カラー版 古代エジプト人の世界 壁画とヒエログリフを読む (岩波新書 新赤版922)

  • 岩波書店 (2004年11月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784004309222

みんなの感想まとめ

死後の世界に対する古代エジプト人の独自の考え方が描かれており、特にお墓の役割やミイラ化のプロセスが興味深い。お墓は単なる王の崇拝の場ではなく、死後も豊かに生きるための設備であり、ヒエログリフや壁画には...

感想・レビュー・書評

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  • 先日、美術館で「死者の書」やミイラを見て、古代エジプト人の思想に触れたことから、もうすこし古代エジプトについて知れたらと思い手にしたのが本書。

    専門家ではなく、またそこまで細かい知識を求めているわけでもないので、ヒエログリフの読み方であったり、年表的な事柄は流し読みで済ませた。

    そのうえで、気になった点をいくつか。

    ①人間が誕生するときには、彼と「カー」(=生命力をあらわす霊)とが双子で生まれると考えられていた。
    古代エジプト人の観念では、人間とはカー、バー(霊魂)、影、名、肉体の五つからなるとされる。 (P.30)

    ②古代エジプト人にとって、砂漠は怖い魔物や神々の住む荒涼とした世界で、ナイル川の氾濫原が自分たちの暮らせる場所、「タア・メリイ(愛している土地)」であった。
    →ナイル川の氾濫後に残る良質な土壌=「ケメト(黒い土地)」
    →砂漠=「デシュレト(赤い土地)」 (P.49)

    ③部分事に本質を表している角度からの姿(=「正面性」)が選び出されて描かれる。
    →目は前向き、鼻は横から、肩は前から、胸は横から、ウエストは正面から、足は横から (P.69)

  • ふむ

  • 様々な遺跡がカラーで取り上げられていて、たくさんの知識を得られるしイメージもしやすくてめっちゃ良い。けどたまに筆者の謎の主観的な解釈が入ってきていらないなって思った

  • 地下墓地の壁画が、古代エジプト人の永遠の生への憧れに対する最終ラインであったこと。生前の道具や装飾品は、恐らく無くなるだろうという事を予見していただろうことを考えると、葬った側の人達の故人への思いと現実の虚無感の綯交ぜに悩んだのだろう。

  • 古代エジプトについての概要を知るために、新書だし、岩波だし、ということで購入して読んだ

    カラーで写真が多く、わかりやすい
    「パン」のヒエログリフは覚えた
    エジプトに憧れて、エジプト旅行の夢を見てしまった
    魅力的な文化だ

  • 1.古代エジプトを歩く
    2.エジプト人にとっての世界
    3.人々を描く
    4.すべてが文字になる
    5.あの世とこの世
    6.壁画をめぐる
    オールカラー。

  • 壁画、レリーフ、ヒエログリフ(聖刻文字)と、遺跡の写真がある。
    ヒエログリフについては、男、女、人、からだの部分、動物・鳥とその一部、植物、建物、船、家具、道具などの一覧がある
    本書を読んだだけでは、ヒエログリフの解読はできないが、見るたのしみのきっかけにはなりました。

  • ピラミッドはこうですよ~
    神様にはこんなのがいますよ~
    というエジプト本が多い中、
    エジプトの人がどんなことを思って生きていたのかに重点が置かれており、
    大変刺激的な一冊でした。
    写真も豊富で、今まで読んできた中で一番気にいった新書かもしれません。

  • 綺麗なカラー写真で古代エジプトの壁画やヒエログリフが解説してあります。
    風化して色褪せた遺跡の写真や白黒の本から受けるイメージとは違った、色鮮やかな古代エジプトの世界が魅力的でした。

  • 半分以上を写真が占めているが、どれもカラーで綺麗なものばかりなので容易にエジプト世界に惹き込まれる。特に壁画の正面性の話や王が死後神々に迎えられる話などが面白い。ヒエログリフは表音と表意を組み合わせたものらしい。「死:の文字の話が興味深い。何気なく見ただけでは気づかないエジプト壁画の面白さを伝えてくれる良い本だと思う。(07/06/06)

  • 壁画の写真がめっさきれい。
    個人的には死んだ後の話とかがおもろかったな。

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著者プロフィール

古代エジプト壁画研究科。東洋大学文学部西洋史学科卒。『古代エジプト人の世界』『ナイルの遺産』『ナイルに生きる人々』『古代エジプトの神秘を追いかけて』など、著書、共著多数。

「2017年 『WONDER MOVE 古代文明のふしぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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