アメリカ外交とは何か―歴史の中の自画像 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004308980

作品紹介・あらすじ

世界を善と悪に二分し、自由や民主主義を盾に武力行使に走る現在のアメリカ。だが、その姿は、アメリカの歴史にとって必ずしも例外的ではない。建国期から冷戦後にいたるまで繰り広げられてきた自画像をめぐる論争の歴史をたどりながら、超大国の外交がなぜ隘路に陥ったのかを解きほぐしていく刺激的なアメリカ外交論。

感想・レビュー・書評

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  • アメリカにとって戦争はあくまでも外国の地で戦われるはずのものであった。
    アメリカを敵に回すことが軍事的のみならず、経済的にも思い知らせるものであった。

    アメリカの過ち、先住民の制圧と奴隷制の保持
    孤立主義、(ヨーロッパと)同盟しない。
    領土=購入⇒拡大、戦争なき征服
    アメリカの植民地政策とパターナリズム
    開戦のきっかけキューバ
    暗闇に座る人
    アメリカは自分の反発を理解できない。

    勝利なき平和
    民主主義のための戦争
    金銭的と倫理的な側面

    1993金本位からの離脱
    戦争がプロパガンダである面
    「戦争は国家の健康」

    マッカーシズム、なんだったのか?
    リベラリズムの台頭
    保守主義?の歴史の終わり?

  • アメリカ外交の歴史を平易な文章で綴った一冊。

  • これでもかと言わんばかりにアメリカ外交を100年分叩き続ける本なのではっきりと好き嫌いが分かれるだろうが、その分を差し引いても極めて良著である。新書というサイズの中でアメリカ外交のエッセンスがコンパクトに詰め込まれており、最初の一冊に最適。
    道義を前面に押し出すアメリカ外交が如何にして形成され、戦後に大きく揺れ、冷戦終結を迎えたかを解説。特に、高邁な理想の元に行われた戦争が現地ではどのように展開し、どのような負の影響を与えたのか、また理想主義外交をめぐって国内でどのような論争が起きたかに力点を置く。
    論争の中心となった名著の数々を矢継ぎ早に紹介してくれるも非常にありがたい。アメリカ外交史のブックガイドとしても活躍できる。

  • 2011.2.21

  • 一通り細かく読んだけど、各章最初に素晴らしいまとめが載ってて、そこを通読するだけでも、アメリカの歴史がある程度俯瞰できる気がした。もし読み返すなら、極端な話、そこだけでも良いかも。かの国は、外から見ていて明らかにそれと分かるくらい、建前が重要な意味を持つのだろうし、とある人間が間違った方向に動いてしまったとしても、それを柔軟に是正するのが困難なくらい、巨大な存在として君臨している。人間の場合にも当てはまる、トップに立つことの困難さを、国家としてその歴史が物語っている点で、非常に興味深く読み進めることができました。

  • アメリカ外交が進んできた歴史を追う。
    そこには伝統・系譜があるのでは?

  • 米国の外交の根底にある考え方をサラッとおさらいするのに便利。

  • 特に発見はなかったけど、教科書的に通史としてアメリカ外交を読むことができる。
    アメリカという国家、その行動を支える理念を外交政策の歴史から分かりやすく抽出してまとめている。
    賛否はともかく一貫して国家の理念を提示して行動しようとする強い国家像は日本には望むべきもないような。。

  • 国際政治論
    参考書

  • パスクアメリカーナという見出しがあるが、これはラテン系のことばだ。
    peace america、アメリカによる平和。

    なぜ、アメリカの方針をラテン語系のことばで表現するのか。
    アメリカ大陸はほとんどの国がスペイン語で、アメリカが英語、カナダが英語とフランス語、ブラジルがポルトガル語という偏在している状況との関係を細かく説明しているとうれしい。

    アメリカによる戦争が、アメリカ外交のように見える。

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