古代エジプト人の世界―壁画とヒエログリフを読む (岩波新書 新赤版 922)
- 岩波書店 (2004年11月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004309222
作品紹介・あらすじ
ナイルのほとりに生きた古代エジプトの人々は、王や神々の姿、死後の世界、そして現実の生活を美しい彩色画で描き、ヒエログリフ(聖刻文字)で書かれた文を添えて神殿や墓の内部を飾った。三千年にわたる王朝時代の遺跡をめぐり、今は撮影できないものを含む鮮やかな写真で紹介しながら、壁画が表現する世界を読み解いていく。
感想・レビュー・書評
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様々な遺跡がカラーで取り上げられていて、たくさんの知識を得られるしイメージもしやすくてめっちゃ良い。けどたまに筆者の謎の主観的な解釈が入ってきていらないなって思った
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地下墓地の壁画が、古代エジプト人の永遠の生への憧れに対する最終ラインであったこと。生前の道具や装飾品は、恐らく無くなるだろうという事を予見していただろうことを考えると、葬った側の人達の故人への思いと現実の虚無感の綯交ぜに悩んだのだろう。
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古代エジプトについての概要を知るために、新書だし、岩波だし、ということで購入して読んだ
カラーで写真が多く、わかりやすい
「パン」のヒエログリフは覚えた
エジプトに憧れて、エジプト旅行の夢を見てしまった
魅力的な文化だ -
1.古代エジプトを歩く
2.エジプト人にとっての世界
3.人々を描く
4.すべてが文字になる
5.あの世とこの世
6.壁画をめぐる
オールカラー。 -
綺麗なカラー写真で古代エジプトの壁画やヒエログリフが解説してあります。
風化して色褪せた遺跡の写真や白黒の本から受けるイメージとは違った、色鮮やかな古代エジプトの世界が魅力的でした。