古代オリンピック (岩波新書)

  • 岩波書店 (2004年7月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004309017

みんなの感想まとめ

古代オリンピックの魅力は、その知られざる歴史と文化の深さにあります。ギリシアのオリンピアで行われたこの競技会は、紀元前8世紀から4世紀にかけて開催され、現代のオリンピックとは異なる意図や種目が存在して...

感想・レビュー・書評

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    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00163693

  • 1200年近く続いた古代オリンピックを最新の

  • SM4c

  • 現在行われている近代オリンピックの元となった、紀元前8世紀から紀元4世紀までの古代オリンピック。開催される意図、行われる種目、優勝者の栄光、宗教的価値観、すべてが現代のものと異なっている。もう少しで東京オリンピックが行われる今、古代オリンピックについて学ぶいい機会ではないだろうか。
    (生命理工学系 B2)

  • 古代のオリンピックはどのようなものだったのかという本。オリーブの冠に象徴されるように、古代のオリンピックは金ではなく名誉のために競い合ったと言われがちである。しかしそれは近代オリンピックを始めるために作られた幻想と言った方が正しかった。

    確かに古代オリンピックで勝者に与えられたのは名誉だけだった。だが彼らは国へ帰ると英雄として扱われ、税の免除や年金を貰えることが多々あった。会議での発言権も増す。実利的な側面も十分にあったのである。名誉を重要視していたのは正しいが、それだけではない。

    ところで古代オリンピックは8月下旬に行われていたらしい。その時期のオリンピアは最高気温が35度を超えるような猛暑だというのに。2020年東京オリンピックは、原点回帰と言えるだろう。それならばついでに服装も原点回帰すればちょうど良さそうだ。

  • 180721 中央図書館

  • S780.69-イワ-R901 000337253

  • 新書文庫

  • 2004年のアテネオリンピックに合わせて出版された本。
    オリンピックの起源である古代ギリシャのオリンピックについて10人の研究者が、最新の考古学・歴史学の成果を元に様々な側面からその実像を浮き彫りにする。

    内容は、オリンピックの起源、発祥の地オリンピアの発見と発掘までのエピソード、祭典としてのオリンピック、競技者や競技内容、ヘレニズム、ローマ世界でのオリンピックの変容が網羅されており、これ一冊で古代オリンピックに関する総括的な知識を得ることができる。

    私が特に興味をひかれたのが、競技の優勝者に備わると考えられた”キュドス(栄光)”の概念であった。
    競技の優勝者は、実力だけではなく神々に祝福されたこそその地位を得た事ゆえ、ある種のオーラがあるといった概念であるが、これが場合によっては、政治資本として活用されたりもしたという事はなかなか興味深かった。

    また、オリンピックの花形競技のマラソンは、ペルシア戦争の故事に由来するものであるが、この伝承の信ぴょう性に大きな問題があるという事も驚きであった。

  • 古代オリンピックの光景が目に浮かぶような本だ。
    複数の研究者が各章を書き分けているが、記述の重複の少なく、巧いMECEな構成編集になっている。本格的な研究書ではないので、史料の検証などの仔細な記述が省かれているのが逆に良く、視覚的なイメージが湧きあがってくる(NHKかBBCあたりが、CGドキュメンタリー化して欲しい)。オリンピックが人々(競技者も観戦者も)を、大きく魅了していたのは、近代オリンピックと変わりはない。そのイベントに向けた、大々的な準備 --- まずはローマの諸ポリスの休戦協定締結から始まる --- から、祭祀を含めた本番の様子、宴の後の虚脱感までが、臨場感たっぷりに描かれている。平和やアマチュアリズムの象徴に思えるオリンピックではあるが、意外にそうでもなかったらしいというので、このへんは古代も近代もあまり変わらないのか。そんな古代オリンピックの終焉は定かではないものの、数世紀間は続いていたというので、近代オリンピックより長い歴史を持つ。我々のオリンピックも、これからそんな風に育っていって欲しい。

  • 【配置場所】工大新書A【請求記号】780.69||S【資料ID】91040565

  • 資料番号:010826196
    請求記号:780.6/コ

  • [ 内容 ]
    裸の走者が駆け、戦車が競技場を揺るがす。
    熱狂する観客、勝利者の頭上の聖なるオリーヴの冠―紀元前八世紀のギリシアから古代ローマ時代に至るまで、実に千二百年近くの命脈を保った古代オリンピック競技会を、最新の考古学・歴史学の成果を踏まえて語る。
    競技の詳細、会期中の休戦、優勝者の得る利益についてなど、興味深い話題は尽きない。

    [ 目次 ]
    第1章 オリンピックの誕生(古代オリンピックの舞台を掘る;オリンピア・遺跡案内 ほか)
    第2章 祭典と競技(休戦を運ぶ使節たち―祭典の幕開け;競技者・審判・観客―オリンピアに集う人びと)
    第3章 勝利と栄光(走る、闘う;戦車競走―古代オリンピックの華 ほか)
    第4章 変わりゆくオリンピック(ヘレニズム世界とオリンピア;残照のオリンピア―ローマ時代)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 展示期間終了後の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号 780.69//Sa47

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著者プロフィール

1943年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科教授を経て、現在、東京大学名誉教授。おもな著書に『古代ギリシアの女たち』(中公新書)、『古代ギリシア社会史研究―宗教・女性・他者』(岩波書店)、『ソクラテスの隣人たち』(山川出版社)、編著に『新版世界各国史17ギリシア史』(山川出版社)、共著に『世界の歴史5ギリシアとローマ』(中央公論新社)『集中講義! ギリシア・ローマ』(ちくま新書)など。

「2023年 『歴史学の始まり ヘロドトスとトゥキュディデス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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