多民族国家 中国 (岩波新書)

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著者 : 王柯
  • 岩波書店 (2005年3月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309383

作品紹介

古代、中華文化の形成期に主役を演じたのは、周辺から入ってきた異民族の人々であった。以来、中華文化が多民族的性格をもって継承されていったため、中国は一貫して多民族国家であった。現在五五の少数民族が存在しているが、そこにはどのような問題があるのか、そしてその解決策は?伝統と開発、宗教、国際関係等から多面的に分析する。

多民族国家 中国 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 中国の民族問題というと漢族による少数民族抑圧というのが通俗的なイメージだが、筆者は「中華文明」は元々漢族も他民族も包含していること、「中国=漢民族国家」という意識は清朝末期の革命派と中華民国期に形成されたものに過ぎない、とする。PRCの民族政策については擁護気味だが、漢族地域との経済格差や近代化による伝統の消失という問題点にも触れており、現代中国の知識人や官僚の平均的な意識といったところだろうか。確かに本書ではチベット族やウイグル族を巡る問題は十分語っていないが、独立を求めず中国国民として(時には少数民族としての特権も享受しつつ)普通に生きる少数民族の経緯や現状について知るには適している。

  • 【資料ID】18234
    【分類】316.822/W37

  • 日本語がよくわからない。それと現代中国や、中国史に対する筆者の価値観もよくわからない。スタンスを明確化させないと新書としての価値がない。

  • 中国は誰でも知っているように56民族で構成されている。そのことを少数民族という。少数民族というのは自分たちの文化、言葉、習慣などを持っていながら国籍は中国ということである。私もその中のひとつー朝鮮民族である。
    中国国内では少数民族に対し、いろんないい制度が作られているが、少数民族の経済格差や民族差別などが長年にわたって政府の課題になっている。
    去年、中国のチベットで暴乱がおきた。それも政府に対する反発ではないだろうか。中国の少数民族問題を早く解決することを願っている。

  • チベット問題に興味があって図書室で借りました。

  • 早く読みたい本。中国に関わることをしているのだったら、常識として知っておきたい背景が整理されている。多くの異民族が構成してきた地理的範囲がいまの90%以上漢民族という中国になる過程は、頭に入れておきたい。

  • 中華システムの神髄は「礼」というシステム
    「礼」を詳しく記述した文献は「周礼」「礼記」「儀礼」の三礼。「周礼」によると「礼は親疎の区分、善悪の識別、異同の選択、是非の弁別の根拠である。礼の順守とは、他人の悪口をいわず、安易な言論を慎み、身分に相応しくないことなら動かず、他人を侮らず、軽率に行動しないということである。(曲礼)

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