなる。
アメリカの帝国主義は、植民地政策においても、自由平等、人民主義といった価値を掲げ続けたことにある。
アメリカの意志に従う政権を、「民主的」なものとして樹立、保護していくという「家父長的」な帝国主義支配であった。
南北戦争で一時鎮静化していた膨張熱は、再び高まりを見せた。新しい土地ではなく、海外市場の開拓を目指すものとなった。
そのきっかけとなったのは、米西戦争であった。それは、キューバと、フィリピンで行われた
アメリカにとって、フィリピンの確保は、アジア市場への拠点を築くまたとない機会となったのである
「文明の恩寵」という言葉が、西欧列強がアフリカやアジアの植民地で繰り広げられている戦争や虐殺、略奪行為を隠すための隠れ蓑として使用されていた。
セオドア・ルーズベルト帝国、パナマ運河の建設開始に伴って重要視されたのが、カリブ海の安全保障である。ルーズベルトは、パナマを押さえることで、太平洋と大西洋を結ぶ運河をアメリカ単独で建設する夢を実現した。
モンロードクトリンのパン・アメリカ化とは、西半球を1つに融合するという政策をとることだった。
■2つの大戦とアメリカによる世界支配
第1次世界大戦で、アメリカを決定的に、新英・反独の立場へ突き動かしたのは、ドイツの潜水艦作戦であった。
注目すべきなのは、ニューディールを優先課題とするルーズベルト政権が、対外政策では単独主義的傾向を色濃く出していたことである
1930年代の孤立主義への回帰はアメリカが再び世界の舞台に登場するための布石にすぎなかった。ルーズベルト政権は第2次世界大戦参戦前から、戦後の世界秩序の形成に指導的役割を果たすことを意思として表明していた。
1944年プレトンウッズで債務国の財政立て直しを前提として国際秩序の再構築が行われた、パスク・アメリカーナ。ドルを基軸通貨として、債務国の経済支配を援助で実現するものであった。7
アメリカのモンロードクトリンは、NATOや、日米安保などの個別的集団的自衛権と軍事同盟網を形成する根拠となっていく
ヒロシマ・ナガサキの惨状は、戦争の終結を早め、本土決戦を回避することによって米兵のみならず日本人の命を救うという公式の説明も、道義的説得力を持つとはいいがたかった
トルーマン・ドクトリンは、第2次世界大戦終結から10年のうちに、冷戦イデオロギーによって、世界を軍事的、政治的、経済的、文化的に分断することなった。
■ベトナム戦争から現在まで
当初ベトナム介入を支持した世論や議会は、戦場の悲惨さが報道されるにつれて、急速に反戦へと展開するようになっていく
ベトナム戦争が破壊したものの一つに、アメリカ社会でのコンセンサスであった
アメリカのフルブライト議員が、アメリカの過剰な介入主義を批判する一方で、介入を失敗へと導いた要因は南ベトナム政府の腐敗や無能力にあると判断した。彼が糾弾したのは、介入主義そのものではなく、其の無鉄砲さであった。
知識人たちは、アメリカ外交が一貫して求めてきたものは、自国の経済的利益のための門戸開放帝国主義であることを暴露した。
ベトナム戦争後も、アメリカの外交戦略は、現実的な判断にもとづく、国益重視の政策である
アメリカの中東政策は3つの軸がある、①石油資源の確保、②イスラエルへの支援、③ソ連の影響力の排除 である
ユダヤ人ロビイストたちは、アメリカの歴代政権が親イスラエル政策をとるように働きかけてきた
1970年代の中東政策をリードしてきたのは、ナチス・ドイツから亡命してきたキッシンジャーであった。
結局湾岸戦争でアメリカがえたものは、イラクにのこされた権益をアメリカの企業が確保することであった
結局ブッシュがとった外交戦略とは、国際協調主義ではなく、国連をも道具につかったアメリカ単独主義であった
結局、ブッシュの強調する自由、民主主義、文明などの理念は、単なる枕詞だけだと受け止められ、年々、アメリカへの反感が大きくなっていった。
目次
序章 アメリカ外交への接近法
第1章 アメリカ外交の源泉
第2章 西半球の警察官
第3章 ウィルソンの夢とその後
第4章 「パクス・アメリカーナ」の虚像と実像
第5章 アメリカの挫折
第6章 「素晴らしい新世界?」
終章 岐路に立つアメリカ外交
ISBN:9784004308980
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:800円(本体)
発売日:2004年07月21日第1刷
発売日:2010年02月15日第5刷詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アメリカにとって戦争はあくまでも外国の地で戦われるはずのものであった。
アメリカを敵に回すことが軍事的のみならず、経済的にも思い知らせるものであった。
アメリカの過ち、先住民の制圧と奴隷制の保持
孤立主義、(ヨーロッパと)同盟しない。
領土=購入⇒拡大、戦争なき征服
アメリカの植民地政策とパターナリズム
開戦のきっかけキューバ
暗闇に座る人
アメリカは自分の反発を理解できない。
勝利なき平和
民主主義のための戦争
金銭的と倫理的な側面
1993金本位からの離脱
戦争がプロパガンダである面
「戦争は国家の健康」
マッカーシズム、なんだったのか?
リベラリズムの台頭
保守主義?の歴史の終わり? -
公正な選挙を経て選ばれた指導者が現れれば、その思想はおのずと実現するはずであった。なぜなら、人々は、適切な指導と教育がありさえすれば、すべて民主主義と自由を選ぶはずだからである。82
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アメリカ外交の歴史を平易な文章で綴った一冊。
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これでもかと言わんばかりにアメリカ外交を100年分叩き続ける本なのではっきりと好き嫌いが分かれるだろうが、その分を差し引いても極めて良著である。新書というサイズの中でアメリカ外交のエッセンスがコンパクトに詰め込まれており、最初の一冊に最適。
道義を前面に押し出すアメリカ外交が如何にして形成され、戦後に大きく揺れ、冷戦終結を迎えたかを解説。特に、高邁な理想の元に行われた戦争が現地ではどのように展開し、どのような負の影響を与えたのか、また理想主義外交をめぐって国内でどのような論争が起きたかに力点を置く。
論争の中心となった名著の数々を矢継ぎ早に紹介してくれるも非常にありがたい。アメリカ外交史のブックガイドとしても活躍できる。 -
2011.2.21
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一通り細かく読んだけど、各章最初に素晴らしいまとめが載ってて、そこを通読するだけでも、アメリカの歴史がある程度俯瞰できる気がした。もし読み返すなら、極端な話、そこだけでも良いかも。かの国は、外から見ていて明らかにそれと分かるくらい、建前が重要な意味を持つのだろうし、とある人間が間違った方向に動いてしまったとしても、それを柔軟に是正するのが困難なくらい、巨大な存在として君臨している。人間の場合にも当てはまる、トップに立つことの困難さを、国家としてその歴史が物語っている点で、非常に興味深く読み進めることができました。
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アメリカ外交が進んできた歴史を追う。
そこには伝統・系譜があるのでは? -
米国の外交の根底にある考え方をサラッとおさらいするのに便利。
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特に発見はなかったけど、教科書的に通史としてアメリカ外交を読むことができる。
アメリカという国家、その行動を支える理念を外交政策の歴史から分かりやすく抽出してまとめている。
賛否はともかく一貫して国家の理念を提示して行動しようとする強い国家像は日本には望むべきもないような。。 -
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国際政治論
参考書 -
著者は現・成蹊大学法学部教授。
【構成】
序 章 アメリカ外交への接近法
第1章 アメリカ外交の源泉
第2章 西半球の警察官
第3章 ウィルソンの夢とその後
第4章 「パクス・アメリカーナ」の虚像と実像
第5章 アメリカの挫折
第6章 「素晴らしい新世界?」
終 章 岐路に立つアメリカ外交
各章の扉に、その章の内容が要約されているので、ここでは内容のレビューというよりは、雑感を述べてみたい。
本書は、同時多発テロに際して、アメリカ国内で対外強硬論が高まり、それに異を唱える人々に「反アメリカ的」というレッテルが貼られるという異常な事態に遭遇した著者が、アメリカの対外政策の歴史的変遷の中に、アメリカの説く「自由」「民主主義」(あるいはアメリカ人にとっては「アメリカそのもの」と言えるかもしれない)という外交の根底にある本質を見いだそうというものである。
同様の対象をあつかう村田晃嗣『アメリカ外交』が大統領列伝のような内容で、いかにも素人向けであるのに対して、本書はアカデミックに分析しながらも、その明晰さゆえに一般の人が読んでも様々な示唆を与えられるであろう良作である。
旧大陸の権力政治的な力の外交と一線を画するアメリカ外交の特質は、外交に被統治者であり主権を有する国民の意思を反映させるところにある。つまりアメリカ外交とは、アメリカ人が言う「自由」「民主主義」が対外関係においてあらわれたものなのである。
建国期において合衆国のともす自由の灯りは、合衆国の山の頂上のみを照らすもので他国に押しつけるものではないとされ、その潮流の中にかの有名なモンロー・ドクトリンが位置づけられる。
そして、20世紀に入るとT・ローズヴェルト大統領によって西半球への「アメリカの警察権」が唱えられるようになった。西半球の「自由」の維持のためである。
T・ローズヴェルトの外交は主権尊重のモンロー・ドクトリンとは性格の異なるものだが、さらに興味深いのは元来アメリカの西半球政策であったそのドクトリンがウィルソン大統領によってWorld Wideにその理念が拡大されようとしたことであった。
1930年代に再び孤立主義に回帰するも、第二次世界大戦を経た戦後構想の中で、自由主義経済圏を西欧と協力して展開する姿勢をみせた。
この世界構想が冷戦期の対立をうむわけだが、少なくとも1950年代前半までのアメリカは、この戦後体制を「パクス・アメリカーナ」とすることに一定程度成功を収めていた。
結局のところ、アメリカ外交のプレステージ、つまり対外的に発信するアメリカの「自由」「民主主義」はアメリカが対外的な全幅の信頼を得ていることに依存していた。それが、ベトナム戦争という惨めな結果により大きく傷つき、理想主義的な対外干与から、レーガン政権の「強いアメリカ」、G.W.ブッシュ政権の単独行動、先制も辞さない態度へと転換していった。
アメリカ自身が自国の「自由」「民主主義」に疑問を感じた、ポスト・ベトナム期、そしてソ連という明確な敵を失ったポスト冷戦期において、アメリカ国民自身が「アメリカ」を見失いがちになっているのではなかろうか? -
[ 内容 ]
世界を善と悪に二分し、自由や民主主義を盾に武力行使に走る現在のアメリカ。
だが、その姿は、アメリカの歴史にとって必ずしも例外的ではない。
建国期から冷戦後にいたるまで繰り広げられてきた自画像をめぐる論争の歴史をたどりながら、超大国の外交がなぜ隘路に陥ったのかを解きほぐしていく刺激的なアメリカ外交論。
[ 目次 ]
序章 アメリカ外交への接近法
第1章 アメリカ外交の源泉
第2章 西半球の警察官
第3章 ウィルソンの夢とその後
第4章 「パクス・アメリカーナ」の虚像と実像
第5章 アメリカの挫折
第6章 「素晴らしい新世界?」
終章 岐路に立つアメリカ外交
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
(2005.01.09読了)(拝借)
副題「歴史の中の自画像」
「1776年7月4日、アメリカが独立を宣言した」「独立時の州は13」
「アメリカは、1803年にはフランスからルイジアナを、1819年にはスペインからフロリダを購入し、その領土を倍増させた。1920年までには、23州になった。」
「領土を「購入」によって拡大していくという19世紀始めのアメリカの状況は、戦争を通して領土を獲得するのが一般的であったヨーロッパ大陸の状況と際立った対象を見せていた。」「指導者の間では、アメリカは同盟や戦争、陰謀などから自由な新しい外交を追求し、「戦争なき征服」によって領土を拡大することができるという考えが強まっていった。」
「スペイン支配下のキューバでは、1860年代から70年代にかけて、キューバ人による独立運動が展開されたが失敗に終わっていた。」「1898年4月スペインに宣戦布告した。開戦から数日後、米国アジア艦隊が、香港からマニラ湾に向かい、一夜のうちにスペイン艦隊を撃ち破った。」「米西戦争は、わずか3ヶ月で終了した。」「1898年の暮に締結されたパリ講和条約で、アメリカはスペインにキューバの独立を認めさせ、フィリピン、グアム、プエルトリコを獲得する。」「キューバとフィリピンを帝国主義支配から開放し「自由の領域」を拡大することを旗印に掲げていたアメリカが、実際にはこの二つの国の支配者として立ち現れることになった」
「1901年2月、マーク・トウェインは「暗闇に座る人に」と題された一つのエッセイを発表した。トウェインがエッセイの中で、真っ先に糾弾したのは、宣教師たちであった。清朝末期の中国に渡ったアメリカの宣教師たちが、一方ではキリスト教の慈愛や恩寵を説きながら、他方では1900年の義和団の乱に際し、実際に受けた被害の13倍もの賠償額を吹きかけながら平然としている矛盾を彼は皮肉を込めて描きだす。」「続いてトウェインは、アメリカのフィリピンでの行動は、ヨーロッパ流の帝国主義ゲームに他ならなかったと批判する。スペイン艦隊を破ったアメリカは、フィリピン人に主導権を渡して自らの望む政府を樹立するよう促すことができたにもかかわらず、それを拒否して居座ったからである。」
その後も、メキシコ革命への介入、ベトナム戦争への介入などが続く。
著者 西崎 文子
1959年 宮城県生まれ
イェール大学大学院博士課程修了
専攻はアメリカ政治外交史
(「BOOK」データベースより)amazon
世界を善と悪に二分し、自由や民主主義を盾に武力行使に走る現在のアメリカ。だが、その姿は、アメリカの歴史にとって必ずしも例外的ではない。建国期から冷戦後にいたるまで繰り広げられてきた自画像をめぐる論争の歴史をたどりながら、超大国の外交がなぜ隘路に陥ったのかを解きほぐしていく刺激的なアメリカ外交論。 -
アメリカ独立から現代までのアメリカの対外政策について、歴史を追ってかかれている。
歴史が苦手な俺は細かいところは流し読みしました。
個人的に「もう一つのアメリカ」という考えに共感した。
今現在こそ「もう一つのアメリカ」を実現される時期だ。
過去にアメリカが採った「モンロー・ドクトリン」を今こそ実現すべきだ。
今こそ「内政不干渉」が謳われるべきだ。
そう思う。
ただ、政治に正しいなどありえないだろう。 -
アメリカの通史。
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アメリカ外交の歴史を入念に追っている。特に目新しいこともない。いかにも岩波的な論調で書かれた新書って感じ。
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この本の特徴はアメリカ人のアイデンティティと外交政策の関係を論じている点である。
自分としてはそのような関係からアメリカ外交を論じている本書を興味深く読めた。
しかし、結局現在の米国外交に世界はどのように対処していくべきかということに対しての論述はいささか不十分な気もする。
著者プロフィール
西崎文子の作品
