チェーホフ (岩波新書)

著者 : 浦雅春
  • 岩波書店 (2004年12月21日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309260

作品紹介

日常に生きる人びとの悲喜劇をやさしく見守り、穏やかで端正な作品を残したチェーホフ。そんな慎ましやかで愛すべき作家の相貌の裏には、「無意味」の深淵をのぞいた「非情」な世界が秘められていた。この世界からの脱出はいかにして可能か。没後百年の今、現代の抱える課題を先取りした作家の深層を、作品と生涯から具体的に読み解く。

チェーホフ (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • チェーホフ入門書というより、著者・浦雅春があとがきで、「もともと伝記を書くきはなかったが、・・・・ぼくは、なるたけ自分がおもしろく思い、関心がもてるものだけを書こうとした。チェーホフの作品が何を意味しているのか、彼の作品からどんな問題を引き出せるか、というのがぼくの最大の関心事だった。」と語るように、彼の人生の紹介、各作品の簡単な紹介よりも、より深く、その作品の分析に重きを置いた作品。

  • [ 内容 ]
    日常に生きる人びとの悲喜劇をやさしく見守り、穏やかで端正な作品を残したチェーホフ。
    そんな慎ましやかで愛すべき作家の相貌の裏には、「無意味」の深淵をのぞいた「非情」な世界が秘められていた。
    この世界からの脱出はいかにして可能か。
    没後百年の今、現代の抱える課題を先取りした作家の深層を、作品と生涯から具体的に読み解く。

    [ 目次 ]
    第1章 作家チェーホフの誕生(チェーホフとその時代;ひそかな父親殺し;届かない手紙;カメレオンとペンネーム)
    第2章 サハリンへの旅(感情からの逃避;石と化したこころ;「退屈」と意味;仮死と再生の旅―サハリン)
    第3章 コミュニケーションへの渇き(ナンセンスな世界;主人公の消失―『イワーノフ』から『かもめ』へ;小説の文体、戯曲の構造;呼びかけと応答)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 1Q84で有名になったサハリン行が重大な転換点となっている。

  • 本書ではチェーホフの作品を「父親殺し」、「中心の喪失」、「対話不全」、「意味からの自由」などの観点から分析しています。単純に読んだだけではその魅力がモヤモヤした感のあるチェーホフの作品。作品を読んだり観たりする前に、そして後に本書を読むと、味わい方が豊かになってくること間違いないです。

  • 高校のときに現代文で引用されていたフレーズが
    気になって調べる時に読みました

    受験直前だったけど

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